『号泣』
2004/9/23 東京国際フォーラム


衣装について

安岡「号泣、全国回ってきましたが。今回、全都道府県回って、東京へ戻ってきました」
台風で延期になった福岡も無事演って戻ってきた、ということも話していた気がします。

安岡「今回の衣装のコンセプトは? 黒沢さん」
黒沢「今回のコンセプトはゴージャス」
安岡「黒沢さんが生地から選んで」
?「生地も黒沢さんが染めて」
黒沢「いや、染めるのは染色屋さんだから」

?「横にラインが入っています」
この日も黒沢さん以外の4人が「アディダス」とか、言いたい放題でした(笑)
黒沢「だからそれは権利問題とか絡んでくるから」
どうやら横にラインが入ると、それだけで服のランクが1つあがるんだそうです。
酒井「これ、側章というらしいですよ。この横のラインを、側章というんだそうです」


ドレスアップ

黒沢「みんな、ドレスアップして来ましたか?」
メンバー紹介の時ほどの歓声は上がらず。
黒沢「誰もタキシード着てこい、とか、ドレス着てこいとか、
  そういうことを言っている訳じゃないよ?」
村上「だからな、気持ちだろ。ドレスアップする気持ちで、ここへ来てるかどうかってことだろ。
  (そういう意味で)ドレスアップして来た人!」
ここでは大きな歓声があがりました。


ミモザ

安岡「ただ全国を回っているだけでなく、新曲も作っていました。タイトルを、黒沢さん」
黒沢「ミ・モ・ザ〜」
どうも微妙なイントネーションで(笑)
そのせいか、歓声が沸かない・・・というより笑い声がちらほら(笑)

?「それ、イントネーション違うだろ」
黒沢「今のなし。今のなしね」
ということで、もう一度、安岡さんのセリフからやり直し。
安岡「では、タイトルは?」
黒沢「『ミモザ』」
でもやっぱり微妙な感じでした(笑)

村上「タイトルって言うの難しいよな。
  『BOO〜お腹が空くほど笑っちゃった』(じゃないかもしれないけど、タイトル名は変えていました)
  MUSIC FAIRで、」
安岡?「あれって、言ってもらっちゃんじゃなかったっけ?」
村上「違う。俺が言った。"それじゃあ、タイトルお願いします"って言われて。
  で、『BOO〜』って言ったんだけど、どれが本当の発音なんだか判らないだろ?」

再び、『ミモザ』に話は戻って。
安岡「これは黒沢さんと、サポートの」
黒沢「真里さん(ちゃんかも)と一緒に作りました」
村上「俺もマーチンの曲を、真里ちゃんと一緒に作ったんだけど、」
黒沢「その頃」
村上「同じ頃?」
黒沢「丁度、同じ頃作ってた」
村上「ミモザって元は花の名前って、判ってるよな? それは大丈夫だよな?」
黒沢or安岡「ミモザっていう花の名前が黄色で、
  カクテルも黄色かったからミモザっていう名前がついた。見立てですね」
村上「そう、見立て」
そしてここで新曲が披露されました。


ハプニング

ショートショートストーリー、喫茶『亜加平羅』の一場面での出来事。
ここで安岡さんは、毎回ヘッドフォンをしているのですが、
なんとこの日、ヘッドフォンを忘れてしまうというハプニングが起こりました。

安岡さんがヘッドフォンをつけていないということに、まったく気づいていなかった村上さんが、
安岡さんのマイムを流しきれず、「ヘッドフォン、ないよね?」と言ってしまう(笑)

村上「持ってないよね? どうやって聴いてたの?」
このあと、どうやって曲に入ったのか、憶えていません(苦笑)


言い訳?

村上「最初から安岡がヘッドフォン忘れたことに気づいていたら、ないならない演技もしたんだけど、
  ぜんぜん気がついていなかった」
どうやら本当に気がついていなかったから、流すことができなかったみたいです。
村上「安岡が持ってないのに演技続けてるんだよ?
  最後なんてヘッドフォン外すフリなんかしちゃって。
  持ってないのに、ヘッドフォンを俺に渡すフリするんだよ?
  受け取ったけど、ここにはないぞって」
酒井「マイムなんだから」
黒沢「ほかはぜんぶ小道具使っているのに、そこだけマイム?」

村上「でもそのままやっていたら、安岡、すごいやばいヤツだよな。
  持ってないヘッドフォンで音楽聴いて、鼻歌なんか歌っちゃって。
  挙げ句の果てに、(持ってい)ないヘッドフォンを渡そうとするんだから」


ツアー失敗談

黒沢?「じゃあ、このツアーの失敗談の話しよう」
はいっ、勢い良く手を挙げる酒井さん。
安岡「はい、酒井さん」
客席から向かって左側より、登場する姿を再現しながら。
酒井「俺も同じ『亜加平羅』の時なんだけど、出てくるきっかけを失って。
  まだ(ステージに)出ていないのに、扉がカランカランって鳴っちゃって」
再現風景から推測するに、カランカランという音がした時、まだ袖の中にいた模様です(笑)
酒井「開けてないのに鳴っちゃったんで、慌てて走りました」
安岡「あったね〜」
黒沢「北山が、そこに酒井いるだろうって思って、"いらっしゃい"って振り返ったら、
  人がいなくて驚いてた」


ツアー失敗談?

安岡「ほかには?」
村上「失敗じゃないど。見ている人的には失敗に見えないんだけど、
  ちょっとマズったかな・・・俺の中でね?
  というのがあって。・・・酒井、そこ立って」
酒井さんの腕を掴んで、場所を移動させようとしましたが、
村上さんが再現しようとしていることに、最初酒井さんは気がついていませんでした。

村上「『Get me on』のね、」
酒井「ああ、再現ね」
村上「黒沢はここ。北山と安岡がここ。・・・こう、3人が寄ってきて歌うとこ」
とメンバーに場所を説明。
(『Get me on』の1番。酒井さんと黒沢さんが前にいて、残り3人が後ろ中央に固まって、
「Get me on」とコーラスを入れる部分)

安岡「ああ、こう寄ってきて歌うところね」
村上「本当ならここで、寄ってくるふたりを招き入れるワケよ。
  でもそん時、俺、ここでこうやって客席煽っていて」
ステージ左手側手前で、客席を煽る村上さん。
村上「俺はそこにいないんだけど、別に間違えたワケじゃないでしょ?
  でもそのあと、撮ったビデオを見たら、そこで北山が俺の方を一生懸命見ているワケ。こうやって、」
北山「じゃあ、俺、てっちゃんの役やるから」
北山さんがステージ左手側に移動し、村上さんの代わりに、客席を煽る(笑)
村上「こうやって来る間、じっと見てるワケよ。
  でも来ないって判ったら、ちゃんと踊ってんのが北山なんだよな」
そして北山さんが踊る姿を、村上さんが再現。
村上「それを見た時、ちょっとマズったかな、と」
北山「だって、てっちゃん。予想のつかない動きするでしょ?」
村上「俺は犬かっ」
ここで猫を呼ぶ時みたいに、チッチッと舌を鳴らす酒井さんと黒沢さん(笑)

北山「てっちゃんが戻ってきたら、その道を空けなきゃいけないでしょ。
  だから見てて、戻ってこないって判ったら(そこのフリを再現)」
村上「だからね、失敗じゃないけど、ビデオを見て、北山にこういう顔をさせるのはやめようと」


過去の失敗談

北山「停電したのって、いつだっけ?」
停電?とそれぞれの顔を見回して、それぞれに「ライブじゃないでしょ」、
「リハじゃなかった?」と確認し合う。

村上「それはイベント。リハの時。『LOSER』を歌っていた時、いきなりプツッ」
照明が落ち、マイクの音も消えてしまったことがあったそうです。
そして、『LOSER』をワンコーラス歌う皆様。

村上「『LOSER』っていうのも切ないよな」


名古屋2日目のハプニング

村上「失敗じゃないけど、地震があった」
安岡「名古屋で、ライブ中に地震があったんだけど」
黒沢?「そう。丁度『エンドロール』」
村上「俺が、演歌っぽく出てきたところだろ」
「往きし日に〜」と、演歌風に歌う村上さん。
安岡「ええ。ウチの黒沢さんは、それに気がついていませんでした」
黒沢「終わってはけたら、ウチの社長が、"いま、結構揺れたよな〜"って言ってるんだよ。
  だから"揺れたって、何?"って」
酒井「黒沢さんの頭が揺れているから、(気がついていたか、と)」
黒沢「俺、歌に集中しすぎていたんだよ。今日の"あ"の発音いいなあ、って」
村上「実を言うと俺も、ちゃんと気がついていなかった。
  俺も歌に集中していたみたいで、なんか揺れてるかもしれないっていうぐらいで」
安岡「北山さん、よく普通に歌っていたよね」
北山「パニックって、ひとつの契機でなるから。
  誰かがそれらしい素振りを見せたら、きっとパニックになっちゃうだろうと思って、
  とにかく俺は平静を装って歌っていました」


--encore--

ひとりずつのコメント

村上「アンコール、ありがとうございます。それではここでひとり喋り。まずはワタクシから。
  このツアーが始まる前、すこしでも成長した自分を、
  歌もだけど・・・見せられたらと思ってやってきましたが。
  あと2回で・・・今日も含めれば3回で、このツアーも終わるけど。
  その気持ちはまったく変わってない。むしろ強くなってるというか。
  最終日は26日とか、そういう訳ではなくて、今日が最後というつもりで・・・全力でやっています」


北山「59本のツアーを回るということで、僕の知り合いから"飽きない?"と言われたんですが。
  そう言われて、4月の初日のことを思い出そうとしてみたけど、憶えていませんでした。
  毎回違う場所で、しかもこの組み合わせになるっていうことは奇蹟・・・奇蹟っていうのはおかしいか。
  まあとにかく、奇蹟みたいなもんなんですよ。だから飽きるワケがない。
  そう言ったら、知り合いは行っている意味が判らなかったらしく、ぽかんとしてましたが」

北山「これまで音叉は、一列目に座っている男性の方に手渡してあげていたんですが、
  それじゃあ後ろの人はどうなるんだ、ということで、勝手に音叉キャンペーンをやっています」
音叉キャンペーンとは、開演前に北山さんが客席の椅子に音叉を隠して、
見つけてもらうという形らしいのですが、これがなかなか見つからない。

北山「あった?」
酒井「見つかったら、是非大きな声で」
北山「探してみてください、絶対ありますから」
音叉を隠した場所を説明している間も、
お客さんは一生懸命探していたため。

北山「僕の話聞いてる? どうせ僕の話なんて、聞いても聞かなくても同じなんだよ。
  ・・・とにかくありますので探してみてください」


北山さんのマジ拗ね(?)のあとのせいか、はたまた音叉が見つからないという状況のせいか、
酒井さんは非常にやりにくそうに、口を開きました(苦笑)

酒井「この雰囲気・・・どうしようかねえ。
  こんな時、マジックでもできれば、音叉を出してあげられるんだけど」
とジャケットの中から、音叉を取り出すジェスチャーを。
酒井「マギー司郎とか。そう。・・・この間サービスエリアでガチャガチャが置いてありまして。
  マギー司郎さんの、あの耳のガチャガチャで、思わず買ってしまったんですが。
  ご本人たちが使っているのは、いいもの(素材)を使っていて、あんなに膨らむんだと思いますが、
  さすがガチャガチャ。パチもんだけあって・・・
  ゴムみたいのでできていて、あまり膨らみませんでした」
ここも一呼吸おいて。
酒井「民謡でも歌おうか?」
盛大な歓声があがりました、が。
酒井「さすがに民謡は歌えません。・・・ではゴスペラーズの期待の星、安岡に任せよう」


安岡「今日は本当に楽しかったです。今日は、本当」
安岡さんのコメントは、本当にこれだけでした。


黒沢「昨日はメンバーみんなで、2階席の後ろまで行ったんですが。
  エスカレーターが止まっているから、歩いて。
  いちばん上まで行って戻ってきた時、さすがに膝ががくがくしました。
  それで足をくじきそうになったんだけど。
  なので今日はゆっくり歩きながら、2階席のいちばん後ろまで行ってきました。
  "あそこまで声を届けるのは大変だぞ"と思った訳ですが。
  なんとか歌を届けたいと思いながら歌いましたが、歌は届きましたか?」

黒沢「それでは今日来てくれた、愛しい貴方へ、この曲を送ります」

そして。発声は村上さん。
村上「今日はありがとー!!」
でした。

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