『NAOTO KINE Talk & Live 15th Anniversary Special』
2007/12/21 渋谷:duo MUSIC EXCHANGE(1/2)


どこぞの司会者を彷彿とさせます(あるいは"遠くから来た"自慢)

いきなりマイクをマイクスタンドから取り外し、観客からステージに向かって左手側に歩きはじめる木根さん。
木根「外は、雨が降ってきたのかな?」
観客より「降ってます」
木根「雨の中、ありがとうございます」
観客より「雪でした」
木根「え? 雪降ってる?」
観客より「福島(県)は」
木根「なんだ、福島ね。福島から来たの?」
観客より「夜行で帰ります」
木根「夜行で帰るのね。・・・もっと遠いところから来た人」
手をあげた観客に向けて。
木根「どこから来たの?」
観客より「秋田です」
木根「秋田! 遠くからありがとうございます。夜行で帰るの?」
観客より「泊まりです」
木根「さすがに泊まりだよね。・・・ほかにいますか?」
今度は逆側で手があがったので、右側に移動する木根さん。
木根「どこ?」
観客より「札幌です」
木根「札幌!?」
さすがにそこより遠い人はいないだろうということで、ここで終了でしたが、
こうして中央から移動してくださる木根さんが嬉しい(苦笑)


タイムキーパー、この日も登場

木根「今日も何組かゲストが出てくれる予定になっているので、
  話しすぎないように、タイムキーパーをやってくれる人を呼びたいと思います」
どちらが先だったか憶えていませんが、
この日も徹貫さんと重盛さんのふたりが、トナカイ姿で登場(苦笑)
徹貫さんはトナカイの頭の被りもの(顔の見えるもの)で、重盛さんはトナカイ色のワンピースだったような。
その徹貫さんの被りものの角が、座ったとき重盛さんに当たってしまったため。

徹貫「外しても良いですか?」
木根「当たっちゃうのね」
徹貫さんか観客から「(木根さん)被って!」
木根「俺が被るの?」
当然、拍手喝采(笑)
木根さん、自分の髪をさわりながら。

木根「見えないかもしれないけど、これでもいちおう固めたりしてるんだよ? だから被りません」


そうは言われても。

木根「タイムキーパーで来てるのに、昨日はぜんぜん役に立ってなかったからね」
徹貫「じゃあ今日は、どんどん進めていきます」
会場内から大ブーイング。当然ですね(苦笑)
木根「いま、こっち側(観客席を指して)ぜんぶ敵に回したね」
徹貫「もともと味方じゃないですから。いない方がいいって思ってるでしょ?」
あ、あはははは←誤魔化しきれてない。
木根「長くやって欲しい人もいるから、そういう人からしたらそうだろうけど、ほら、長くやられると困る人もいるわけだから。
  会場の人とか、スタッフとか、ね?」
そう言われても「えー」っていう空気のままだったからか。
木根「僕がお願いしてきてもらってるから、あんまり冷たいこと言わないで」


徹貫さんからの質問(相変わらず木根さんの回答は遠回りです)

徹貫「木根さん、今年でソロになってから15周年を迎えた訳ですけど、
  この15年の間に新しく影響を受けた人とかっていますか?
  今日も楽屋で歌ってましたけど、楽屋はね、もっと面白い。
  ギターを弾きながら歌ってるんだけど、古い歌を歌ってる時は、もっといきいきしてるし、キラキラしてますね」
木根「それ、小室にもまったく同じこと言われたことある。"木根、ホントに音楽好きなんだね"って」
徹貫「そういう子どもの頃に受けた影響とかじゃなくて、その後ですね」

木根「その時その時で影響を受けてるから・・・
  最初はフォークに影響受けて、ギターに憧れてギターをやるようになって。
  ギターが弾けるようになったら、ピアノを弾けるのが恰好いいなって思って、ピアノをやってみたり。
  そしたら今度はデュオが恰好いいなって思って、ふたりでやってみたり、
  バンドもいいなって思ってバンドを組んだりしてきてるから、ずっと影響を受け続けているよね」

木根「今はこうしてソロでやってるけど、
  "ふたりでやれ"って言われたら、ふたりでやる自信もあるし、
  3人組、5人、6人(ここ人数曖昧です)・・・最後が3人かな?ってやってきてるから、
  どの形でもやれる自信はあるよ?」

木根「いまの憧れは、レッド・ツェッペリンのベース」
徹貫「50歳になっても憧れを持てるってすごいですね。正直、もう憧れたりとかしないですもん」
木根「まだバンド組んでみたいって、50になっても思うもんね」

木根「これはずっと前から思ってるんだけど、
  ドラムとベースとピアノで・・・3人で楽器が弾けるバンドがやりたい」
徹貫「いまだって3人組やってるじゃないですか!」
木根さんと徹貫さんの言葉を受けて、会場が笑ったため。
徹貫「この笑いはどういう笑い? 今の3人組に対しての笑い?」
木根「いやいや。組みたいバンドの方にしておこうよ。
  ・・・絶対この中でメールとかする人がいるから、あとからが怖いもん」

木根「○○(バンド名。憶えてこられませんでした(汗))っていう、
  ドラムとベースとピアノっていう編成のバンドに憧れてるから。
  ○○に影響を受けてるから、日本語じゃ歌わないの。
  でも英語もできないから、でたらめ英語。
  英語じゃないからでたらめ英語っていうのはおかしいか。雰囲気ね。
  時間があったらそういうのをやってみたいんだけど、忙しくてなかなかやってる時間がないんだよね」

木根「どうしても感受性が豊かな頃に聴いていた音楽の影響って大きいから、
  それじゃいけないと思っていろいろ聴くようにしてるんだけど、
  どうしても"これ(新しいもの)よりもあっち(フォーク)の方が良い"って、無意識に思っちゃってるんだよね」


ライフワーク

メンバー紹介のあと。
(メンバー紹介は1日目と変わらないので除きます)

木根「・・・しゅうちゃん、なにか言いたいことあったら、言ってくれていいからね」
中村「すごく前に戻るけど、いいですか?」
木根「いいよ」
中村「さっきの話ですけど・・・前のツアー中、僕と阿部薫さんに向かって、
  "コミックバンドやろうよ"って、しつこく言ってましたよね?」
木根「ホントに、すっごく戻ったね。でも、言ってた(苦笑)」

木根「コミックバンドもやってみたいけど、そっちの方の才能が・・・
  なんとなくあるような気がしてるから、怖くてやれないんだよね。
  それに行っちゃったら戻って来れなさそうでしょ?
  Talk & Liveはいまと変わらないのに、コミックバンドは即売・・・イン武道館とかだったら、つらいでしょ?」
徹貫「会場が武道館だったら、もうTalk & Liveはやってないでしょ?」
木根「やってるよ!」
徹貫「やってないですよ!」
木根「やってるよ〜。だって、この僕が"やる"って言ってるんだから!」


『Hello Mr.Monkey』再び

木根「"Hello Mr.Monkey〜"(裏声で)っていう歌、あったよね? ハコバンですごく良く歌った。
  僕はコーラスだから高い声なんだけど、ウツは普通の声で」
徹貫「どうしてそういうことを言っちゃうんですか。ウツさんは言って欲しくないかもしれませんよ?」
木根「"Hello Mr.Monkey"を歌っていたことを隠すの? そんなこと隠すなよ〜。僕は話すからね」


そんなアナタが大好きです

徹貫「TMで『SPEEDWAY』というアルバム、出ましたよね?」
木根「聴いてくれた?」
当然、拍手(苦笑)
木根「・・・曲だけで言ったら、僕の曲が5曲も入ってて、"大丈夫なのかな?"って思っちゃうんだけど」

徹貫「すごい楽しそうでしたよね。3人だけの作業で大変そうでしたけど、すごく楽しそうにやってましたよ」
木根「うん。大変だったけど楽しかったね」
徹貫「宇都宮さんと木根さんが並んでコーラスを入れてるのを見て、
  "このふたりは、ずっとこうやってコーラスとか入れてきたんだろうなあ"って思ったら、
  ちょっと涙ぐみそうになりました」
木根「コーラスは一緒に入れることがあるからね。・・・てっちゃんとやる時もあるけど」
徹貫「その時、小室さんは食事でいなかったんですよ」

木根「そう。ウツは大変だったかもしれないけど、僕と小室はすごく楽しかった」
徹貫「ふたりは楽しかったんですか?」
木根「もちろん僕たちも大変だったんだけど、ウツはボーカルだから。
  やっぱり歌を入れるっていうのは、楽器を弾く僕らとはぜんぜん違うからね。
  だからといって、僕らが楽だっていう訳じゃないよ? 判るでしょ?」

木根「僕らと歌に対する捉え方も、あいつは違うだろうし。
  あいつは歌が本職だから。ライヴ前とかも、あいつはそんなに歌ってないでしょ?」
徹貫「でも木根さん、今日も歌ってますよね?」
「ああっ!」っていう表情になる木根さん(笑)
木根「いや、だからって僕が手を抜いてるっていう訳じゃないよ?」


ゲスト1人目(汚い話ですみません)

徹貫「じゃあ、そろそろゲストに行きましょうか」
木根「千綿ヒデノリさんです!」
千綿「木根さん、15周年、おめでとうございます!」
颯爽と登場した千綿さんが木根さんに手渡したのは、ウコンの力。
千綿「木根さんの肝臓に、これからも頑張ってもらうためにお裾分けします。ウコンの力!」
丁寧に押し頂く木根さんの図に爆笑。
木根「これ、いつ見ても、う○○の力って読んじゃう。読まない?」
千綿「○○こですね。ありますあります」


『桜ヶ丘』

千綿「『道』を聴いた時から、(『桜ヶ丘』が)すごい好きで、
  機会があったら自分のライヴでも歌わせてもらいたいなって思っていたんで、
  木根さんから電話をもらった時に、"歌わせてください!"って、こちらからお願いしちゃいました」
木根「もちろん! 歌ってよ。僕の曲を男性で歌うのはウツぐらいだから、すごく新鮮。
  しかも僕のソロの曲を男性が歌ってくれるっていうのはないからね」


ひとり爆笑しました

徹貫「楽屋で木根さんが千綿さんに、"歌おうよ"ってしきりに誘ってるんですよ。
  千綿さんが"いいですよ"って言って、木根さんが弾きはじめたんだけど、
  その曲が古すぎて、千綿さんが歌えないの」
千綿「歌手やってますけど、いつも歌いたいっていう気持ちで、歌いたい歌を歌えるわけじゃないじゃないですか。
  だから"歌おう"って言ってくれてるんだと思うんですけどね」
木根「風、知らないんだもんなー。風って言うのは、
  伊勢正三さんが久保田さんという人とふたりでやったバンド。・・・知ってる?」
手をあげたのは、10人くらいじゃなかったと。
木根「みんな知らないんだね」
千綿「風っていう名前と、『22歳の別れ』はもちろん知ってますけどね」
木根「いまいくつ?」
千綿「35歳です」
木根「そうかー。15年は大きいかあ」
観客からあがった「えー」っていう声を拾って。
木根「それは、どういう"えー"?」
観客より「若い!」
木根「若いっていう意味ね」
千綿「ありがとうございます」
木根「僕は?」
観客より「可愛い」
木根「僕は"可愛い"!? 千綿君は若いって言ったのに、僕は可愛い?
  そういう意味で訊いたんじゃないけどな。・・・まあ、いいか」


 ・・・No.2 に続く  No.2へ


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