『Talk & Live 番外篇 Vol.8』
2008/5/5 吉祥寺:Star Pine's Cafe


月日が経つのは早い & いい掠れ具合でした

「NAOTO KINE CONCERT 2008 Talk & Live 番外篇Vol.8にようこそ。
1年に1回ずつやっているから、8年くらいやってることになりますね」
番外篇が始まったのは、2001年。もうそんなに経つんですね(苦笑)

「(TM追加公演を含め)さすがに5日目にもなると、声が森進一。
明日は木根尚登の曲じゃなくて、最初から終わりまで森進一の曲をずっとやった方がいいかもしれない」


今回はハードスケジュールです

「この武蔵野黄金週間って、誰が言ってくれたんだっけ?」
知りません(苦笑)

「誰が考えたのか判んないけど、3年くらい前からこの休みの時期にライブをやるようになって。
去年は良かったんだけど、今年は1日2日にTMが入ちゃったからね。
決まった時は、"ま、いっか"って思っていたんだけど、さすがに声がね」

「TMの時は一応ボーカルじゃないから、
申し訳ないけど、(TMのライヴは)ちょっと手を抜いてやろうかなって、本番前は思ってた」

「でもボーカルじゃないって言っても、結構歌ってるんだよな。
それにTMだとハモりだから、ウツの上を歌わなきゃいけないんだよ。
♪平和より自由より正しさより 君だけが望むすべてだから〜♪
(歌ってるけど、掠れて声が出ていない木根さん(苦笑))」

「(キーが)高いんだよ。だから手を抜いて歌おうと思っていたのに、
本番になったら本気で歌ってた(苦笑)
まあ、そんな自分で良かったって思ったけどね。手を抜いて歌う自分より」


どこまでが本気なんでしょう?

「TMから続けて来ている人は、僕と同じ疲労度ですね。
・・・というか、僕より動いている人もいるから、僕よりも疲れているかもしれない」

「僕のライヴで寝てくれてもいいよ。実は、それが理想。
だって、それだけ僕の音楽が心地いいってことでしょ?
一度みんなが寝ているっていうのも体験してみたい」

「そうしたら、ちいさい声で歌うから」


6月6日

「『6月6日』は友だちの歌。・・・友だちと言っても、元々は小室が飼っていた犬のことだけど。
小説の主人公にしたらベストセラーになって、アニメ(映画)にもなりました。
そのユンカースが亡くなった日が6月6日。もうすぐなんだけどね。
去年は一周忌だったのに、歌わなかったね」

「去年は『道』というアルバムの曲を中心にやっていたから、
テーマ的に重くなりすぎちゃうんで、入れるのをやめた。
でも一周忌、二周忌とか、そういうのを考えずに、これからも歌っていこうと思ってます」


オーディションは続く(『GATE』前)

「次にやる曲は『GATE』。毎日がオーディションっていう曲。これをやるのは久しぶり」
私が最後に聴いたのは2005年の『番外篇 Vol.5』。
3年ぶりですが、私的にはそんなに久しぶりとは感じませんでした。

「高校生(中学生?)の頃から何(百)回もオーディションを受けて今ここにいるけど、
プロになってからもやっぱり、毎日がオーディションばかり。
曲を作ってプレゼンに出すっていうのも、ある意味オーディションな訳だから」


ゲスト登場

「3日は仲代奈緒さんがゲストに出てくれました。
世には出てないけど、これまでたくさん曲を提供させていただいてて、
そのままになっちゃうのも勿体ないから、みんなには聴いてもらおうと思って出てもらいました」

「4日は籐子さん。前一度ライブを見に来てくれた時があって、
その時に、"『REMEMBER ME?』が好きなんですよ。
ともちゃんが歌ってるところ、歌わせてください!"って言ってくれたから、"じゃあ、今度歌ってよ"って。
そのまま口約束をしただけになっちゃうのもなんだったんで、お願いして出てもらいました」

「ゲストの方から"歌わせて"とは、さすがに言えないじゃない?
こっちから声をかけてあげないと」

「この武蔵野(黄金)週間のゲストは、できるだけ被らないようにしていたんだけど、
この人は恒例だからいいと思って。山本英美君です!」


ユニクロで1,500円

英美さんは、ユニクロのボーダーTシャツ(半袖)姿で登場。
英美「木根さんが半袖姿だったんで、僕も半袖で出てきてみました」
木根「さっき長袖着てたよね? 別に合わせなくても良かったのに」
英美「このシャツには理由があって、この間うちのチビと一緒に洋服を買いに行ったら、
  "パパにはこれが似合うからこれ買いなよ"って言われたんで買いました。
  ユニクロで1,500円です。
  皆様、ユニクロに行ったらこれを探して、
  見つけたら"これだ!"って思ってやってください」
木根「確かに、いつもは着ない色だもんね」
英美「僕が自分で買うんだったら、絶対に選ばない色ですね。
  だって、爬虫類みたいな色じゃないですか!
  しかもボーダーですよ!? こんなボーダーリストじゃない(とかなんとか)」

木根「(息子さんは)いくつになったんだっけ?」
英美「小学校4年生になりました」
木根「絶対音感あるの?」
英美「ありますね。気を抜いてお茶碗のところにお箸を落として"チーン"って鳴ったりすると、
  "その音はラだね"って言われます」
木根「凄いね」
英美「これはちょっと言い過ぎですけど。最近は奥さんと連弾とかやってますね」


山本家の日常

木根「こんなところで訊くのもなんだけど、一家はどんな感じなの?」
英美「今朝も大バトルです。・・・こんなこと話しちゃっていいのかな?
  今日、ここに来るから少し遅めに起きたんですが、下でバトルしてるんですよ。
  "そんな風にやってるんなら、ピアノやめちゃいなさい!"って言われて、"うぇーん"って」
木根「奥さんが厳しい家で育っているからね」
英美「クラシックって、きっちりした音楽じゃないですか」
木根「僕らみたいに、ちゃらちゃらしたポップじゃないからね」
英美「チャラポ(ちゃらちゃらポップの略(苦笑))ですか?」
はてな?という表情になる木根さんに。
英美「今の時代はなんでも略しますから」

英美「クラシックはきっちり楽譜があって。
  だからこそずっと現在まで伝わってきたっていうのもあるんだけど、
  どうも適当な態度でピアノに向かっているのが嫌みたいですね」
木根「嶋田さんはピアノの発表会でガムを噛んでいて、
  "会場から出てきなさい!"って言われたことがあって、
  その時からロックに行ったって言ってた」
英美「居間で僕がテレビを見ながら適当にギター弾いてると、"うるさい"って叱られますから」
木根「音が混じるのが嫌なんだろうね」


人任せ(苦笑)

英美「60歳になったら、農業やろうかと思ってるんですよ」
木根「それ、いいね」
英美「日本では自給率が低いとか言われてるじゃないですか。
  だったら自分で作るのがいちばん安心かなって」
木根「いいね。僕にも頂戴」
英美「いいですよ」
木根(さんかな?)「いま畑を借りてやってる人とかもいるしね」
英美「ベランダでやってる人もいますし」
木根「じゃあ俺は英美がやってるところへ歌を歌いに行くよ。
  ♪早く作れよ〜早く作れよ〜♪」
音符の中は弾き語ってます(苦笑) 歌詞はニュアンスです。
木根さんの即興に続けて。

英美「♪俺が食うから〜♪」
英美さんの即興の中での"俺"は木根さんを指していると思われ(笑)
木根「いいね。今度、それでやろう」


よくこういう歌詞が思いつきますよね(苦笑)

木根「真面目な話をしているのもなんだから、
  せっかく子どもの日だし、子どもの日にちなんだ歌を歌おうか」
英美「子ども日の歌と言えば?」
観客より「『こいのぼり』」
木根「じゃあ『こいのぼり』を歌おうか」
英美「なんか、やらせみたな会話ですね」

英美「この曲って、『こいのぼり』っていうタイトルでいいんですかね?」
観客より「合ってます」
英美「合ってるみたいです」

一度弾きはじめるのですが、拍子を間違えたらしく、一度止まって。
英美「あれ? 違ってました。3拍子でした」

替え歌版『こいのぼり』
1番は、童謡(唱歌?)どおり。
そうして2番から替え歌でした。
メモっていないので、ニュアンスですが、こんな感じです。

ギャラより高い交通費
小さい小銭は阿部薫(へ)
大きいお札は葛城さん
笑っているけど怒ってる

3番は、木根さん、ライヴがTMも重なっていてお疲れさま。
喉咽を大事にしてください
トークで喉咽を潰すから

というような内容でした。


プロなのに(苦笑)

木根「俺たちの方向性、どこに向かったらいい?
  ひとりずつのじゃなくて、ふたりでやる時の方向性ね」
観客より「コブクロは?」
木根「コブクロね。やろうと思ったんだけど、意外に難しいんだよ」
英美「難しいですね」
観客より「似てるのに」という声が飛び、
その意味が判らなかった英美さんに向けて。

木根「サングラスかけてる方に似てるって言われるんだよ」
英美「いいですよ、やりますよ?」
木根「じゃあ、次はコブクロをやろうか」


TMのライヴを観てきました

英美「この間、渋谷AXでやったTMのライヴを久々に観に行かせてもらったんですけど、
  "TMだなあ"ってすごく思いましたね。
  そこに3人が並んでいるだけで、すごい本物感がありますね」
木根「偽物をやっていたからね(苦笑) TMのライヴを観るのって、久々?」
頷く英美さん。
木根「この人は、僕が多摩地区でやっている時から一緒だから。ずっと(僕たちを)見てきてる」
英美「今回のツアーって、オリジナルに近い形で演奏してるじゃないですか。
  だから見ていて嬉しいんですよ。
  見に来ている皆さんもきっと、そうなんじゃないですかね」


--encore--

再び英美さん登場

木根「せっかくなんで、もう一度出てきてもらいましょう。山本英美!」
英美「なんか、こうしてふたりで立っているのって恥ずかしいですね」
ここでは、木根さんも英美さんもステージに立っていらっしゃいました。
英美さんは、居心地が悪いのか、ずっともぞもぞ動いてました(笑)

木根「こういうのって、なかったっけ?」
英美「ないですね」
木根「ソロの時、立ってる?」
英美「ほとんど座ってやらせてもらってますね」

木根「なんかこうやって立ってると、忌野清志郎さんみたいだね」
話ながらじっと英美さんを見つめる木根さん(苦笑)
その視線を受けて。

英美「あ、また僕に頼りましたね? ♪この雨に打たれて〜♪」
♪部分は歌っていますが、ここから歌い出したかは微妙ですが(苦笑)、
とりあえず♪Hey Hey Baby♪と歌ったことは慥かです。
(曲は『雨上がりの夜空に』(RCサクセション))


いつ頃の話なんでしょうか?(苦笑)

木根「あの頃のアリス、谷村さんって半ズボンじゃなかった?」
英美「半ズボンにアコギでしたね」

英美「この間、さださんの長崎ライヴのビデオを見ていたら、
  観客の拍手に乗って出て来たさださん、短パンに何着てたと思います?」
首を横に振る木根さん。
英美「ランニングですよ? ランニングに短パンにアコギを下げて出てきたら、観客が"きゃー!"ですよ?
  ランニングに短パンで観客が"きゃー"って、すごいですよね」
木根「それだけ、いい時代だったんだよ」


僕の譜面台

木根「じゃあ、最後に英美といえばこの曲。・・・憶えてるの?」
最後の台詞は、英美さんの前には譜面台がなかったための問いかけ。
英美「賭けです!」
木根「じゃあ、僕も見ないでやろうかな」
英美「大丈夫ですか?」
木根「大丈夫だよ」
木根さんが自分の後ろに譜面台を置いたら、
早速iマネが譜面台を片づけようとしたため、木根さん慌てる(苦笑)

木根「あ、ちょっと待って。片づけちゃうの?」
英美「強気だったのに、いきなり弱気になった!
  うしろに譜面台があれば安心なんだけど、それを持ってかれちゃうってなったら、不安になるんですよね」
木根「歌い出しだけ確認したかったんだよ」
ちょっと拗ねた口調の木根さんでした(笑)



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