『Talk & Live 番外篇 Vol.9』
2009/5/5 吉祥寺:Star Pine's Cafe

※ 括弧の前に名前がないのは木根さんです。


フォークパビリオンを振り返って。

「僕はこうやってライヴで話しているけど、大ちゃんやウツはあんまり話さないでしょ?
だからできるだけあのふたりに喋ってもらって、
僕は話さないように気を付けているんだけど、気がつくと喋ってる。それが反省点」
羽目は外さないまでも、木根さんが喋らないと私は楽しくないんですが(苦笑)
「ウツや大ちゃんのファンは僕に感謝して欲しい」
苦笑。


こういう木根さんが大好き(笑)

「今年でここは何年目?」
2006年からなので、4年目?らしい。
「いちばん最初は5日間? 続けてやったんだっけ?」
確かmumixで生放送とかもしてましたね。
「今年は3日間だけなんだけど、昨日はフォークパビリオンをやったんで、4日続けてやってる気分。
昨日(フォークパビリオンに)行った人」
結構な人数が手を挙げていて、木根さん苦笑い。
「なにやってるの! 僕たちは来てくれて嬉しいけど。来てくれないと困るから嬉しいんだけど」


前半は、そりゃあもうさくさくと進みましたよ。

「今日はこどもの日ということで、こどもの日スペシャル。
ゲストで出る人も、もういい大人なんだけどね」

「ちょっと巻き気味に(mcを)進めてます。
ふだんゲストコーナーって20分なのね。ちょっと長引いて25分。
どんなに面白くても30分くらい。でも彼はひとりで3時間」
木根さん、英美さんのせいだけじゃないでしょ(笑)


明言しちゃったのが、この日は悪い方に出ちゃいました。

「実は今日、録音されてます。配信用の。
3日間録音が入っているんだけど、使えるのがあったら、だよ?
あとから録っておけば良かったって思っても遅いでしょ?
録音だけしておけば、あとから後悔することはないから」
そしてライヴ中盤から後半にかけ、歌詞を間違えまくる木根さんでした・・・(遠い目)

※ 6月24日から9週に渡り、iTuneで配信されるそうです。


人のせいにしすぎです(苦笑)

「リハは上手くいったんだけどなあ。『ONE DAY AND NEW DAY』って、リハの時録音してた?」

「なんか(曲の)途中から、悪い流れが来てた。
間違えたことを一回気にすると、次は間違えないようにって思っちゃって、どんどん悪い流れになる」

「だって、みんな聴いているんだもん」
ええええ!? なんか、すごく理不尽なこと言われてるような(笑)
「みんなが聴いているからだよ。聴いてないフリしていて。下向いたり横向いたりして」
「あの、ライヴに参加しているんですけど」っていう心の声が聞こえていたのか(苦笑)
「・・・聴きに来てるんだもんねえ」
そうですよ(笑)


待ってました!

木根「お待たせしました。山本英美君です!」
椅子や譜面台などがまったく用意されていなかったため、自ら準備をする英美さんに。
木根「ゲストなのに用意してなくてごめんね」
英美「大丈夫です」

木根「去年も同じ、こどもの日にゲストに出てもらったんだけど、
  替え歌を歌った印象ばっかり残って失敗したって思って。"ギャラより高い交通費〜♪"」
凄い!木根さん、替え歌憶えてた!←超失礼(笑)
英美「喜んでいたじゃないですか!」


青年の出張

木根「番外篇、実は来年で10年目。
  今はひとりで回っているけど、最初は英美とふたりで始まったんだよね。ふたりで一緒に回ってた」
英美「あちこち行きましたねえ」
木根「最初の時は、"青年の出張"というタイトルで回ってた」
英美「出張ですか」
木根「そう。"青年の出張"。あの頃から、もう青年という歳じゃなかったけどね。壮年だよな」


そんなこともありましたねえ。

木根「英美は、なんか(番外篇の)思い出とかある?」
英美「やっぱり青森ですかねえ」
木根「青森?」
英美「空港に行ったら、"青森に向かう飛行機が天候のせいで飛ばない"って言っていて、
  それなら三沢(?)に飛んでそこから陸路で向かおうってことで、
  三沢に着いたら、青森に向かう飛行機が飛んでいたっていう」
木根「往々にあるね、それは。判断が難しいからね」
英美「その日のうちに移動して、その日にそのままライヴっていうこともありましたね」
木根「僕はやっぱり神戸かな。JRの高架下の。なんていうライヴハウスだっけ?」
回答している人はいませんでしたが、
アートハウス(Vol.1)かスターハウス(Vol.2)のどちらかではないか、と。

英美「ああ! ありましたね。電車が通ると音が聞こえる、」
木根「ガタンゴトンっていう音が聞こえるんだよな。
  曲中だと、間奏を伸ばして電車をやりすごしてから歌に入ったり。
  あそこはパンクロックならいいけど、」
英美「音圧出ているバンドならいいけど、」
木根「フォークには向かないライヴハウスだったね」


三多摩地区と立川は違う・・・の?

木根「来年でSPEEDWAY、30周年なんだよ」
英美「おめでとうございます」
木根「それを言っているのは、主に俺だけなんだけど」
英美「もっと経ってるかと思ってました」
木根「もっとって。英美とそんなに歳変わらないじゃない」
英美「木根さんたちってデビュー早かったんですね」
木根「デビューしたのが'79年で、僕が'57年生まれだから何歳?」
と、観客に計算させる木根さん(苦笑)
観客より「22歳」と回答が。優しいなあ(笑)

木根「22歳にデビュー。でも英美もその頃バンドやってただろ? 八王子だっけ?」
英美「八王子です。中2からバンドやってましたね」
木根「英美は三多摩地区なんだよな」
英美「木根さんだって立川だから、そんなに離れてないじゃないですか! 同じですよ」
木根「吉祥寺も三多摩?」
英美「武蔵野市だからそうですね」
木根「三多摩の新宿(渋谷かも?) いいところ一杯あるもんね。井の頭公園とか。
今日も地方から来た人は散策とかしてきたのかな?」
観客より「(少々呆れた声で)木根さん、今日雨」
木根「そっか。雨だもんね。散策はしないか」


SPEEDWAYデビューライブ・・・秘話?

英美「デビューした時、僕見に行きましたもん」
木根「来たの!?」
英美「行きましたよ。なんかすごい衣装着てましたよね。衣装は派手なんだけど、生地は薄そうな」
木根「着てた(苦笑)」

木根「ギターをやっていたヤツの彼女が服飾の学校に行っていて、
  ウツとギターのヤツの衣装だけは彼女に作ってもらっていた」
英美「セミオーダー・・・いや、オーダーメイドみたいなもんですよね」
木根「あのふたりは格好良かった(イケメンだった)から、うちの看板だったんだよ。
  いま思えばギターのヤツはそれほどでもなかったんだけど(苦笑)
  ・・・いやいや、格好良かったよ。
  でもお金ない中で生地を買うから、いちばん安いテレテレの生地だったと思う」
英美「木根さんは?」
木根「僕は普通の量販品。ジーンズとか」


キャプテン

木根「なんで『CAPTAIN AMERICA』なんだろうね。"キャプテン・イタリア"じゃダメなんだよね?」
英美「やっぱり雰囲気じゃないですか」
木根「"キャプテン・ブラジル"ってどう? …ブラジルなら、」
アコギを弾き出す木根さん。
ラテン?サンバという感じではなかったから、やっぱりラテンぽくかしら(超曖昧)
英美さんが、木根さんのアコギに合わせて適当(笑)に歌っていたんですが、
これが相変わらず上手くて面白い!

木根「"キャプテン・フランス"なら、」
今度はボサノバ風に演奏を変える、木根さん。
偽フランス語で歌い始める英美さん(笑) こちらも抜群に面白い。
そして、最後に、唇を子どもの様に震わせて
・・・音にするなら"プルプル"か"ぶるぶる"(笑)・・・歌を終わらせました(笑)

木根「今英美、(唇を震わせて再現して)ってやった?」
笑いならが頷く英美さん。
木根「それ面白い。子どもがいたら大ウケだよ」
そしてもう一度アコギを弾き出す木根さん(笑)
再びフランス語っぽい雰囲気で歌い、もう一度繰り返してくださる英美さん。
しかも今度は、マイクから遠ざかってフェイドアウト(笑)

木根「それ今日いちばん面白い!」
・・・木根さん!(笑)
木根「子どもがいたら絶対に"もう1回やって"って、何度もやらされるよ。
  何回もやってだんだん唇が痛くなるの」

木根「じゃあ、」
英美「まだやるんですか!?」
木根「あとひとつだけ。・・・"キャプテン・ロシア"」
英美「ロシア!?」
木根さんがどんな雰囲気の曲を即興で弾いたのか憶えていませんが、
英美さんは椅子から立ち上がって、なんちゃってコサックダンスを(笑)

英美「オラ!」
とかそんな感じの掛け声を言って終了。
英美「今すごい体力を消耗しました」


忌野さん。ご冥福をお祈りします。

英美「清志郎さんっていえば昔、多摩美の学園祭に出ているのを見に行ったことがありますよ。
  いまも多摩美術大学ってあるんですかね?」
私も判りませんが、あります・・・よね?
英美「そこの学祭にRCサクセションが出たんですけど、時代ですかね。オールナイトなんですよ。
  しかも無料。そのとき一緒に出ていたのが、子供バンド。あとは、シーナ&ロケッツとか」
ほかにも有名なグループ名を挙げていました。
英美「それを見に行ったんですけど、」
木根「その頃はソロじゃなかった? もうグループだった?」
英美「グループでしたね。RCで、あの派手なメイクをしてました」
木根「そう?」
英美「(RCサクセションの)初期の頃だと思います。
  オールナイトだから夜中の2時頃に、トラックを・・・
  ほら、あの頃トラックを持っているっていうのがステータスだったじゃないですか」
木根「俺らも買ったもん、トラック。月賦で」
英美「月賦(笑) ローンのことですね」
木根「赤のペンキで塗って、白でSPEEDWAYって書いたら、郵政公社みたいになっちゃって。
  お金出して買ったのに」
英美「月賦なのに」

英美「そのトラックを夜中2時頃にばーんと体育館につけて、
  登場して"盛り上がってるか〜!"とか言うわけですよ。もう全然オーラとか違いましたね。
  そのあとリハから見たんですけど、凄かった」
木根「歴史の証人だ」
英美「あの頃はデジカメとかビデオとかなかったから、ここ(頭をさして)にしか映像がありませんからね」


『ポニーテール』前のmcにて。

「ウツはよく"最後のブロック"って言っていたけど、そうでもないんだよな」
最後の曲(『悲しみのチルドレン』)の前に短いmcが入るから、かな?
しばしの沈黙のあと。

「ちょっと休憩。ピアノが続くから手が痛くて」
と言いながら、腕を震わせる木根さんでした。
「フォークパビリオンをやっている時、ウツが曲を弾く前に"頑張れ、俺"…あいつは"頑張れ、僕"か。
面白いなって思っていたけど、今日ようやく気持ちが判った」


--encore--

ホントかい!(笑)

「いつもはここで『青空』を歌うんだけど。
いつもみんなに"lalala〜"って歌ってもらうから、"lalalaおじさん"って言われてる(苦笑)」


壮年の出張

木根「今日参加してくれた山本英美君です!」
ステージがほぼ見えていないので詳細は判りませんが、 英美さんが椅子に座らなかったから、かな?
木根「あ、立つ?」
英美「いや、みなさんに任せます!」
英美さんが答える前に、既に木根さん立っていた気がします(苦笑)
英美「さっき楽屋に戻ったら立岡さんから言われたんですけど、
  "来年10周年なら番外篇、何回か一緒にやったら?"って」
木根「ホントに?」
英美「ええ」
木根「じゃあ、何回か一緒にやる?」
英美「やりましょう」
木根「じゃあ現地集合、現地解散にしよう」
英美「リハもなしで、いきなり本番で合わせたり」
木根「英美とふたりでリハやると、ネタばっかり合わせてそうで怖いんだよな」
英美「ダメですよ、木根さん。今回はネタなしで音楽的にやりましょう」

木根「壮年の出張にする?」
英美「そうねん?」
木根「青年の出張だったから」
英美「ああ、その壮年ですね。"青年の出張ファイナル"とかはどうですか?」
木根「青年じゃなくて壮年だから? でもなんか(ファイナルってつくと)淋しいな」


阿吽あるいは以心伝心

木根「英美とは何度も『REMEMBER ME?』を一緒にやっているけど、さっき本番前に一回合わせて思った。
  『REMEMBE ME?』は英美との曲だね。合わせている時にすごい感動した」
英美「別に合わせてるわけじゃないくて、さっき楽屋で1年ぶりに合わせたんですが、不思議ですね。
  これまで一緒に回ったせいか、なんとなく判るんですよね」
木根「『REMEMBER ME?』で英美の右に出る者はないね」
英美「右に出ようっていう人が他にいるか判りませんがね(笑)」



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