セルゲイ
2007/5/10 名古屋国際会議場センチュリーホール


言い回しが好きなのです

村上「名古屋、2日目です!」
酒井「今日も当然、盛りあがっていきたいと思いますが、
  無理やりじゃなく、無理しない程度に盛りあがっていきましょう!」
黒沢「昨日もすごい盛りあがりましたが、今日は昨日以上に盛りあがりましょう! みんなよろしく!」

安岡さんと北山さんは、憶えてこられませんでした(汗)


昨日を引きずっていますか?

酒井「今日、ゴスペラーズのライヴに初参加っていう人は、どれくらいいますか?」
客席を見回したあと。
酒井「やっぱりいますね。どうですか? 初めてゴスペラーズを見る感想は、」
黒沢?「思ったより5人だったとか。6人組だと思っている人とかもいるかもしれないですからね。
  ・・・ゴスペラーズは5人です!」


6,000人

安岡「名古屋公演、2日目です。昨日も満員だったんですが、今日もひき続き満員です!
   ありがとうございます!!」
村上「名古屋2日間っていうのは、初めて」
安岡「東京と大阪は、やったことがあったんですけどね」

安岡「センチュリーホールは3,000人くらい入るから、
  6,000人が見に来てくれているっていうことになりますからね」
村上「それはすごいな」


想像したら、ちょっと気持ち悪かったです。

村上「センチュリーホールは大きなホールの割に、みんなの顔がよく見えてます。
  椅子がゆったり作られているのかな?」
黒沢or安岡「マッサージチェアーになってます」

黒沢「椅子の中に人間が入っているんです」
酒井「『人間椅子』かよ! いきなり小説!?」

(※ 『人間椅子』・・・江戸川乱歩著のミステリーというより、ある意味、ホラー小説)


誰がいちばん似合う?

村上「センチュリーホールっていうと、前に一度ミッチーを見に来たことがある。
  ミッチーって、及川光博さんのことね」
黒沢「終わった後に楽屋に行ったんだけど、"ちょっと待っていてください"って言われて。
  ・・・まあ、時間がかかることは判るんだけどね。俺たちもやっているから。
  で、待たされて、"やあ"って出てきたミッチーは、完璧だった。
  バスローブ着て、メイクもバッチリで。"ああ、王子ってこういうことかあ"って思った」

黒沢「シャワー浴びて、バスローブ着たんだろうけど、すごいね。
  ・・・ゴスペラーズもバスローブ着るっていうのはどう?」
村上「5人がバスローブ着ているとこ想像しちゃった」
安岡「・・・それは、ひとりだからいいんでしょ? 5人でやったら健康ランドにしか見えないよ!」
村上?「あれは、ひとりだから王子感がでるんだろうな。バスローブ5人じゃ、王子感は出ない」


昔から変わらないんですね・・・(遠い目)

村上「名古屋では、いろんな場所で歌ってきましたね。
  それこそ『On&On&On』で歌った場所を含めたら、○箇所以上」
○のところは聞き取れませんでした。
酒井「豊田市にも行きましたね」
安岡「人の家の玄関、とかね」

安岡?「あの頃は、今みたいなスーツじゃなくて、カジュアルな恰好で出ていたんだけど」
酒井「コーラスというとスーツっていう印象があったから、それを壊していこうかと。
  ということで、最初の頃はカジュアルな恰好をしていた」
安岡「カジュアルっていうか、僕らの場合、ほとんど私服でしたからね」
北山「確かに、(普段の時も)ゴーグルつけていたね」
村上?「安岡はゴーグルに短パンっていう恰好だったんだけど、
  確かに撮影終わったら、そのままの恰好で大学に行っていたな」
安岡「そのままの恰好で行ってましたね」
北山?「『On&On&On』は、私服の中でもいいヤツを選んで着ていたよね」
安岡「あの当時、洋服を買いに行ったら、まずは『On&On&On』で着て、
  それから私服にしてましたね。・・・まあ、結局私服になるんだけど」
村上「まずは『On&On&On』で着てから、っていうね」
酒井「その頃、"Tシャツ談義"とかになったよな。"このTシャツの柄はありか?"っていう。
  それでよく却下になっていました」


『Platinum Kiss』前のmcにて

黒沢「名古屋といえば東海テレビ。東海テレビといえば、『紅の紋章』」
『紅の紋章』を噛んで、自分で頬を叩いていた気がします(苦笑)
安岡「通称、べにもん」
?「べにもんって、○○みたい」
安岡「あの展開はすごかったですね。見るたびに父親がどんどん変わっていく。
  "本当の父親は誰だよ!?"って」
黒沢「よく見ていたんですが、あの赤ん坊はどうしてあんなにいつも寝ているんだろうかとか」
酒井「あんた、細かいトコ、よく見てるね」


エアードッグ

村上「さっき人間椅子って出たけど、エアーギターとかはよくやるよな」
安岡「酒井さんがうまいよね」
酒井「ギターはないけど、ギターを弾くフリをするっていう」
酒井さん、ギターを弾くフリをしていたようなしていないような(曖昧)

村上「昨日、酒井がエアータバコをやっていたけど」
酒井「mcの中に取り入れてみました」
(※ サポート・メンバーを紹介するあたりのmcでやっていらっしゃいました)
村上「タバコ、吸いたいの?」
酒井「そういう訳じゃなくて、"取り入れてみたら面白いかな〜"と思って、やってみただけ」
村上「その中で、酒井がすごいワザをあみ出したんだよな。あれはびっくりだった」
酒井「エアードッグっていうヤツを、あみ出したんですけどね。まず手をこうやって、」
と、犬をつれたリードを持つ(フリをする)酒井さん(笑)
酒井さんが犬を連れてるフリをしながら歩くと、北山さんが座り込み、エアードッグをあやすフリをし、
そのあと、黒沢さんも同じくエアードッグに構うフリをしていました(笑)
犬を連れた飼い主同士(笑)の会話を終えた後。

酒井「こういう風にやるんですけどね」
村上「抱きあげたりしないの?」
(※ 正月に流れた『キューン兄弟』のストリーミングでは、そこまでやっていたらしいです(未見))
酒井「あ、オプションとしてありますよ。こうやって抱いたり」
と、エアードッグを抱く酒井さん。

村上「"エアードッグ"っていうのがすごいよな。生きものをやるっていうのは、ちょっと発想できない。
  ギターとかタバコは命がないけど、犬っていうのは生きものだからね」


有名人になれます(続・エアードッグ)

村上「これ(エアードッグ)、何もすることなくなった時にやったら絶対ウケるよな」
安岡「ちょうど新年度がはじまってますから、宴会でやることなくなった時とかね」
酒井「・・・それはどうかな(苦笑)」
安岡「学校でも、これをやったら人気者になれる。
  新年度がはじまってクラスに馴染めないなって思った時に、これをやったら人気者になれる!」
酒井「それは、違う意味で有名になるんじゃないか?」

北山「朝クラスに入る時、前のドアをがらがらがらって開けて、」
エアードッグをしながら、教室に入っていく北山さん(笑)
安岡「これで絶対、名前は憶えられるよね」
酒井「それは悪い意味で憶えられるんだと思うよ」


豹柄反対!?(『The Ruler』『Slow Luv』のあと)

村上「衣装にあった、熱い2曲を聴いてもらいましたが、どうでしたか?
  後半戦になって苦情とかが増えてきたら困るよな。
  "豹柄反対!"というプラカードを持った観客が、だんだん増えてきたりとかしたら」

村上「幸い、評判がいいみたいなんで。・・・ありがとうございます」


言い得て妙

村上「衣装を変えたから、エアードッグで出てこようかなって、ちょっと思ったけどね」
酒井「エアードッグを使うの、やめなさいよ」
安岡「…エアードッグを連れている絵を想像してみたんだけど、
  どうしてもエアードッグを連れている絵が、いつまで経っても浮かんでこないんですが。
  エアードッグでエアーなんだから、浮かぶ訳がない!」
酒井「この芸は、使う時を選ぶ芸なんです」


--encore--

サプライズ

村上「56本目。全部のツアーの中でも、今日、名古屋でしかないスペシャルなことが今から起こります。
  64本のツアーでもここだけです」

先に、サポート・メンバーが演奏をはじめまして。
村上「この曲で判りましたか? 加藤登紀子さんです!!」

登場と同時に、それまで座っていた観客は、スタンディングオーベーション。
というか、(私の場合)思わず立ちあがっちゃったっていうのが正解(笑)
超サプライズでした。


「2年前」と即答した安岡さんを尊敬

村上「昨日、登紀子さんのアルバムが発売になったんでしたっけ?」
加藤「そう。昨日アルバムの発売日で、今日キャンペーンで名古屋に来ていたんです」
村上「ちょうど名古屋に来ているっていうことで、お招きしました!」

村上「『笑っていいとも』に俺がひとりで出たの憶えてる? 2年前? 3年前?」
安岡「2年前」
村上「その時、次に紹介したのが登紀子さんで、
  その時に"早く曲を作ってください"って登紀子さんに言われて、
  "全国で放送している番組で言うのはやめてください"って言ったの、憶えてる? なんとなく判った?」
問いかけは観客に向けて、だったと思います。
村上「その時に『狂詩曲』を作曲した宇佐美と作っていたのが、この曲」
そうして、宇佐美さんも村上さんに呼ばれてステージに登場。

加藤「それからずっと録音しなかったって思ってるでしょ?
  それはね、この曲が入るべきアルバムを待っていたの。それが今回、『シャントゥーズ2』だったの」

村上「もしかして昨日アルバム発売日だということは、この曲を歌うのは今回が始めてですか?」
加藤「ツアーは6月8日(たぶん)からはじまるので、これからうちのメンバーとはリハーサルに入るから、
  一足先に、ゴスペラーズのバンドの皆さんと一緒に歌わせていただきます」


村上さんはサングラスオフで。

村上「(次の曲は)デュエットなので、ここは2人だけで歌わせてもらってもいいですか?」
ということで、村上さんを除いたゴスペラーズの4人はステージから袖へはけました。
村上「僕が登紀子さんのライヴに飛び入り参加させてもらったことは、
  これまでも何度かあったけど、ゴスペラーズのライブに登紀子さんを呼ぶのは、はじめてです」

加藤「これまでもデュエットはしてるけど、こんなに熱烈な歌詞ははじめて」
村上「・・・こんなに熱烈な歌詞の歌を歌うのは、ゴスペラーズを含め、僕もはじめてかもしれないです」

村上「・・・歌詞が心配なんですけど」
加藤「大丈夫?」
村上「大丈夫にしてきました」


名言

加藤「みんな、この人(村上さんを指して)のこと好きでしょう? これはみんなのための曲ね」

加藤「これは自分のために書いた曲だと思ったけど、
  楽しそうな顔で聴いている皆さんを観て、実はみんなの曲なんだなって」
村上?「まあ、歌っていうのは、みんなそれぞれ自分のための歌だからね」


サプライズ・リプライズ

村上「今日、手紙を持ってきたんですが、読んでもいいですか?
  今回、こうやって名古屋で登紀子さんをゲストで呼べるって判った時に、
  これを絶対に持ってこようと思っていたんですけど」

村上「失くしたギターが出てきたっていう話を、どこかに書かれていたことがありましたよね?」
加藤「ええ」
村上「一部分だけ読むと、」

昔、加藤さんのギターが盗まれたことがあり、そのギターを偶然購入した方の娘さんからの手紙でした。
村上さんのブログで、加藤さんのギターについて触れた記事を、その娘さんのお母さんが目にして、
その時はじめて、そのギターを持っているのが父親だと教えてもらった、とのことでした。

盗まれたギターだと判った時に、加藤さんのところにギターを返しに行ったところ、
「縁があって貴方の元に行ったのだから、貴方が持っていてください」と言ってくれたため、
いまは我が家の家宝になっています、という内容でした。


加藤「盗まれた日が、結婚を決意した日だったの。
  歌をやめても子どもを生みたいという思いで社長のところに行ったから、ギターを盗まれたのもなにかの縁だと思って」


宣伝コーナー

村上「シングルが出ます。・・・といってもゴスペラーズのシングルじゃなくて、SOUL POWER関連ですね。
  うちの黒沢とマーチンさんが組んだエナメル・ブラザーズっていうユニットのシングル」
黒沢「加藤さんのは楽器のマーチンですけど、こちらは人間の方のマーチンですね」

村上「カップリングに、ゴスペラーズから俺と、Skoop on SomebodyのTAKEのユニットで、
  その名も武田哲也というユニットで、『母に捧げるバラード』という曲をカバーしています。
  エナメル・ブラザーズは2曲で、俺らの曲は1曲なんだけど、
  『母に捧げるバラード』は、1曲で7分あります。・・・1曲で2曲分」


ひとり喋り

村上「今回名古屋という場所で、こういう形で加藤登紀子さんを迎えられたことは嬉しかったし、
  登紀子さんが登場した時に、みんながスタンディングオーベイションで迎えてくれたっていうのが、
  本当に嬉しかった。どうもありがとう」

酒井「先ほど加藤登紀子さんがギターの見つかったという話をしましたが、
  僕も昔ライヴハウスで眼鏡をなくしたことがあります。
  これも言い(歌い)続けていれば、今回のようにもしかしたら眼鏡が出てくるかもしれない。・・・酒井でした」

北山「ライブの前には当然、リハーサルがあるんですけど、
  その時にも手紙の話は出ていなくて、さっき聞いたのが、僕もはじめてでした。
  加藤登紀子さんも"うるっと来た"って言っていましたが、そう言われて、僕も実は、かなりうるっと来ていました。
  みんながスタンディングオーベイションをしてくれたことは、僕にとって忘れられない出来事に絶対なると思います。
  どうもありがとうございました。北山陽一でした」

黒沢「そのお父さんはすごいと思う。ウチのオヤジだったら、酔っぱらったら絶対自慢してる。
  ずっと黙っているっていうのは、すごい!」

黒沢「これからもいい歌を歌い続けて、また名古屋に来たいと思いますので、また会いましょう。
  黒沢薫でした」

安岡さんのコメントは忘れてしまいました。

今回は歌でライヴが終わるため、発声はありませんでした。



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