『Talk & Live 番外篇 Vol.10〜回帰〜』
2010/5/5 吉祥寺:Star Pine's Cafe

※ 括弧の前に名前がないのは木根さんです。


吉祥寺音楽祭を振り返って。

木根「『昭和歌謡曲メドレー』を歌ったんだけど、もう2回目だからいいだろうと思っていた。
  でも英美が間違えるから、どこ歌うか判らなくなっちゃった」
木根さん、根に持ってます?(苦笑)
木根「リベンジしよう」
英美「今日のメドレーでやりますか?」
木根「じゃあ、今日のメドレーはなし」
観客より「両方!」
英美「なんて欲張りなお客さんなんだ!そういうところが好き!」


座布団一枚!

木根「イベントに出るってどういう曲をやろうかっていう話になるじゃない?
   もっと持ち歌をやった方がいいとか。あれ(『昭和歌謡曲メドレー』)、7分ぐらい?10分ぐらいある?」
英美「計ってないから判りません」
木根「どちらを取るかってなったんだけど、"やろう"と。でもローラ。あれやったら5人は増えたよね」
英美「増えましたね」
木根「みんなは僕らの方を向いているから判らなかったと思うけど、僕らからはよく見えるから、
  歌い出したら人が増えているのが判るわけ」
英美「僕は撒き餌ですから。集まってきたところで木根さんが一本釣り」


英美さんならやれると思います(真顔)

木根「いまコミックバンドってないんだよね。この系統を引いていたのが・・・もうなくなっちゃったけど、ビージーフォー。
  彼らもすごい演奏はうまいんだよね。モト冬樹さんなんて、本当にうまい。
  演奏中、床に寝転がってもリズムキープしてるからね」
英美「ホントですか!?」
木根「以前見てたら床に転がってもリズムキープしてた。・・・たぶんそういう練習をしているんだろうけどね。
  で、また起きあがってもリズムキープ」
英美「・・・いま、自分がやれるかどうか考えてました」


『真知子のテーマ・恋詩』

「"笑って笑って"って繰り返してるけど、そんなに言われても笑えない」
えええ!?そういう感想なんですか?
「これは僕のアルバムの中には入ってなくて、舞台『天使の涙』のアルバムの方に入っている曲なんだけどね。
真知子という役のテーマソング。僕が好きな曲(気に入ってる曲)なので今回歌っています」


ええええ!?

「日替わりでメドレーをやってきましたが、今日はB'zメドレー」
はいいいい?(心の中の声) 本当は歓声があがっていました(笑)
そして『Ultra Soul』(Ultra Soul〜♪というところだけ)を、
違う曲にしか聞こえない演奏(もちろん弾き語り)で歌う木根さん(笑)

「やってもいい? でもそうしたら一度は憶えなきゃいけないんだよな」


確かに両極端ですよね。

「ひとりでアルバム作ると待ち時間はないけど、ご飯を食べる時間がない。
TMはご飯を食べる時間はいっぱいあるけどね」

「TMでレコーディングに入ると、まず小室がシンセで音を打ち込んで、それができるまで俺とウツはずっと待ち。
いつ出番が来るか判らないから、ずっとそこで待ってる」

「俺とウツはゲームやったりして待ってる。ある時、僕がスタジオに行くと、ウツがスタッフに拍手されたんの。
"どうしたの?"って聞いたから、"ゴルフのゲームで優勝したんです"って。
優勝するなよ〜。昔からそういうのに強いけど、ゲーム(の人工知能)って強いでしょ? それに勝ってんの」
「優勝するなよ〜」って言っている声がなんか情けなくて思わず笑いました。
「長いレコーディングも短いレコーディングも体験したけど・・・どっちもどっちかな。中間がない(苦笑)」


『中野グラフィティー』

「ウツとか小室とかは名前を出してない。なんか出すのも違うかなって思って。
てっちゃんは名前を出しても怒ったりしなくて寛容なところがあるんだけど、ウツは怖いから出さないようにしてる」

「前、ウツをモデルにして小説を書いたことがあったんだけど、
"あれ、モデル誰?"…"友だち"、"友だちって、誰? 僕も知ってる人?"、"うーん"」
木根さん、絶対に「うん」と肯定しなかったらしいです(苦笑)
ちなみに宇都宮さんがモデルになっているのは、『天使の涙』(小説の方)の中にあるそうですよ。


『三鷹ブルース』

「松本にはメールで軽い感じで"ギター弾いてくれない?"って訊いたら、"いいよ"って返事が返ってきて実現した。
"ライヴに弾きに来てよ"って言おうかと思ったけど、今ツアー中だったからさすがに言えなかった」


このへんが英美さんだなあって思う。

木根「今回のライヴは英美がいたからできた。今回も忙しいのにいろんな楽器をやってもらって」
英美「誤解のないように言っておきますが、木根さんが"この楽器やって"って言ってやっている訳じゃないですからね。
  僕が曲を聴いて勝手に"この楽器やっていいですか?"って言って、OKをもらってやってますから」


腰の骨、折っていたんだ・・・。

英美「リハーサルに行って、いちばん最初にやったのがメドレーの練習でしたから。最初からファインプレーの練習」
木根「中学生の時からそうだった。サッカー部だったけど、試合の練習しかしないの。
  ランニングも基礎練習もしなくて、すぐ試合。
  野球部が半分使ってるから、コートの半分しか使えないんだけど。
  そこでセンタリングを上げてもらって、ずっとオーバーヘッドシュートの練習ばっかしてた」

木根「それから二十何年間やらなくて、TMの東京ドームのコンサートがある前。
  サッカーのチームを持っているんだけど、試合をやったのね。
  僕はゴールに背を向けていたんだけど、ここ(目の前)にボールが来たの。
  そしたらついついオーバーヘッドシュートをやっちゃったんだよね。
  ボールは一応足にあたってぽーんって飛んだんだけど、そのまま地面に落ちて。
  救急車には乗らず自分で病院には行ったけど、腰の骨を折りました」

木根「その数日前にてっちゃんから・・・ラストコンサートに向けての会議があって、
  リーダーから"事故、病気、怪我には気をつけようね"っていう話があったばっかりだった。
  開口一番、"ウソでしょ"って言われたからね。
  "木根さんが腰の骨折りました"って言ったら、"冗談?"、"本当です"、"ウソでしょ"って。
  だから東京ドームのコンサートはコルセットをして2日間やり遂げました」


--encore--

アルバム『REMEMBER ME?』

「英美とはこれが原点だよね?
ふたりでロスのてっちゃんの家へ行った。犬しか泳がないプールに英美が入った」

「"僕が適当に音足すから適当にやっといてよ"って言うからやっといたんだけど、いつまで立っても音を足されないから、
じゃあ"弦でも入れて?"って言ってバイオリンの人を呼んで、
"適当に弾いてください"って言ったら"全部ですか?"って、ちょっと呆れてた」

「だから全体的に弦の入ったアルバムになってます。
・・・そのあとも音が足される気配がないから、"じゃあ、パーカッションでも入れてもらう?"って言って
パーカッションを入れてもらって。だから全体的にパーカッションが入ってます。
・・・結局音は足されないままでしたね」


「『SATURDAY MORNING 6A.M.』がラスト曲ですか?」と一瞬ビビりました。

木根「(小室さんが)"2曲ぐらい書くよ"(だったかな?)って言ってて。
  曲を作るところに立ち会ったんだけど、あれは衝撃だったね」
英美「凄かったですね」
木根「ピアノに向かって歌っているんだけど、全然わかんないの。Aメロなのかサビなのかも判らない。
  でもだんだん曲になってくんだよね」

木根「"(僕が)曲作るから木根は詩ぐらい書きなよ"って言われたから、"書くよ"って言ったんだけど・・・
  小室が歌ってくれているんだけど、いまいちどの音か判らないんだよね。
  音の中間みたいなところがあったりして。だからそのまま英美に頼みました」
英美「木根さんからすごいキラーパスが来ました」



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