『Talk & Live Vol.11 〜NEW TOWN STREET〜』
2008/12/14 渋谷Duo Music Exchange
予想を裏切りません(苦笑)
木根「こんにちは。木根尚登です。木の根っこで木根、ナオトは和尚が木に登るで、木根尚登です」
木根「いつも来てくれている人が来てくれてるだろうと勝手に思って端折っちゃうんだけど、
ampmに来ていた人が、"もっこんなおと? ちょっと入ってみようか"って、
中に入ってみたっていう人もいるかもしれない。
今日、初めてライヴに参加する人がいるかもしれないっていうことを忘れちゃうんだよな」
木根「今日は丁寧にやろうと思って。昨日は歌詞をぽろぽろ間違えたりしたんで。
丁寧って漢字で書けると格好良いよね。・・・ていは、」
空中で丁の字を書いて。
木根「これは簡単だね。ねいは・・・」
書こうとして止まる木根さん(苦笑)
そのまま話を変えようとしたため、観客より「木根さん、ねいは?」とツッコミが入る(笑)
木根「・・・まあ、いいじゃん」
というわけで(?)、結局書かず仕舞いでした。
メンバー紹介
木根「メンバー紹介も丁寧にいきたいと思います。キーボードは、佐藤真吾」
佐藤さん、ぴしっと立ち上がると、丁寧にお辞儀をしました。
木根「ほら! 丁寧にって言っただけで、こうやってお辞儀も丁寧になったりするでしょ?」
木根「さて。この人はどんなことをしてくれるでしょうか。ドラム、阿部薫」
べーあんさんはイヤホンなどを外し、ドラムの横に出てくると、正座をし、三つ指ついてお辞儀(笑)
木根「2人目がそれやっちゃったら、3人目は大変だね。ギター、中村修司」
中村「無理だよ」
中村さんは親指のおもちゃを親指に差して、イエイというように前にだしてから、すぐ放棄しました(苦笑)
中村「普通にやりましょうよ〜」
昨日から、なんだ(苦笑)
木根「ほかのバンドとかって、出てくる前に手を重ねて(手を重ねる仕草あり)、
"イエー"とか"オー"とかやるんでしょ?」
中村「"今日も張り切って行くぜ!"、"オオ!"ぐらいです」
木根「実は、これまで一度もやったことない(笑)
これまでやっていたバンドは、ああいうぐだぐだした感じだから、やったことない。
なので、昨日からやり始めてみました」
木根「出てくる前、袖で何していたと思う?」
観客が声をかける時間を取った後。
木根「これ」
と木根さん、片手でぐーを作ると、親指をあげる(笑)
指スマですね。
木根「この人(べーあんさんを指さして)これ、知らなかったの」
木根「会場のみんなでやったら大変だろうね。62(とか、そのへんの数字)」
中村「数えるのが大変」
木根「いつまで経っても終わらない。そのうち朝になっちゃったりして。・・・やらないけどね」
中村「でも、それだと両手じゃないですか?」
木根「そう。思い出して両手にしてみた」
『心の花束』
木根「ほとんど自分で詞を書いているんだけど、
『心の花束』だけは、よく歌詞を書いてもらっている田中花乃さんにお願いした」
木根「よく結婚式に呼ばれるんだけど、結婚式で歌えるような歌がなくて。
だから作りたいなあって思っていたんだけど、
自分で歌詞を書くと客観的になれなくて、"ありがとう"の押しつけになっちゃう気がして。
だから"結婚式で歌える歌にして欲しい"って伝えて、書いてもらいました。
他人に書いてもらった方が、客観的になれるでしょ?」
結婚式の思い出
木根「これはあちこちで話しているから、聞いたことがあるかもしれないけど、
自慢は沢田研二の結婚式に行ったこと。僕の時代はジュリーだから。
べーあんじゃないけど、男性とか関係なく、ジュリーは好きだったね」
阿部「好きとか嫌いとか、そういうもんじゃないでしょ」
木根「男とか関係なく、ジュリーはジュリー。
ジュリーのポスターとか、部屋に貼ってあったからね。
べーあんも僕のポスター(写真かな?)貼ってあるんでしょ?」
阿部「貼ってないよ!」
木根「俺、知ってるよ?」
阿部「いつ見たの! 知らないでしょ!」
木根「俺、知ってるから。貼ってあるでしょ?」
阿部「うちに来たことないでしょ!」
実はこの話になる前に、「あいつ(べーあん)俺のこと好きだから」とかいう話が出ていたのです(苦笑)
どうしてそんな話になったのか、まったくもって判らないんですけど(笑)
(どうやら名古屋公演で「バンド内で全員片思いだったら?」というネタが飛び出し、
そのネタがそのまま東京まで続いていたっぽいです(苦笑))
木根「田中裕子さんに1曲だけ曲を書かせてもらったことがあるんだよ。
その時のプロデュースが沢田研二さんだった。だからたぶん呼ばれたんだと思う。
結婚式は、マネージャーも誰もいなくて、ホントに僕ひとり。
僕の一緒のテーブルにいたのが、吉川君と大沢さんと、竹内まりやさん。
吉川君は年下だからちょこちょこ話させてもらったけど、あとは全然話せなかった」
さもありなん(笑)
中村「いつまで経ってもアルバムの話をしそうにないんで、僕がしようかな」
木根「お願い」
中村「このメンバーでアルバムも録ったんですが・・・別にホモのバンドじゃないですからね?」
中村「前回2枚のアルバムは、木根さんのフォーキーなところにスポットを当てて、
フォーキーな部分とポップスを融合できたらいいなと、そういうコンセプトでやったんですが、
今回は木根さんに、若い頃、音楽を始めた頃を思い出してもらおうと。
初めてバンド(セッション)でやった時の感じとかを。
だから音とかも、その頃に近づくようにしてます。
セッションで曲を録ったんですが、俺が一生懸命曲の構成とか考えている時に、
ドラマーの方とアーティストの方は馬鹿話をしていましたけどね」
ヌードはいりません(笑)
木根「久しぶりにアルバムのジャケットに僕が映りました。
ここしばらくずっと絵だった。・・・どうして写真になったんだろうね?
これに気を良くして写真集を出しちゃったりして。・・・欲しい?」
観客「欲しい!」
木根「欲しい?」
観客「脱いで!」
木根「脱いで!? 嫌だよ。べーあんが撮るんだから」
阿部「俺!? 俺は嫌」
木根「カメラマンなんだから、べーあん、脱がせてよ。その気になったら脱ぐよ」
阿部「自分で勝手に脱ぐでしょ?」
木根「その日は絶対脱がないっていう気持ちで行くから」
阿部「自分で勝手に脱ぐくせに」
木根「"じゃあ、ちょっとはだけてみようか"」
しかも木根さん、片方の肩あたり、スーツをずらしてるし!(笑)
阿部「気持ち悪い!」
木根「大丈夫。その日は、お腹まで化粧してもらうから。腹筋が3つに割れてるように」
阿部「腹筋書くの!?」
木根「腹筋が3つ(4つって言ったかも)に割れているように。ぼんぼんぼんって」
阿部「書くんじゃなくて、着た方がいい」
やっぱり慣れですよね。
木根「そういえばこの間、見に来ていた人に、
"よくあんな可笑しな話していて、すぐ曲にいけますね"って言われた。
確かに、昔はなかなか曲にいけない時があった」
中村「僕も最初は気持ちを切り替えるのがすごく大変でした。
すごいタイミングで弾かされる時があるじゃないですか」
木根「あるね」
中村「2小節とかそれくらいで気持ちを切り替えなきゃいけないじゃないですか。
でも最近はすぐに切り替えられるようになりました」
木根さんの真後ろあたりがべーあんさんの位置でした。
木根「『色づく街に』は、『ノックは3回』というシングルを作る時に、
急遽作った曲なんだけど、今回のアルバムの中で核になる曲になってます」
中村「僕と木根さんの仲が続いていたら、
この曲(『色づく街に』)のサウンドの音で行こうと決めていた曲ですね」
木根「仲良くなりすぎると、喧嘩するからね」
中村「ほら、僕たちが仲良くしすぎると、焼き餅焼く人がいるから」
阿部「拗ねないよ! むしろもっと仲良くなってくれていいから!」
木根「愛おしくなってくるね。素直になれない強がりな言葉聞いてると」
阿部「はあ!? 素直だよ!」
木根「愛おしいよね」
阿部「・・・だからこの並びなの?」
--encore--
敵いません(苦笑)
mcの途中で、いきなり後方を向き、「はい!」と言いながら、両腕を広げる木根さん。
見た目的には、「ちょうだい」とか、そんな感じだったため(間違ってはないんですけどね(淡い笑い))
阿部「抱っこ!?」
木根「ギターちょうだい」
阿部「・・・抱っこかと思った」
木根さんがギターを受け取ってから。
木根「この年になっても、抱っこしてもらいたい時ってない?」
中村「あります」
木根「ある人!」
観客で手を挙げている人は、誰もいませんでした。
木根「誰もいないよ」
阿部「大人になって抱っこして欲しいって言う人は、なかなかいないだろ」
木根「俺たちがダメな大人なんだ」
中村「みんなが見ていない昼間のテレビ見てるし、ダメな大人ですね」