ゴスペラーズライヴ2008
2008/11/19 新宿シアターアプル 2/2


15分の休憩を挟んで、第2部開始

村上「休憩があるのは、シアターアプル特有のもの。
  別にゴスペラーズが休憩を挟まないと、やれなくなったっていうわけじゃないからね。
  ほら、前例を作っておくっていうのが大事じゃん?」
安岡「あとになってから、"あの時休憩入れたね"って言えるってことね」
村上「今回のライヴは2部制。これもコマ特有」


実は久々です

村上「アカペラを久々にやってどうだった? 黒沢は?」
黒沢「久々にやってみて、アカペラもいいなあって思った」
村上「5年やってないからな」
黒沢「うん。久しぶりにやって、やってもいいなって思った」
安岡「久々なのはいろいろ事情があったからなんだよ。いろんな事情が」


リハでの失敗談

北山「アカペラツアーの時はこれ(手で持つマイク)じゃなくて、
  演技の邪魔にならないようにここに(ヘッドセットマイクでいいのかな?)つけてるんだよね。
  今回は手に持っているから、どうしてもこうしちゃって(顔に近づけて)、
  台詞を言う時・・・リハの時、何度も"うわっ、近すぎた"って慌てて放した」
村上「リハの時、俺もマイク忘れた。最初ってマイクスタンドについてるんだけど、
  マイクを取らずに移動しちゃって(『When you were〜』に入る前・・・
  マイクスタンドからマイクを取って、舞台中央まで進むという再現をしながら)、
  "マイク忘れた"って(取りに戻るフリもしてました(笑))」
黒沢「俺も忘れた。歌い出そうとしたらマイクなくて、どうしようかと思って、そのまま歌った」


バッサリ。

村上「みんなはゴスペラーズが好きだから来てくれてるんだろうけど、
  演技をしているゴスペラーズって、正直どうなの?」
ここは観客の回答を待たなかった気がします。
村上「酒井は?」
酒井「いいけど、なんか毎回重い役が多い」
村上「どんな役ならいいんだよ」
酒井「明るい役」
村上「明るい役ってどういうヤツ?」
酒井「歯を持って、"はもり"とか」
この前に、もうひとつなんか可笑しいこと言ったんですが、そちらは憶えていません。
ちなみに酒井さん。上の発言は、自分で自分の歯を持ちながら言っていました(笑)

安岡?「それは明るい役じゃなくて面白い役でしょ!」

安岡「酒井さん、ゴスペラーズの公演なのに役を選ぶんだ!
  社長に呼び出された時、"台本を読んでから答えさせて頂きます"って」
酒井さん、ステージの前の方まで出ていて、どこか宙(壁?)を見つめながら、謙虚な口調で。
酒井「もちろんやらせて頂きます! ゴスペラーズのためならどんな役でもやらせていだだきます」
北山「どこ見て話してんだよ!」
北山さんだけでなく、他のメンバーから突っ込みが入っても、まったく無視して酒井さんは話し続けていました(笑)
酒井「与えられたら、どんな役でもやります」
ひととり言い終わったタイミングで。
村上「・・・おまえのやるネタって、テレビばっかなのな」
酒井「その方がみんな判りやすいかと思って」


黒ぽん、最高!!

村上「じゃあ、酒井座長でやろうか。酒井が原作考えて」
酒井「俺が考えるの?」
村上「酒井の案で」
安岡「原作じゃなくていいから! 原作じゃなくて原案でいいから!」
酒井「・・・ちょんまげとかでもいい?」
メンバーが頷くのを見て。
酒井「シアターアプルの楽屋に行く時、階段を下りてコマ劇場の通路を抜けて行くんだけど、
  その廊下に時代劇の鬘がいっぱい並んでいるところがあって、
  いつかゴスペラーズも鬘をつけてやりたいなって」
安岡?「エクザイルもエクザムライっていうのをやってるしね」
酒井「諸国を漫遊している感じで、歩きながら状況を説明しちゃうの」
酒井さん、その場で歩くフリをしながら、今日も街道を歩く云々みたいな風に、時代劇口調で状況を説明。
町娘が悪者にさらわれたという設定らしい。

安岡「説明口調なんだ」
酒井「台詞に状況説明が入ってる」

安岡「(街道を歩いているという酒井さんの説明を受けて)そこに悪者が現れて。"ものども出合え!"」
酒井「悪を見逃してはおけない」
ここで(たぶん)有名な時代劇の口上をのべたあと、
スローモーションで刀を抜く仕草をし、すれ違いざまに斬り合う安岡さんと酒井さん。
刀をしまうと、酒井さんの背後でステージに倒れる安岡さん・・・に駆け寄る黒沢さん!

黒沢「憶えてろよ!」
安岡さんを助け起こしながら捨て台詞を言うと、ふたりで袖に走り去りました(笑)

ここは酒井さんがステージ中央あたりにいて、残りの村上さんと北山さんが袖近くで固まっていて、
さて、町娘役は残ったふたりのうちどっち?とかドキドキ(期待)していたら。
袖にはけたハズの黒沢さんが走り出てきて、酒井さんに駆け寄ると、

黒沢「(裏声で)ありがとうございました!」
ええええ!? 黒沢さん、悪役の片割れだったじゃん!(笑)
私たちも爆笑だったけど、酒井さんも意表をつかれたのか、膝をついて笑っていました(笑)
・・・笑いすぎて、死ぬかと思いました。


黒沢「人数少ないんだから、ひとりで二役もあり得る」
北山「いや、町娘も悪役も外の人にお願いすればいいんだから」
黒沢「町娘くらいやらないと面白くない!」


村上「じゃあ、次(の曲)は、座長に決めてもらおうかな」
酒井「この雰囲気で、どうやって歌えばいいんだ! ホント、やりにくいな」
村上「(北山さんに向かって)おまえ、町娘になるなよ(ニュアンス)」

酒井「・・・プロの切り替えを見せてやる!」


そんなアナタが大好きです(『It' should've been me(that loved you)』後のmc)

村上「歌う前に酒井が"プロの切り換えを見せてやる"って言っていたけど、いい切り替えだった」
酒井「やりにくかった」
村上「できてたよ(こんなニュアンス)」
酒井「あれは自分に言い聞かせてたの」
北山「プロの切り替えって言ったの、時代劇口調になってたよ」
酒井「ホント?(苦笑)」


北山さん、すごい。

村上「シアターアプルに立って酒井、水を得た魚みたいだよな」
酒井「じゃあ、陸(おか)に上がった魚?
  "く、苦しい。魚はえら呼吸なので、陸(おか)では呼吸ができません。誰か水をください。誰か水を!"」
だんだん声が大きくなっていく酒井さん(笑)
安岡さんが水筒を手にして酒井さんの前に立ち、跪いて差し出すが受け取らないまま演技は続く。

酒井「"ウォーター。ウォーター〜!!"」
最後は手のひらを広げ、手を震えさせる酒井さん。
北山「判りにくいな!」
「ん?」となる観客(およびメンバー・・・?)
北山「最後、(『ガラスの仮面』の)ヘレン・ケラーになってた」
あああ!
っていうか北山さん。なぜそれが判ったのですか。

安岡「ああ! だからこうなってたんだ(手を震わせる仕草)。判んないから、水差し出しちゃったよ」
黒沢「で、その演技が『ガラスの仮面』の北島マヤのヘレン・ケラーのモノマネだったのね」


翌日(20日)は開き直っていたようですが。

村上「先週ぐらいからメディア・ラッシュなんだけど、皆さん見て頂けましたか?
  メディア・ラッシュと言えば、『堂本兄弟』。心理テスト、凄い結果が出たな」
安岡「ものすごくアブノーマルな人がゴスペラーズの中にいることが判りましたね」
北山「ゴスペラーズ、爆弾抱えてますからね」
村上「新宿に立つにふさわしい人間がいたな」
酒井「そこまでは普通に言っていたのに、俺だけ別録りで、教授が答えてたからねえ(不服そう(苦笑))」
安岡「優しい声で言うんだよね。"変態とは申しませんが、"って。
  あれ、明らかに変態って言ってるよね」
酒井「俺、アンケートに、一生懸命答えたのに」
安岡(or全員?)「俺たちだって真剣に答えてるよ!」
すっごい不満そうな酒井さん。っていうか、拗ねてる?(苦笑)
に、速攻でツッコむメンバーが最高でした(笑)


雄子さん

村上「『セプテノーヴァ』はスキマスイッチの常田君とのコラボ。
  この間(『バードメン』で)シンタ君と一緒にやった時、
  彼もすごいサッカーファンだって知って、今回の話をいただいた時、すぐシンタ君の顔が浮かんだ」
安岡「サッカーのいろいろやらせてもらってるよね。日韓ワールドカップでしょ?
  そのあとJリーグ100年もやらせてもらったし」
酒井「セルジオ越後さんとか」
酒井さん、黒沢さんを見ながら言う、と。
黒沢「いいシュートでしたねえ」
とモノマネを始める黒沢さん(苦笑)
酒井「判りにくかったですね。いま、黒ぽんに"セルジオ越後のものまねをしろ"と強要した訳ですね」

安岡「ワールドカップの決勝の前にワールドカップのライブがあって、
  それに出演したアーティストはトロフィーをもらえた。
  もちろん本物じゃないんだけど、これくらい(10センチくらい?)のトロフィーをもらったんだよね。
  黒沢さんがおじいちゃんになった時、孫に自慢するんでしょ?」
黒沢「(おじいちゃんキャラになって)これはな、昔若かった頃、」
黒沢さんが話し始めると、隣にいた酒井さんが食事の介護(マイム)を始めまして(何故?(笑))
しかも食べさせる酒井さんの表情が、無表情のため可笑しさ倍増。
黒沢さんも、きっちり食べるフリするし!!(笑)
そして、お盆を下げるマイムが終わったあたりで。

黒沢「(おじいちゃんキャラのまま)雄子さん、めしはまだかいの」
そうして再び給仕のマイムを始める酒井さんでした(笑)
ちなみにここも酒井さんは、嫌そうじゃなくて、やる気のある無表情(?)でした。


記者会見?

村上「もう一度紹介します。柏原直人! じゃあ、もう一度これからの予定を言って」
袖から登場した柏原さんが入ったのは、酒井さんと北山さんの間。
村上さんが予定を訊くと同時くらいに、酒井さん、北山さんふたりとも柏原さんの前にマイクが差し出しました。
その様子を見て。

黒沢「あっ、記者会見? カシャカシャカシャ」
最後のシャッター音を最初は声に出して言っていたんですが、
柏原さんが話し始めると、声にかからないように囁き声になっていました。
(これは話し終えるまでずっと言い続けていました(苦笑))

柏原「王子小劇場というところで、『俺たち、忠臣蔵部』という舞台をやるので見に来てください」
酒井「それは仇討ちをする部ということですか?」
柏原「説明が足りませんでした」
お約束な展開に、みんな爆笑。
でもここで柏原さんがなんて言ったかは、もう憶えていません(笑)

北山「では恋愛をする部ということですか?」
柏原「説明が足りませんでした。そのどちらもある舞台になってますので、是非見に来てください!」


座長

この日の発声。
村上「発声は、座長」
ここで観客からも「よっ、座長!」という声が飛ぶ(笑)
酒井さんはスーツの内ポケットから文書を取り出すような仕草をして、歌舞伎とか狂言の口調をマネて。

酒井「今日は皆々様、ご来場、誠にありがとうございました」
とかなんとか(やっぱり曖昧(苦笑))言って、全員揃ってのお辞儀でした。
酒井「本日のゴスペラーズの公演は終了いたしました。皆様、お忘れ物のないようにお帰りください」
こんな感じのことをアナウンス嬢口調で(裏声っぽかった)話しながら袖に消えていく酒井さんでした。

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