G10
2005/4/18 日本武道館
自己紹介
村上「最近は名前を間違えられることもなくなってきたけど、
今回はじめて参加するという人も多いだろうから、自己紹介しよう。村上てつやです」
酒井「愛知万博(愛・地球博かも)開催中の、愛知県出身の酒井雄二です!」
黒沢「34歳になりました。最年長の黒沢薫です」
安岡「この年になって、こんなに派手なベルトをするとは思いませんでした。安岡優です」
安岡さんは、バックルを客席に見せてくださいました(笑)
遠くの席でも判るくらいピカピカしていました。
北山「低音担当の・・・"最低"北山陽一です」
酒井「ああ、ありましたねえ。"最低"っていうのは、低音担当ってことで、褒め言葉」
村上?「あったなあ」
酒井「10年の間には、北山のトコロに"最低"という声援がかかっていたことがありまして」
村上「"最低"って言われているのは北山なのに、判っているのに、なんとなく言われてぐさっと来たりして。
やっぱり"最低"より"最高"って言われたいじゃん?」
北山「僕は平気だよ?」
二本葡萄パン
村上「武道館といえば、やっぱり酒井」
北山「"二本葡萄パン"ですね!(すごく嬉しそう)
あれは最高だった。今回、武道館でやるって決まってから、(それが聞けるかと思って)すごく楽しみにしてた」
酒井「あれはですねえ、葡萄パンを買って、"二本葡萄パン"ってやった」
片手に一本ずつパンを持ち(『スコブルイー』参考)、片方ずつ上げた(掲げた)仕草を再現する酒井さん。
酒井「あれはね、いまも語り継がれているネタ」
村上「・・・誰が語り継いでいるんだよ」
酒井さんは一瞬固まったあと、北山さんをびしっと指さして。
酒井「北山がっ」
北玉「だって好きなんだもん。
それに袖で、"にほんぶどうかん"なのか、"にっぽんぶどうかん"なのかっていう違いで、
パンを1本なのか、2本にしようかどうしようかって、訊いてきたんだよ?」
酒井「それだけ綿密に考えていたということです」
ピカピカ
村上「今回、こんな衣装にしてみましたが、どうですか? ゴールドで、光ってるんですけど。
まるで紅白リハの時の、衣装あわせをしている大御所の、
前川清さんとか、鳥羽一郎さん、北島三郎さんかっていう。ある意味、威圧感があるっていうね。
皆さんは、どう思いますか?
カッコ悪いと心の中で思っていても、"カッコいい"と言ってください。カッコいいですか?」
「カッコいい」とレスポンス(苦笑)
安岡「それなら、"カッコいいですか?"って、ただ訊けばいいでしょ」
必需品です。
村上「武道館で『虹』をやれるって、ある意味すごいよな」
北山「歌えて嬉しいです」
村上「ずっと低音で、最初から最後まで歌いきるっていうのは、なかなかない。しかもメガネ姿で」
北山「しまってあったメガネを探し出してきました」
酒井「ええっと。歌とメガネはセットなの?」
村上「いま、いいこと言った! これはセットだよな(笑)」
実は毎回やってます
酒井「続きはDVDで御覧になれます!」
『Tiger Rag』を歌い終わると同時に、酒井さん(ステキチ)は手にしたナイフで、
黒沢さん(二郎兄)を刺すと、上記の台詞を残し、颯爽と袖に去ります。
安岡「大丈夫!? 二郎兄(にい)!?」
黒沢「痛い・・・痛・い・・言いたい」
安岡「何が言いたいの?」
黒沢「この続きは、DVDで・・・この外でも見ることができます」
村上「見ることができる!? なんか新しいな(笑)」
これまでは"買うことができる"、または"手に取ることができる"と言っていました(笑)
安岡「ほかにも、なんかあるの?」
黒沢「『Road to Soul Serenade』でやった曲も、この会場の外で手に取ることができます」
安岡「ほかには?」
黒沢「・・・グッズもよろしく」
そうして黒沢さんは、ステージの床に倒れます。
倒れた黒沢さんを覗き込んでいた北山さん。
北山「なんか、寝顔みたいになってるよ」
村上「黒沢のことは放っといていいから」
進化しています(LOVE MACHINE様降臨後)
このLOVE MACHINE様。ホール仕様とアリーナ仕様と、すこし違いがありました。
村上「すごかったな。あいつ。あれは、酒井雄二じゃないんだよな?
酒井雄二じゃなくて、Mr.LOVE MACHINE。
LOVE MACHINEは、前回の武道館が2代目で、今回が3代目。
大きくなりたいって言っていたけど・・・実際、大きくなっているんだけど、会場が大きいから、遠くて小さく見える」
村上「『LOVE MACHINE』は、ある意味、モー娘。を超えたよな」
安岡「ある意味ね」
村上「モー娘。の『ラブ・マシーン』もいろんな意味ですごいけど、
それに引けを取っていないっていうか、それをある意味超えてるんじゃないかと。
しかもシングル曲にもなっていないのに。
・・・ゴスペラーズっていうより、酒井ひとりの独壇場っていう気もするけど」
村上「カラオケでもモー娘。じゃなくて、ゴスペラーズの『LOVE MACHINE』を入れてください」
安岡「そんなところから普及活動を!?」
?「入れると本人が出てくるとか」
安岡「安い新人を敢えて使わないで、本人が出演してるんでしょ」
矛盾してますよ(LOVE MACHINE様降臨後 其の2)
酒井「いやー、すごかったねえ」
村上「おまえ、いままで何してたんだよ」
酒井「そこで寝てました」
村上「それにしては、すげえ寝汗かいてるな」
村上さんの言葉を受けて、額の汗を手のひらでぬぐう酒井さん(笑)
村上「いま出てたのは、酒井じゃないんだよな?」
酒井「違います」
村上「でも酒井、ライヴ前に"大きくなりたい"って話してたよな?」
酒井「話してないよ」
村上「俺の横で、俺に聞こえるように、"大きくなりたい"って言ってたじゃん」
酒井さん、右手の人差し指を口にあてて、「シー」(笑)
村上「じゃあ何やってたんだよ」
酒井「寝てました。でも、あの人、すごかったねえ」
安岡「寝てたのに、すごいって判るんだ」
酒井さん、しまった、という表情で固まる。
黒沢?「寝ていたんだったら、言ってるコト、矛盾があるよな」
村上「北山だ! 北山はいつも目を開けて寝てるから」
酒井「そう! 北山になってました」
--encore--
見本須藤さん。
この日は、サポート・メンバーの紹介をしないまま、手をつないでお辞儀をしてしまいました(笑)
発声は、村上さん。
村上「みんな、ありがとな!」
でした。
メンバーとのハグを済ます前に、村上さんが気づいたような気がします(ハグをしてからかもしれません)
村上「さすがに武道館。段取りを忘れました」
そして、須藤さんを紹介する時に、『二本葡萄パン』にかわる新ネタが披露されたのですが・・・
酒井「(メンバーの)見本のような、見本須藤さん」
歓声などにかき消され、あまりよく聞き取れなかったこともあり、新ネタは受けず仕舞い。
酒井「プレゼンが大事!!」
酒井さんは、握手をしながら、須藤さんに慰められているように見えました。
ひとり挨拶
北山「雄二が、ここで大好きな"二本葡萄パン"をやってから、
次はどんなコトをやってくれるのか、すごく楽しみにしていたんですけど。
あれなんですね。"見本須藤さん"。
気づいていない人もいたみたいなんですが、僕はすごく好きだったのでフォローさせていただきました」
私は気がつかなかったのですが、北山さんの言葉に、
酒井さんが「恐悦至極」と言い、ふたりでぺこぺことお辞儀をしあっていたそうです。
安岡「前回、日本武道館でやれる時までは、日本武道館を目標にしていたんですが、
実際、ここでライヴをやってから、実はまだまだだぞ、と。
もう一回ここでライヴをやれるようになることが大事だと、
もう一度やりたいと思っていたら、ここに戻ってくるまで4年もかかってしまいました。
今日は、自分が想像していた以上に楽しかったです。どうもありがとー!」
酒井「・・・何事もプレゼンが大事だということを感じました。
・・・この間、ZONEの人たちと会うする機会がありまして。
ZONEっ娘ちゃんたちも解散コンサートを、ここ武道館でやったんですね。
そしてどういう話の流れか判らないんだけど、話の流れで二本葡萄パンの話になりまして。
二本葡萄パンの話をしたら、目の前で"・・・サイアク"と言われました。
・・・ああ、これがオヤジギャグか、と思いました。これは考え直さなければいけないぞ、と。
今回のもそうですが、いかにプレゼンが大事ということに気づきました」
黒沢「今日は酒井、すっごく悔しいと思います。だから、"ああ(納得)"とか言わないであげてね。
僕がはじめて武道館にコンサートを見に来たのは、ハウンドドックで」
黒沢さんは、ここで"愛が〜すべてさ♪"と、モノマネしながら歌いました。
黒沢「こういう歌は、僕では一生歌えないと思っていたけど、
さっき仲間と一緒に"行け行け(来い来い、かも)"とか叫ぶことができました。
ゴスペラーズやっていて良かった! 黒沢薫でした」
村上「この間、加藤登紀子さんと話をする機会があったんだけど、その時、"10周年なんです"っていう話になって。
僕たちは"10年楽しかったですよ"って話したんだけど、
そしたら登紀子さんは、"10周年くらいがいちばん辛かった"って。
どうやらちょうど10年くらいの時が、いちばん大変だった時みたいで。
そしたら"25年くらいからが楽しくなった"って。
そん時、ゴスペラーズ誰も何も言えないの。だって誰も経験してないんだもん」