『The Gospellers Works』


他アーティストの曲をカバーしたり、
個人で他アーティストとコラボレーションをしたりした曲を集めたコンセプトアルバム。

それぞれのアルバムを収集していた人にとっては、
ちょっと切ない気持ちになるアルバムでもあります。
私的には、嬉しい気持ちと「ああああ(泣)」という気持ちが半々でした(苦笑)

邦楽のカバー曲に関しては、世代という壁に加え、私がとことん苦手としている人が多いため、
こうしてゴスペラーズがカバーしなかったら、
一生知ることがなかった(聞き込むことがなかった)だろう曲が多いので、
良い機会になっているなあ、なんて思います。
そういう契機になるということと、新しいゴスペラーズの一面も見られたりするので、
収集は大変ですが、またどんどんトリビュートアルバムなどに参加して欲しいですね。



line



『Stand By Me』
【Music & Lyrics:Ben E. King, Jerry Leiber, Mike Stoller/編曲:ゴスペラーズ】

超有名な、Ben E. Kingのカバー。

三井住友フィナンシャルグループのCMソング。
TVだけでなく、ラジオCMとしても流れていたため、運転中にドキっとすることも(苦笑)

ゴスペラーズバージョンは、このアルバムにて初収録。
好きな曲ではあるんですが、高校時代からのトラウマ曲なので、耳にするたび微妙な気持ちになります。

『SOUL POWER 2008』では、この曲と『贈る言葉』を組み合わせていたとか(苦笑)
それは・・・ちょっと聴いてみたかったです(苦笑)


『It Still Matters〜愛は眠らない』(ゴスペラーズ with Howie D.)
【作詩・作曲:Haward Dorough , Genzo , Cheryl Yie , 安岡優/編曲:K-Muto】

こちらにあります。


『夏のクラクション』
【作詞:売野雅勇/作曲:筒美京平/編曲:井上鑑】

『popular music 筒美京平トリビュート』で、筒美さんからリクエストされてカバーした曲。
オリジナルは、稲垣潤一さん。

初生聴きは、『ハモリ倶楽部』ツアーにて。


『ギタリズム』(加藤登紀子×村上てつや)
【作詞:加藤登紀子/作曲:宇佐美秀文/編曲:島健】

加藤登紀子さんのアルバム、
『シャントゥーズU〜野ばらの夢〜』に収録されているデュエット曲。

『笑っていいとも』で、村上さんの締め切りを加藤さんにバラされたのがこの曲じゃなかったか、と(苦笑)
『狂詩曲』とほぼ同じ頃に作られたためか、なんとなく雰囲気が似ている気がします。

運良く『セルゲイ』名古屋公演にて生で聴けたのですが、
これよりも『時には昔の話を』の印象の方が強くてギャフン(古い(苦笑))


『うつぼかずら』(Fairlife featuring ゴスペラーズ)
【作詞:春嵐/作曲:浜田省吾/編曲:水谷公生】

Fairlifeのアルバム『パンと羊とラブレター』に収録。

こちらは当時放送されていたレギュラーラジオで耳にして以来、脳内ヘビロテになってしまったため(←?)、
観念してFairlifeのアルバムを購入しました(『沈まぬ夕陽』と同じパターンですね)

初生聴きは、2008年の苗場公演。
曲が元々好きなことに加え、振りつけも私好みだったので、
シアターアプル(2008年)で再び見られた時は本当嬉しかった・・・!!
(なんというか、Set Listに入りにくそうな曲ですよね(苦笑))


『思い込み』
【作詞:小椋佳/作曲:星勝/編曲:笹路正徳】

小椋佳デビュー35周年記念企画アルバム、『小椋佳トリビュート〜青春〜』に収録。

NHKの『夢・音楽館』で共演したのがきっかけとなり、トリビュートアルバムに参加することになったそう。
(この時の『シクラメンのかほり』のアレンジは神!)

この『思い込み』は歌詞が異なる2つのバージョンが存在し、
その中からメンバーが歌いたい歌詞を選び、再編成してあるそうです。
その中でも、酒井さんの歌う歌詞を歌いたいメンバーが多かったため、
じゃんけんをして、勝利者である酒井さんが歌うことになったとのこと。

初聴きは、当時のレギュラーラジオである『Soul Connection』。
完全版を聴きたいと思ったきっかけは、村上さんのリードだったんですが←あれ?(苦笑)
通して聴いてみると、リードの移り変わる順番がすごく好きで。

全員のコーラスではじまるのも、
村上さん→北山さん→酒井さん→安岡さん→黒沢さんの順でボーカルがチェンジしていくのも。
というか、この順番がこの曲すごくハマっている気がします。


『The Longest Time』
【Music & Lyrics:Billy Joel/編曲:ゴスペラーズ】

ビリー・ジョエルのトリビュート・アルバム、『WANNA BE THE PIANO MAN』に収録。

高校時代、村上さんと黒沢さんが文化祭で歌った曲。
この時、村上さんが黒沢さんを誘ったのがすべてのはじまり。
そう思うと、ターニングポイントになっている大切な曲。
そこでリードを取っているのが酒井さんっていうのがまた、
「この5人でゴスペラーズだよね」って思うというか(意味不明(笑))、「リーダー憎いな」というか(苦笑)

ゴスペラーズ全員、すべてのパートを歌えると話していた気がします。


『CHATTANOOGA CHOO CHOO』(島健 featuring ゴスペラーズ)
【Music:Harry Warren/Lyrics:Mack Gordon】

島健さんのコラボレーションアルバム、『Shimaken Super Sessions』に収録。
オリジナルはグレン・ミラー楽団。

コーラスがものすごく難しいんだとメンバーがラジオで話していましたが、
(酒井さんにリードを譲った村上さんが、もの凄く難しいコーラスを担当しているらしい(苦笑))
そういうことはさておき(ひどい)、聴いていてとにかく楽しいテンションが上がる曲(笑)
アウトロに近づくにつれ、愉快になってしまいよく笑ってます。

テンションあがると笑っちゃうタイプ(危険(笑))

生で聴くならば、すべて生演奏でお願いしたいので、
希望通りのものを目にするのは、ちょっと厳しいかな〜なんて思っています。

余談ですが、こういう曲を「難しい!」なんて言わないで、
さらっとやれてしまったら、もぉぅの凄く格好いいと思うんですけどね〜。
(難しいのは聴いていても判りますよ?(苦笑))


『Rebirth』(Kitago-yama)
【作詩:安岡優/作曲:北山陽一・多胡淳/編曲:多胡淳・北山陽一】

アニメ『エンジェル・ハート』の挿入曲?
アルバム『エンジェル・ハート ヴォーカルコレクションVol.1』に収録。
Kitago-yamaは、北山さんとTRY-TONEの多胡淳さんのユニット。

多胡さんは、今のゴスペラーズになる前の、オリジナルメンバー(だったハズ)

私が住む地域では放送されていなかったこともあり、
北条司さんの『シティ・ハンター』の続編である『エンジェル・ハート』だと知ったのは、
このアルバムが出てからでした・・・orz。


『沈まぬ夕陽』(ajapai featuring 酒井雄二)
【作詞:酒井雄二/作曲:T. MORI】

ajapaiのアルバム『unaffected』に収録。
そして高確率で『沈まぬ太陽』と間違える曲(遠い目)
(先に憶えた『沈まぬ太陽』(山崎豊子著)の印象が強いんですよね)

最初に聴いたのは、Ajapaiと酒井さんがゲスト出演された『Soul Connection(2006/6/10放送)』。
録音したラジオを何回か聴いていれば満足するだろうと軽く思っていたのですが、
予想に反してスルメソングになり、仕事中に脳内で流れ続けるという状態になったため、
「こりゃあ買えってことだな」と、腹をくくってCDを購入しました(苦笑)

前出のラジオで、「"とりあえず踊り明かそう"、"盛りあがれ"という感じ」と話していたので、
底抜けに楽しい曲なんだろうなと(勝手に)想像していのですが、そう・・・でもなかったですね(苦笑)

歌詞中に出てくる単語が「Sunrise」じゃなくて「Sunset」だったり、
("(夜を)踊り明かそう"なのだから、「Sunset」であって当然なのですが)
ちょっとひねた言葉が最後に登場するあたりが、
ただ楽しいだけという曲にしていないというか、なんというか。
(らしいっていえば、それこそらしいんですけど(苦笑))

言葉の選び方とか、韻を踏む感じとかも、まさしく"酒井さん"という感じで良いです。

余談ですが、歌詞にある「Tower lights」の"Tower"は、東京タワーのことだそうです。
この歌詞自体、東京タワーのオレンジの灯りを見て、連想したとか(@『Soul Connection』)

酒井さんひとりがゲスト・ヴォーカルというのは珍しい気もしますが、
酒井さんの男っぽい声が好きな方は、(そうでない方も)是非。
ちなみに。
岡村靖幸さんをフィーチャリングしている曲も
三浦大知君をフィーチャリングしている曲も良いので、
興味のある方は是非、ajapaiのCDも聴いてみてくださいませ←回し者?


『満天の星の夜』(黒沢薫 duet with 夏川りみ)
【作詩:安岡優/作曲:黒沢薫・妹尾武/編曲:K-MUto(SOYSOUL)】

夏川さんと黒沢さんのデュエット曲。
黒沢さんのソロアルバム『Love Anthem』と、
夏川さんのアルバム『RIMITs〜ベスト・デュエット・ソングス〜』にも収録。

この曲はたぶん生歌いは聴いたことがないような・・・。
たぶんですが(苦笑)


『流星』(Jazztronik featuring 黒沢薫)
【作詞:黒沢薫/作曲:野崎良太】

Jazztronikのアルバム『CANNIBAL ROCK』に収録。

作詞は黒沢さんなのですが、ものすごく苦労した曲なのだそうです。
その経験がソロ活動に反映されているのだとか。

私的には、ゴスペラーズサイドから知ったか、
葉加瀬太郎さんサイドから知ったか(実は結構好きだったりする)、微妙なところだったり。

『ハモリ倶楽部』ツアーで初聴き・・・だったのですが、
後日、この曲と『沈まぬ夕陽』と入れ替わったと聞いて、盛大に崩れ落ちました。
次ツアー『15周年漂流記春夏』で『沈まぬ夕陽』を生で聴けたので、わだかまりはとけましたが、
『ハモリ倶楽部』終了後は、しばらくリーダーを恨んでましたね(笑)


『タクシーと指輪とレストラン』(村上てつや)
【作詞:安井かずみ/作曲:加藤和彦】

トリビュートアルバム、
『あの頃、マリーローランサン2004 A TRIBUTE TO K.Yasui & K.Kato』に収録。


『Dance If You Want It』(ゴスペラーズ featuring ナニワエキスプレス)
【作詞:久保田利伸/作曲:久保田利伸・Rod Antoon】

久保田利伸さんのトリビュートアルバム、
『SOUL TREE〜a musical tribute to toshinobu kubota』に収録。
邦楽カバーで、原曲を先に聴いていたのは、この曲のみ。

トリビュートに参加すると決まった時、酒井さんがこの曲を強く推したのは有名な話(ですよね?(苦笑))
原曲よりも濃くしてしまおうということで、ナニワエキスプレスと共演しています。
実は原曲よりもこのアレンジが好みだったり(笑)

『号泣』ツアーの時、サビ部分に揃った振りがあり、その振りつけが好きだったのですが、
『SOUL POWER 2006』ではジョイント曲だったためか、振りつけがなくなっていて、ちょっと残念でした。
ついでに『号泣』ツアーでは、なりきり曲でもありました。
舌を噛みそうになったのは、良い思い出←?(笑)


『Tシャツに口紅』
【作詞:松本隆/作曲:大滝詠一/編曲:田辺恵二】

トリビュートアルバム、『SUZUKI MANIA〜Masayuki Suzuki Tribute Album〜』に収録。

トランペットはラッツ&スターのオリジナルメンバーである桑野信義さん。

この曲はトリビュート、『号泣』ツアーよりも、
鈴木雅之さんとゴスペラーズで出演した『MUSIC FAIR』で共演した時の印象の方が強いです。
黒いスーツでマイクスタンドを使って歌うメンバーが格好良いっていうか、私好みなのです。


『スローバラード』
【作詞:忌野清志郎・みかん/作曲:忌野清志郎・みかん】

オリジナルは、RCサクセション。
アルバム『"RESPECT!" The 30th anniversary of KIYOSHIRO IMAWANO』に収録。

忌野清志郎さんの名前を見ると、連想ゲームで木根さんが浮かんでしまうのがいけない(苦笑)
(判る人だけ判ってください(苦笑))

なんていうのは置いておいて。

この曲のみ、忌野清志郎さんの30周年記念ライブで歌ったライブ版です。
スタジオ版を聴いたことがないからかもしれませんが、生で聴いた方が良い曲だと思っています。
2008年の苗場公演、『ハモリ倶楽部』ツアー日本武道館公演で聴いて、
その思いはさらに強くなりました。

村上さんの気合いの入った歌声に鳥肌が立つこと多々な曲。


『A HAPPY NEW YEAR』
【作詞・作曲:松任谷由実/編曲:北山陽一】

アルバム『Dear Yuming〜荒井由実/松任谷由実カバー・コレクション〜』に収録。

『Beginning』『今日が終わる前に』に次いでの撃沈ソング(笑)
もうね、この3曲を連続して生で聴けたら、マジで死ねます。

意気地なしなので、『今日が終わる前に』は生では聴きたくないですもの←酒井ファン?
(周りに迷惑をかける可能性がね、怖いんです(苦笑))

季節限定曲なので、生で聴くのは無理だろうと諦めていたのですが、
2008年の苗場公演にて念願が叶いました。
しかも『A HAPPY〜』と『Beginning』が続くという大判振る舞いっぷりに、
ずっとおかしな笑いを洩らしていた模様です←危険人物(笑)

とにかく、酒井さんがあの声で(しかもアカペラで)、
この歌詞を歌っているということ自体が反則の曲(言い切ったよ、この人(笑))


------------------------------------------------------------------
参考:『ON THE ALBUM』(2007/10/27、11/3)
『PATi PATi』(2007年 号数不明)

2009/10/5


ブラウザを閉じてお戻りください。

トップへ戻る