ハモリ倶楽部 響
2011/1/8 名古屋国際会議場センチュリーホール
2008年の「ハモリ倶楽部」同様、今回もフリーのmcがすくなめだったので、
流れ順に感想込みで書いていきたいと思います。
2011年明けて初ライヴはゴスペラーズ。
今回は寸劇のあらすじを追うことに焦点を当ててみました。
ライヴスタート
佐々木真里さん(役名、小粋さん)が5人がやっているハモリ倶楽部というお店を訪れるところからライヴが始まります。
店内に入ろうかどうしようかと扉の前で悩んでいると、
ステージ中央に設置された扉を開けて酒井さん(店長)が登場。
帰ろうとする小粋さんを引き留めて店内に招き入れたところで歌(『冬響』)に入ります。
この、扉が回転してライヴがスタートという演出がとても好きでした。
『冬物語』
・・・クリスマスも過ぎて、年も変わったので曲が変更に。
久々に生で聴いて「こんないい曲だったけ?」と(笑)
時期に合わせて曲が変更になるのが嬉しくて、ちょっと切ない。
『さらば涙と言おう』(森田健作)
・・・アカペラだけ?でトリビュートしている、阿久悠さんのトリビュートアルバム『歌魂3』に収録されていると、
歌い終わってから、北山さんより説明あり。
トリビュート作品はどれをとっても、始まった瞬間ゴスペラーズだと判る・・・
ゴスペラーズ色に染まっているのがいいなあといつも思います。
ただ、奈良で聴いたリハーサルが記憶に新しいため(苦笑)、毎回ドキドキ。
友人に言わせると、高音を歌う北山さんを支える4人というところが好きなんだそうな。
私は5人それぞれリードがあるのが好き。
そして、酒井さんが歌詞に合わせて身振りをつけるのも好き←
『Forgive me』後
2008年のハモリ倶楽部でも流れた、ハモリ倶楽部のテーマソング?・・・
「ハモリハモられ〜積んで積まれて〜(ここなんか歌詞あり)友だちの輪〜♪」とかこんな感じの歌詞の曲が流れます。
録音でメンバーは歌っていないのも2008年と同じ。
テーマソングが流れている間、酒井さんはずっとマイム。
床モップがけ→天井についている(と思われる)扉から雑巾?を取り出す→カウンターを拭く→
雑巾を片づける→グラス磨きとか、そんな流れ。
しかもグラス拭きは、きちんと曇りがないか確認をして、綺麗ならグラスをテーブルに伏せて置くっていう丁寧ぶりでした。
安岡さんはステージにいなくて、北山さんと村上さんは携帯片手に椅子に座っていました。
憶えている限りでここの流れを書きますと(発言はニュアンスです!)
設定は開店前の店内で、開店準備中の店員と店長。
村上さんのところに「今日お店に行けなくなった」という断りの電話かメールが入ると、
続いて北山さんに「今日お店に行きます」という予約の電話が。
北山「店長、横山さん5名お願いします」
酒井「了解」
村上「ヨウ、最近絶好調だな。おまえマメだからメールとか毎日きちんと送ってるんだろ」
北山「(しれっと)っていうか、朝、昼、晩?」
なんというか・・・北山さん本人像と被るところがあって、毎回生ぬるい気持ちになりました(苦笑)
このあと、遅刻しているユタカさんが、もふもふしたファーが襟に付いたコートを着て登場。
ユタカさんキャラ全開のため、大ウケしてしまうのは私だけじゃないと信じたい(笑)
店長に本日の予約状況を説明するユタカさんに、
村上「(マイクオフで)あんなちんちくりんのどこがいいんだ!」
と叫ぶ村上さんの一言が大変良かったです(苦笑)
全員揃ったところで、店長から店の経営が大変になってきているため、
それぞれの出しものを考えて欲しいという説明があって、ソロコーナーへ流れたのですが、
年始ということで1曲追加されていました。
『A HAPPY NEW YEAR』
・・・1番プラス大サビのみのショートカットバージョンでしたが、こういうスペシャルが嬉しかったり。
(1月以降、ここで時期の歌を挟むのが定例になりました)
酒井「時節を大事にしなければいけないからな。これをやろうと提案したのは店長!」
たぶん、こういう一言が飛び出すのが名古屋仕様(苦笑)
『A HAPPY NEW YEAR』後
それぞれのソロ曲の前にやりとりが入るのですが、まずは北山さんの前から。
酒井「まずは・・・ヨウから」
北山「・・・はい。じゃあ用意してくるんで」
と上手側に消える北山さん。
北山さんが用意をしている間にやりとりがあるのですが、ここが毎回違いまして、この日は。
黒沢「マジックなんじゃない?」
村上「この間練習してた」
黒沢「テーブルの上に赤いスカーフをかけて、あげたら鏡餅が表れるとか。
もう一度スカーフをかざしてあげると、今度は鏡餅が割れてるとか。それをかき揚げにする。
名古屋の人はこういう行事を大事にしてるんだよ!」
ほ、本当ですか?(誰に訊いているのだ)
『Going into to you』(ISSA)
一回見ているせいか判りませんが、恥ずかしい気持ちにはならなかったというか、
ショートカットされているのが残念とか考えている始末←オイオイ(苦笑)
私が参加した中では一番綺麗に「胸のドアのキー探して」の高音が出ていて、すごい!って思ったら、
村上さんがそれに触れていて苦笑い。
北山さんは歌が終わると、ヘッドセットマイクを外すため、一度袖にはけます。
その背中を見送りつつ。
村上「さっき、"主に低音を担当しています"って言ってたのに。
すごい綺麗に"胸のドアのキー探して"(←歌ってる)って出てたよね」
村上「俺だって高音で歌うんだ」
毎回台詞はちょっとずつ違いますが(ていうか↑もニュアンスですが)、
北山さんの歌にちょっと触れて、次の自分のソロにも触れて『MIDNITE SUN』へというのが固定の流れでした。
曲の感想は飛ばして、黒沢さんへ。
黒沢「『MIDNITE SUN』という曲を聴いてもらいました。これを聴いていると都会の景色が目に浮かぶね。
『MIDNITE SUN』は『Soul Serenade』というアルバムに収録されています。
アルバムではトークボックスがフィーチャーされていますが、今回はファルセットをフィーチャーしてみました」
"フィーチャー"だけ妙に発音がいいため、毎回笑いが沸いていました。
黒沢「これから皆さんを南国へ連れて行きたいと思います」
という煽りで『遠い約束』へ。
名古屋ではここまでしか憶えてこられなかったので、残り2人の煽りは次回(苦笑)
『Mr. サンデー』
・・・サビの歌い出しが変なところ(変なところ言うな(苦笑))から始まるため、
拍手のタイミングどうしてもズレるから、片手の空いている真里さんがサビ中ずっと先導。
それ以外のところは福原さんも拍手のタイミングを出していました。
神奈川は本当気持ち悪かったので、ズレが減って曲が楽しめるようになって、ほ。
大サビ前にある酒井さんのHBBとバリさんの掛け合いも、レベルアップしていた気が。
掛け合いが始まる前に掛け声?とか煽り声を酒井さんがあげていたけど、それもハマっていて格好良かったですが、
このあと私が参加した回では遭遇できなくて残念。
ついでに「Mr.」で酒井さん、親指で自分(の顔)を指さすのも名古屋仕様でぎゃふん(苦笑)
結構格好良かったのに。
『1,2,3 for 5』
・・・「1,2」という声が聞こえた瞬間の歓声につられて自分も更にアガル、みたいな(苦笑)
酒井さんが「soul sweat」の振りつけをやった(額の汗を拭うだけで、振り払うところまではやってない)っていうのが嬉しかったって、これはどういうこと?(苦笑)←たぶん病気。
北山さんのテンションも高めで、楽しかったなあ(ほわん)
年末年始明けのライヴです。
村上「あらためまして、」
全「ゴスペラーズです」
村上「あけましておめでとうございます。
正月開けてすぐの日程という都合のつけにくい開催にもかかわらず、参加してくれてありがとうございます。
おかげさまで満員御礼です!」
村上「正月を挟むとどうしても体重が増えちゃう。寝正月だったから」
北山「(体重)気にしてるの?」
村上「神経質だもん」
酒井「・・・(怪訝そうな声で)もしもし。何言ってるんですか?」(だったかな?)
村上さんはおすまし顔。北山さんは大ウケ。に、私も大ウケでした。
最初の芝居部分で、酒井さんひとりで『冬響』のサビを歌います。
村上「はじめてライヴに参加した人はびっくりしただろうね。最初に女性が登場するんだから。
"ゴスペラーズって、男5人じゃなかったけ?"って。
そのあと酒井がひとりで登場するけど、そこで歌うのが自分のハモリパートだからね。途中で歌詞がなくなる」
このあと村上さんが酒井さんの歌うパートを歌ったような、歌わなかったような←憶えていない。
ソロ曲紹介。
まず北山さんから。
北山「ISSAがソロ活動をする最初のアルバムに提供させてもらった曲なんですが、
ISSAだから声が出るからいいやってどんどん高い音まで使って作ったんだけど、
まさか何年かあとで自分が歌うことになるとは思ってもみませんでした」
村上「今日、すごく綺麗に出ていたよな」
北山「人生最高音を出してます」
続いて黒沢さん。
村上「今日、イントロ止まりそうだったよな」
黒沢「うまくできたから今日はちょっと違う事をやってみようとしたら失敗した」
安岡「新しいことにチャレンジする時は失敗することがついてくるからね」
黒沢「俺が間違えると嬉しそうな顔するヤツがいる」
村上「フォローできることとできないところってあるじゃない?
あそこは俺らは天使の眼差しで見守ってるしかないじゃない」
続いて安岡さん。
安岡「『The Traveling Show』という曲は『架空の主題歌』という本についているCDに入っている曲です」
そうしてジャケットの内側から本を取り出す。
安岡「ヨウに教えてもらったマジックです。単にジャケットここ(内ポケットがあるところ)に入れているっていうだけですけど!」
本の値段を言ったら、観客かメンバーか判りませんでしたが、「安い!」という声が飛んだため。
安岡「"(マイクオフで)安い・・・!"(ここからマイクオンで)と思ったら買ってください」
北山「マイクを通して言えないの?」
安岡「(白々しくそして素敵な笑顔で)え?なんか聞こえた?」
ゴスペラーズの曲を歌っているふたりは説明なしでした。
そしてmcからまた劇に戻ります。
小粋さん(佐々木真里さんの役名)が男性(須藤さん。役名はミツル)とふたり連れでハモリ倶楽部響に訪れます。
小粋さん、一緒に来店したミツルさんのふたりとカオルは以前一緒に歌を歌っていたけれども、
なんらかの事情(ここは詳しく語られなかったけれども、どうやらひどいことがあったらしい)で、
別々に歌うようになっていた。
でももう一度一緒に歌を歌いたいとカオルに会いにお店を訪れていたのが真の目的だった、と。
最後に「僕たちはここで歌ってるから」という台詞で幕でした。
『靴は履いたまま』
・・・村上さん、1番の歌詞を間違えるの巻。
しかも、なかなか戻れない(笑)
結局、黒沢さんが歌うところまで鼻歌になっていた(苦笑)
ちなみに村上さん以外のメンバー、ほぼ踊りが止まっていて、
酒井さんは、離れたところから「こらっ」てツッコミ入れるような仕草をしていました。
2番は村上さん、黒沢さんの肩を組んで歌い出す。
黒沢「みんなも一緒に歌って下さい!」
この台詞に「さすが黒ぽん!」って感動したというか、ほっこりしたというか。
--encore--
『ラヴ・ノーツ』
・・・アンコールにこの曲があるのがとても嬉しい。
最初は耳についたサビも、今は違和感もなく、むしろそれがいいと思うくらい。
生っていいなあって思いながら毎回浸ってます。
一言挨拶。
の前にサポートメンバー紹介があり、発声でした。
名古屋2日目は村上さん。
村上「今日は俺。うおー!!!」
そうして全員でお辞儀でした。
引き続き、一言挨拶。
全員分憶えていないので、憶えているだけ。
村上「じゃあ・・・今日は刈谷出身の酒井から」
酒井「愛知県刈谷市出身の酒井です。
名古屋は中日ドラゴンズが優勝、名古屋グランパスが悲願のJリーグ初優勝を果たして良い年でした。
向かい合ったしゃちほこみたい。そう思ったらなごやんを思い出したので、
なごやんをみんなに配ろうかと思ったら、"生ものはやめてください"って叱られました」
ここで観客から「えー!」という声が飛んだため。
酒井「みんな何でももらえるって思っちゃ駄目だよ」
酒井「じゃあ着ぐるみはどうだろうって近藤三興に訊いたらしゃちの着ぐるみはないんだって。
近藤三興のすごいところはないものは作っちゃうこと。
1回きりでこれ(お金(親指と人差し指で円を作る形)を手で表現して)も結構かかるようなんで、エコのためにやめました。
だったらここで話すなって感じなんだけど。また生ものでないものでなにかできたら、」
(たぶん)村上「いつ?」
酒井「いつって言われると困るけど、なにかできたらいいなと思っています」
北山「青森県八戸出身の北山です」
出身地を言ったということだけ憶えて・・・orz。
村上「刈谷では2回ライヴをやってるから、そろそろ豊橋でもライヴをやりたいと思っています」
「予定」なのですか・・・?
村上「今回のライヴはアルバムも出してないからこういう形にしました。
最近ゴスペラーズ、アルバムは3年に1枚くらいのペースになってるからね」
村上「(次の)アルバムは、半分くらいできています。
今回はシングル曲をたくさん入れるんじゃなくて、アルバムで初めてっていう形にしようと思ってる。
今日やった『Shall we dance』は北山が作った曲。これもアルバムに入る予定」
「予定」なんていうあやふやな言い方をしたため、北山さんが「え?」っていう顔になっていました(苦笑)
しめて2時間半。
神奈川では2時間ちょっとだったハズなのに、あれ?(苦笑)
日帰り予定だったので、慌てて会場を飛びましたが、もちろん嬉しい悲鳴です。
名古屋公演の酒井さんは、地元公演だからか、方言で話したり、
いつもよりちょっとくだけたテンションだったりすることが多い気がするのですが、
この日もそんな名古屋仕様だったような。
なんか、あちこちで他公演では見かけない姿を見かけたような・・・(大事な部分が曖昧ですよ、有さん)
あくまで私視点なので、責任は持ちませんが(苦笑)
今回、酒井さんが発声を指名されても「無理」という仕草をしているという噂を耳にしていて、
名古屋なら見られるかなあ?と淡い期待を抱いていましたが、期待で終わってしまいました(苦笑)
負担が大きいのは判っているので仕方ないとは思いますが・・・ちょっと残念。
2011/5/2