ゴスペラーズライヴ2008
2008/1/29 苗場プリンスホテルブリザーディウム


mcには台本があります・・・?

スタッフ、観客、苗場プリンスホテルの人たちに、村上さんが感謝を述べている間、
言い漏らしたことがあると、隣に立っていた酒井さんが耳打ちしていたようで。

村上「言い忘れてることがあると、酒井が後ろから小声で指示してくれてた。酒井が台本だから」
酒井「台本!?」
ここですぐ酒井さんが悪のりしたかどうか微妙なんですが、
この「台本」がメンバー全員ツボったらしく、この日はずっとこのネタで行きました。


2008年の抱負

村上「ここは俺が書いた台本なんだけど、2008年にやりたいこと。俺の台本でね。じゃあ、北山から」

北山「俺は温故知新。こういう時代だからこそ、日本の古い文化とかそういうものを、
  もっと大事にしていかなきゃいけないかなって思って」

酒井「古い文化を大切にしようということで、俺は蕎麦」
時事ネタだと判った人からは、この時点で笑いが洩れていました。
酒井「俺は蕎麦を食う時は、音を立てて食う。
  日本だけじゃなくてたとえ海外でも、蕎麦を食う時は音を立てて食おうと思います」

安岡「古き時代を大事にしようということで・・・俺は朝青龍。
  世間の人たちからはもう、朝青龍ブームは去っているかもしれませんが、
  今だからこそ朝青龍に注目していきたいと思います」
村上「昨日な、」
安岡「昨日の夕飯は街の方に行って、ちゃんこ鍋を食べたんですが、
  そこで"もし朝青龍の付き人が、朝青龍よりも態度がでかかったらどうする?"っていう話をずっとしてた。
  朝青龍の方が先輩なのに、朝青龍が帰ってきたら、もう先に風呂に入っていたとか、」

安岡「もう場所が終わってるのに、"あれ?今日は国技館に行かなくてもいいんですか?"って訊いたり」
村上「こんなこと話してるけど、実は安岡、勝敗知らなかったんだよ。
  安岡が"ところでさ、朝青龍は勝ったの?負けたの?"って言った時は、その場がしーんとなったもんね」
安岡「苗場にいると、危ないんだけど、曜日感覚なくなるんですよ。
  テレビをそんなに見るわけでもないし」
村上「毎朝、スポーツ新聞を・・・別にスポーツ新聞でなくてもいいんだけどね。
  毎朝、必ず新聞を読むわけでもないからね」
安岡「だから気をつけてないと、"あれ?もう相撲って終わったんだっけ?"ってなっちゃう」

ここで黒沢さんが話したのですが、忘れました(汗)

安岡「じゃあリーダーは?」
村上「俺は、今年はシェービングジェルを使おうかと思って」
黒沢「えー!? せっかくここまで同じネタで来たのに無視かよ!?」
村上「肌が弱くなってきたんだよね」
北山「えっ!?」
と驚いたあと、理由を説明してくださる北山さん。
北山「なんでメンバーが驚いているかっていうとね、若い頃・・・いや、今もリーダー若いですけど、
  男性の方なら判ると思いますが、T字剃刀って知ってます? 髭を剃る時の」
手でT字を作りながら。
北山「あれを使う時、ジェルとかつけずにそのまま剃ってたっていうイメージが強いから、
  リーダーは肌が強いってみんな思ってた」
うんうんと頷くメンバー。
村上「だから最近、初めてDHC使おうかなって」
酒井「DHC for MEN!!」
村上「でも、2年前に買ったヤツ。俺、最近賞味期限の切れたものを食べるのが流行ってて」
安岡「(すごい呆れた声で)それは乾物だよね?」
村上「そうだね。でも日本の食品には保存料がたくさん入ってるから、
  ちょっとくらい過ぎたところで、ぜんぜん大丈夫」
安岡「それはまあ、そうだね」
村上「もちろん、生はやりませんよ。火を通すものとか乾物だけだよ」


そこまで言ったなら話してよ、リーダー(笑)

黒沢「今日、北山おかしくない? "リーダー、今も若いですけど"とか言って」
北山「さっき古いことの話はしたけど、新しいことについては、
  何も話してなかったなって考えていたら、そういう発言になっちゃった」
村上「"温故"しか話してなかったってことね」
北山「俺ってどっちかって言うと"知新"の方の人間じゃないですか」
村上「『Qさま!』の時もそうだったもんな。
  判る問題と、できない問題の差がすごかったもん。
  あれについては話したいことがいろいろあるけど・・・裏でいろいろあったんだけど、話しません」

北山「新しいことにしか興味がなかった。
  これまで"過去に誰かがやったことには興味ない"って言ってきた人間なので。
  興味がないんじゃなくて、興味がなかった・・・過去形ね」

北山「さっき、リーダーが"あけましておめでとうございます"って言った時、客席も一緒に頭さげてたんだよね。
  そういう昔からある日本の文化を大事にしていきたいと思ってます」


『G10』DVD映像が脳裏をよぎりました。

?「でも2年前のものは使わない方がいいと思うよ?」
村上「(ジェルにも)消費期限とかあるの?」
北山「でも石けんって、長く置いた方がいいんだよね。
  石けんって化成ソーダ(たぶん)っていう劇物からできてるんだけど、
  何年かおけばおくほど角か取れてまろやかになるっていうのが、本当にある。
  10年もの石けんとか、本当に売ってる。だから2年おいたのもいいかもしれない」
酒井「俺が使ってる石けんも、使ってるうちに角が取れて段々丸くなってくるのは、
  まろやかになってきてるってこと?」
全「それは使ってるからでしょ!」
この時、酒井さん、北山さんは5人並んだ端と端にいたんですが、
酒井さんは1歩前に身を乗り出して、北山さんを見ておりまして。

北山「そうやって"どう?"っていう顔して見られても困るんだけど」


苗場10年間の思い出

村上「今年で苗場ライヴが10周年ということで、苗場の思い出。じゃあ、まずは北山から」

北山「あのー、もう時効だと思うんで話そうかと思うんですけど、
  昔、ライヴが終わったあと・・・ライヴ終わってからだから、スキー場の営業終わってるじゃないですか。
  でも苗場に来たんならスキーしたいよねって言って、もぐりこんだことがあって」

北山「ゴスペラーズのメンバー4人と、スタッフも一緒に。
  がっがっがっがっって登って。で、登ったら降りたいじゃないですか。
  その時みんなコート着ていたから、コートで、だーって」
どうやらお尻で滑り降りた模様です(苦笑)
北山「そのうちにあちこちの部屋に電気がついてきたんで、慌てて戻りましたけど。
  皆さんはマネしないでくださいね」

酒井「はじめてコンタクトにしたのが、最初の苗場公演の時で、
  その時はソフトだったんだけど、夜にお酒を飲んで騒いで、そのままいい気持ちで寝ちゃったら、朝、目が開かなかった」
黒沢「それは危ないよ」
酒井「瞼がくっついてぜんぜん目が開かなくて、こうやって水を含ませたらようやく右目が開いた」
片方の掌に水を溜め、目にそれを宛てるフリつきで。
黒沢さんがずっと「危ないって」っていうのを繰り返してたのが忘れられません。
というか自分もコンタクト使用してるので、他人事ではありませんでした。


黒沢「2年前(前回?)の苗場って、ちょうど冬季オリンピックの時で、
  ライブが終わってから、みんなで冬季オリンピック見てたっていう印象が強いね。
  イナバウアーも生で見ました」
話ながら上半身を反らしたんですが、それが明らかに間違っていまして(笑)
ちなみに黒沢さんの横で酒井さんもやっていましたが、そちらも微妙で御座いました(苦笑)

安岡「イナバウアーを見たっていうなら、ちゃんとやりなよ!」
酒井「イナバウアーってやろうと思うと、難しい」

村上「俺の思い出は昨日用があって伊藤・・・マネージャーの伊藤ってヤツの部屋に行ったんだけど、
  そしたら床が水浸しなの。そんで、石けんの香りとかするわけ」

村上「(何をやっていたのかは)ここでは言えないけど、
  水浸しで石けんの香りがするようなことをやってたんだよ。あれは清掃代、別に取られるね」
安岡?「あ、いまホテルの人聞いてましたからね。もうダメですね」
酒井「あの、どこからどこまでが現実で、どこから台本なんですか?」
北山「それも台詞なんだよね?」
結局、どこまでが現実でどこから台本なのか判らないままでした(笑)


--encore--

銀幕デビュー

安岡「ゴスペラーズ、3月11日に・・・」
村上「3月11日じゃなくて12日な。確かに11日から手に入るけどな」
安岡「3月12日にゴスペラーズのnew singleが発売になります。『青い鳥』は映画のタイアップがついてます。
  ゴスペラーズ、銀幕デビューしました! うたは平仮名で、魂と書いて『うた魂』という映画です。
  リーダーは、台詞も喋ってます」
村上「デビューする時、いつか映画に出れたらいいなって思ってた」
安岡「そんなこと初めて聞いた! そんなこと言って俺のこと誘った!?」
村上「誘う時じゃないよ。デビューした時にそう思った」


酒井さんの一言に「そうだよねぇ」って思ったのは私だけではないはず。

村上「今回出したアルバムでは、カバー曲だけでなく、いろんな人とコラボした曲も入ってます。
  その中で・・・ここには5人しかいませんが、なんとか6人になって歌ってみたいと思います。
  もうひとりをロスからつれてくる訳にもいかないんで。
  ・・・もう少し経てば、ジャパンツアーで来日するんだけど。BACKSTREET BOYSのハウィーD.ね。
  英語の部分は北山が歌います。だから名前を考えてきたんだけど、北山D.とか」
「北山D.」ということで、「北山だから」とか「北山どうよ」などと言われたあと(苦笑)
村上「北山どうよは酷い」
酒井「それじゃ名前なくなってるよ。陽一D.とかハウィーとかつけないと」


安岡さんに感謝

村上「今回の選曲は、実は安岡が最初から最後まで、ぜんぶ決めました」
安岡「はい、やらせてもらいました」
村上「俺が出したのはひとつだけ。"新曲の『青い鳥』が目立つようにしろ"っていうことだけ。
  それ以外は安岡の自由でいいって言って。・・・どうでしたか?」
安岡「『青い鳥』って言ったら、みんな話は知ってるじゃないですか。
  チルチルとミチルの。だからその話を下敷きにして曲を選んでみました」

安岡「今回は、歌詞を届けたいということで、すべての曲をフルコーラスでやってます。
  こういうのはゴスペラーズのライヴでは、すごい珍しいんですよ。
  でもその曲を最後まで一緒に歌ってくれているのを見て、すごく嬉しかった。
  聴いたことのない『青い鳥』を食い入るように聴いてくれているのを見て、
  僕(ら)が伝えたいと思ったことが少しでも伝わったんじゃないかなと思っています」


最後は大爆笑

ステージ前方に1列に全員が整列し、手を繋いだあと。
村上「じゃあ・・・今日は、酒井」
酒井「ありがとうございました〜」
オペラ口調?で、内ポケットに挿したマイクに口を寄せながら。
みんなお辞儀をしているのに、なぜか酒井さんだけ片膝をついたお辞儀をしていると思ったら、
立ちあがりつつ、『千の風になって』を歌い出す(笑)

酒井「わたしのお墓の前で〜♪(モノマネ入ってます(笑))」
黒沢「酒井が壊れた!(おかしい、だったかも)」
慌てて歌うのをやめさせて、抱え・・・るのは無理ですが、
酒井さんを後ろから支えるようにして連れ出す黒沢さんの図に爆笑(笑)
北山さんが「(危ないから)近寄らないで」っていうように両腕を広げていたのも可笑しかった(笑)
これだけで私は満足です(笑)



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