『Talk & Live 番外篇 Vol.9』
2009/5/30 名古屋:ボトムライン

※ 括弧の前に名前がないのは木根さんです。


Talk & Live。

「Vol.9、名古屋公演にようこそ。
"番外篇と普通のTalk & Liveと、どう違うんだ!"って思うかもしれませんが、
ゆるいトークと歌っていうのは同じ。だからTalk & Liveなんだけどね」

「普通のTalk & Liveの方は後ろにサポートメンバーがいて、もう少し人数が多い。
不況の煽りを受けて、だんだん人数が減っちゃったけど」
苦笑。
「こうやってひとりでやっているのが番外篇ですね」


TMはバブル時代のバンド?(笑)

「バブルの頃は凄かったね。あれなんだったんだろ?」

「1枚目と2枚目のアルバムはその頃(バブル崩壊前)に作ったんだけど、
あの2枚の制作費で、今だったらアルバムが10枚作れる。
いやらしいから値段は言わないけどね」

「木根尚登のアルバムなのに、演奏している人たちが外国人ばっかり。
アルバムのプロデューサーが奈良部昇平さんだったんだけど、
その人の知り合いのミュージシャンばっかりだったから、外国人が多かった。
しかも、すごい有名な人ばっかり。
外国人ばかりだと僕がストレス溜まるから日本人も入れようってなって、葛城哲哉が選ばれた」


普通だと3万キロはそんなに多い方ではないそうですが。

「ミュージシャンの中でも車を運転している方だと思うんだよ。
住んでいる場所が中央から外れているのもあるんだけど、人より車を運転してると思う。
観客より「どれくらい運転してるんですか?」
「年間3万キロは走ってる」

「何が言いたいかって言うと、運転している量が多いほど、事故とかも多くなるでしょ?
・・・いろいろやって、点数がギリギリになっちゃって」

「点数がギリギリになると、"あと1回なにかやったら免停になって、
講習を受けなきゃいけなくなりますよ"っていうことが書いてある葉書が来る。
忘れちゃいけないと思って、車のハンドルの裏側に置いておいた」
観客より「そこに置いたら計器が見えなくなりませんか?」
「そう、見えない(笑) だから、別の場所に置き直したんだけど、そしたらどっか行っちゃって。
そしたら忘れちゃうんだよね」


なんて素敵なタイミング(泣)

「交差点を走っている時で、信号機が黄色から赤に変わる寸前で止まろうかどうしようかって時、
携帯に電話がかかってきたのね。
どうしようって思ったんだけど、かけてきたヤツがなかなか捕まらないヤツだったから、
"ごめん。運手中だからすぐかけなおす"って言ったら、横が交番だったの。
"しめた!"って顔をしてお巡りさんが手招きしてた」

「"緊急の用事だったんです"って言い訳したんだけど、"携帯はダメって決まってるからね"って言われて。
"免許証出して"って言われて免許証を出したら、若い警察官が"え!? 木根さん!?"って。
"TM(ソロだったかも)のアルバム全部持ってるんですよ"って言うから、
これは風向き良くなってきたなって思って、"お願い!これ違反取られると免停になっちゃうんだよ"って」
そして、その警察官の肩を両手で叩き、襟やネクタイを直すフリをする木根さん(笑)
「警察官はネクタイしてないか(苦笑)」

「"お願い"って言ったら、"ああああ、ダメ。ダメです"って。
結局違反切られた。もちろん、その警察官が正しいんだけどね」


こうして曲を作っています。

「時々考えることがあるんだけど、僕の曲って昔からずっとミディアムテンポばっかりじゃない。
だからテンポが速い曲も作った方がいいのかなって」

「"よし作るぞ!"って(ピアノに)向かうと、」
和音を鳴らすんだけど、テンポの遅いバラード・・・ しかもマイナー調なメロディを弾きはじめる木根さん(笑)
「こういう風になっちゃう。こういうヤツ、」
今度は和音は変なんだけど、テンポ速めに弾く木根さん。
「(テンポの速い曲を)作ればいいんだけど、やっぱり"作るぞ!"って気合いを入れると、
こういうの(またもマイナー調の和音弾いて)弾いているんだよね」
たぶん即興だと思うんですが、ピアノを弾きつつ、でたらめ英語で歌い始める木根さん。
1回目のサビの途中くらいまで歌って。

「いまの良い感じだったよね?」
観客が頷くのを見て。
「どうやって弾いたかな。憶えてるかな」
と最初に鳴らした和音を探す木根さんでした(苦笑)


縁は異なもの

「前、原田真二さんのライヴに参加させてもらったことがきっかけで、
話をさせてもらったり、スタジオに遊びに行かせてもらったりしているんだけど、
"スタジオを作ったから遊びに来てください"って言われて行ったら、
"お風呂に入っていってください"って言われて」

「原田君って僕よりひとつ上なんだけど、」
などと言いつつ、原田さんの有名な(と思われる(苦笑))曲をピアノで弾き、ワンフレーズ歌う木根さん。
いつものことながら、歌詞も演奏も曖昧で(笑)

「彼の曲は簡単そうに見えてすごく難しいんだよ」
と言い訳してから、先ほどよりもすこしマシに歌う(苦笑)
「すごい好きで聞いていたんだけど、難しすぎてカバーするところまでいけなかった」

「そんな原田君にお風呂を炊いてもらうなんてできないでしょ?
だから"いいよ"って言ったんだけど、自慢のお風呂みたいでね。
神奈川に箱根っていうところがあるんだけど、
そこにある別荘がスタジオになっているところがあって、それを買い取ったみたい」

「お風呂はすごい広くて、窓から富士山が見えるの。確かにいいでしょ?
でも広いからお湯が溜まるのにすごい時間がかかるのね。
その後、東京で夕飯を食べようっていう予定になっていたから時間がなくて。
でもお風呂に入って欲しいらしくて、お湯が半分くらい溜まったところで、
"木根さん、半分溜まったんで入っちゃってください"って言われて。
すぐ出るのももったいないから、"お湯が全部溜まったら出よう"って。
もったいないことしてるよね。ぜんぶ溜まってからがいいのに」

「でもその別荘、実はSPEEDWAYの時にアルバムのレコーディングで使ったところなんだよ。
だから遊びに行った時、すごい感慨深くて。いろんな人に渡って、それから原田君が買ったんだろうね」


--encore--

6/24かららしいですよ。

「吉祥寺の3日間を録音していて、
その中で使える曲をインターネットで配信しようって言っていたんだけど、ほとんど使えなかった」

「いや、基準を下げれそんなことないんだけど、
"ここの音がちゃんと出ていない"とか、"いちばん大事なところが聞こえない"とか、厳しめに選んだらそうなった」

「8曲は選んだよ。英美とのバカ話も入れて」


有言実行でお願いします。

「英美といえば、番外篇は最初、英美とふたりで回っていた。だから番外篇はふたりが元祖。
元祖っていうとあれだけど、ふたりで回ろうってはじめたのが番外篇。
でもだんだん英美になんでもやってもらうようになっちゃって。
英美にギターを弾いてもらって歌うだけとかね。
そうやって頼りきりになっちゃったから、これじゃいけないってひとりで回るようになって、ひとりで50本回ったりした。
来年は10周年だから、何本か英美と一緒にやろうと思ってる」



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