『号泣』
2004/8/9 アクトシティ浜松


絶好調

安岡「こんばんは〜、ゴスペラーズです!」
その声をかき消すかのような、「いえ〜い」という酒井さんの声。
(強いて言うなら、客席の歓声を真似るような感じの声)
メンバーから、「何がしたいの」というようなツッコミを入れられても、声は止みません。

安岡「いつも思うんだけど、休み明け、酒井さん絶好調だよね」
(浜松公演の前には、3日くらいのオフがあったそうです)


いちばん老けたのは?

安岡さんが、30歳になって初ライヴ、ということで。
安岡「なんか、フツーに誕生日過ぎてしまいましたけどね」
どうやらレコーディング中、というかスタジオ入りしていたらしいです。

村上「これでみんな30になったんだけど、この中でいちばん老けたのは安岡」
安岡「それは、自分でも判っています」
このあと、まるで脅すかのような口調で、老けたやらなんやらとくり返す村上さん。
黒沢「『ありがとう』って言おうとしているのに、それじゃありがとうって言えないだろ〜」


勘弁してください

村上「静岡ってサーフィンの名所なのよ? ずっと海岸線でしょ。
  浜松もそうだけど、御前崎とか。伊良湖は・・・愛知?」
酒井「(間髪入れずに)愛知です」
村上「いいじゃん、続いているんだから」
「そりゃ陸地なんだからあたりまえ」と、メンバー総ツッコミ(笑)

村上「今回、サーフィンしようかと思って、車にロングボードを積んで来たんだけど、
  やる時間がなかった」
黒沢「明日、早起きで行ってもいいよ?」
村上「早起きで? ライブ明けに? う〜ん、それできたら恰好いいね。
  ・・・でも、勘弁してください」


プレッシャー

村上「高校の時、一度だけ静岡の高校と練習試合をしたことがあるんだよね。
  俺らの時代って、静岡って聞くと、それだけでプレッシャーになるからね。
  それだけで緊張しちゃう。
  三島って言われても、清水のヤツがいるんじゃないか、って思っちゃうんだよね。
  その時は1−0で負けた」
安岡「それは単に(リーダーが)話したいだけじゃん。
  話すのはいいけど、最後は落としてください」
村上「いま思うと、なんで緊張したんだろうって。同じ高校生なのにね」


そうだら?

酒井「このへんの人は"そうら〜"と言うってことでね」
地元民の「言わない」という声がステージまで届いたらしく。
村上「言わないの? じゃあなんて言う?」
再び客席から、「そうだら」という声が飛びました。
酒井「ああ、それは、三河の方の方言に近い」
村上「じゃあ、"好き?"って言ったら、"そうだら〜"って言って」
そして、"好き?"、"そうだら"で、コール&レスポンス。
(注:ちなみに"好き?"と訊かれた時、"そうだら"という方言は使いません←現地人)


なんでもいいの?

会話の途中で、酒井さんが何か言うと(聞き取れませんでした)、その言葉を受けて。
北山「いま"○○"って言った? もう、笑い取れればなんでもいいの?」

でも酒井さんは、喜色満面。
その"○○"を酒井さんがもう一度言ったところで、
安岡さんに蹴りを入れられていました(笑)
(注:もちろん、フリだけです)


黒沢「(止めに入りながら)もう。ほら、30歳になったんだから」
?「いま、子どものケンカみたいだったよ」
安岡「おかしいよ、この人!!」


オフの過ごし方

村上「浜松まで、こうちょぼちょぼっと仕事入っていたけど、実質3日くらいオフだったんだよな」

ここまでハイテンションだった酒井さんが、マイクを口に当てて固まっていましたが、
それを無視して会話は続きます。


黒沢「今更なんだけど、ケーブルテレビが入ったんだよ」
安岡「いいよ、いいよ。それ話して」
黒沢「ディスカヴァリーチャンネルと、アニマルシアターと、MTVだけで9時間ぐらい見れるね」

村上「俺はサーフィンをしに海に行ったんだけど、
  海水浴の人とか、あまりにも人がいたから、サーフィンは止めて、海を眺めていました。
  釣りをしている人のところへ邪魔しに行ったりしてました。
  そこにいた人には、"お前のその足音が煩い"っていう顔されたけどね」

村上「北山は?」
北山さんも酒井さん同様、答えがないのか、固まったままでした。
村上「でも洗濯はした。したでしょ?」
北山「うん、洗濯はした」
村上「俺もした」

安岡「オフの前に、スタジオに入っていたんだけど、もう1曲の歌詩を書くことになっちゃったから、」
(注:『Forever & More』)
?「じゃあ、歌詩書いていて、オフどころじゃなかった?」
安岡「レコーディングしているうちに、するっと誕生日は過ぎちゃったんだけど。
  誕生日らしいことをしてみようと思って、花を買ってきて庭に埋めました」

"埋めた"という言葉に反応し、地面に花を埋めるマイムを行う黒沢さんと酒井さん(笑)
酒井さんは埋めて、その地面を乱暴に固めるところまででしたが、
黒沢さんは、埋めて地面を固める仕草をしたあと、手まで合わせました(笑)


村上「埋めたの?」
安岡「埋めるじゃなくて、植えた!!」
村上「それは鉢植えだよね?」
安岡「鉢植え。これくらいの(かなりちいさめの鉢植えという感じでした)」
北山「(花を)埋めるという言葉を聞いたのは、これが初めてかもしれない」

村上「・・・酒井は?」
相変わらず酒井さんは、マイクを口許に当てて、厳しい顔で固まったままでした。
黒沢?「コメントに困ったレポーターみたいな顔になってるよ」
安岡「休み明けで、すっごく調子がいいもんね」
酒井「・・・嘘ついてもいい?」
黒沢「マイク通して言うなよ」
ここで酒井さん、しぇーおじさんか、おさるさんのポーズ(笑)
安岡「どうせ、ゲームやって寝てたんでしょ?」
酒井「その通りです!」


非是

村上「ゴスペラーズが今年の12月21日で、デビュー10周年になります。
  みんなの投票でベストアルバムを作ります。もう投票してくれた人」
会場の半分くらいが手を挙げていました(目測)
村上「・・・非是、投票してください」
「ひっくりかえしただけじゃん」と、非難の声が上がる中。

北山「もう。雄二が気に入っているのがムカツクんだよ」
酒井「非是、いいよなあ」
村上「是非、参加してみてください・・・もう、言わないよ?」
酒井「言ってよ〜」


--encore--

ひとりずつのコメント

村上「今回はサーフィンできなかったので、また次のツアー(次の機会)にやりに来たいと思います」

北山「ええ。今回のツアーは体調が良すぎまして。
  良すぎるとコンサートをやっている時間がすごく短く感じます。
  それもみんなのおかげなんですが。
  あっという間に終わってしまうので、今日もライブ中の記憶がありません」
客席からの歓声を受けて。
北山「良いのか悪いのか判んないよ? 記憶がないんだから。・・・どうもありがとうございました」

酒井「今日もトークの部分で話しすぎまして。
  それで思ったのですが、いいですよ、もしありましたら苦情も受付しますんで、
  苦情センターまでお送りください。
  苦情はこちらまで(テレビ画面の下部分にテロップが出るような仕草)」
メンバー「いや、(テロップは)出ないから」
酒井「え〜。実は今日、僕も記憶があまりありません」
安岡「じゃあ、記憶のないそこのふたりは、今日、黒沢さんが裸になったの、知らないんだ?」
ウソです(笑)
酒井さん、しぇ〜おじさんのポーズ(笑)


黒沢「ええ。僕も記憶がないみたいで。裸になったことを憶えていないんですが」
村上「『Sweet』の、ここで跪く時だろ」
安岡さんの冗談を受けて、村上さんが悪ノリ(笑)
村上さんの言う「ここ」、とは客席から向かってステージ左手の前方あたり。
「シルクの海の中〜」あたりで、黒沢さんが跪くところです。


黒沢「トークの部分は・・・だったけど、こう末広がりの富士山みたいな感じでした。
  また来ますので、是非、呼んでください」

安岡「ええ、30歳になりましたが。噛みましたし、ウソもつきました。こんな感じです」

この日の発声は、安岡さんでした。

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