『Talk & Live 番外篇 Vol.7』
2007/6/4 横浜アリーナサウンドホール


2時間40分!?

「昨日は、話しすぎたみたいで、せっかくダブルアンコールを呼んでくれたんだけど、
出ようと思ったら、時間的に無理で出てこれなかった」

「どうやら、2時間40分くらい演っていたみたいで。
ダブルアンコールに出ていこうとしたら、スタッフの人に止められました。
だから昨日は、ダブルアンコールできなかった」


結局話しませんでした

「今回、番外篇27本目なんだけど、だいたい毎週どこかで歌ってるのね。
やっている僕の方は、毎回同じことをやっている訳だけど、
50本ライヴと言っても、この中には、今日だけしか参加しないっていう人もいるんだよね」

「TMの時もそうだったんだけど、どれだけ同じことに飽きないでやれるかが勝負。
だからどうしても同じ話とかになると、端折っちゃったりしちゃうんだけど、
今日しか参加しない人のためにも、できるだけ端折らないように話したいと思います」

「この『Talk & Live 番外篇』は、1月1日の午前1時からはじまって、」
正確には12時45分からだったみたいですが←もう忘れていた(苦笑)
そこまで丁寧に説明していなかったと思います。

「とは言っても、ここからは端折らせてもらいます。
SPIN OFFとかも挟みながら回って、今日27本目です」

「じゃあ・・・残念ながら『SPIN OFF』に参加できなかった人って、どれくらいいる?」
手を挙げた人に向けて。
「じゃあ、参加してない人のためにも『SPIN OFF』の話はしません!
・・・違うか。参加してない人のために話をするのか」


長々と語ったその先は・・・

「これまで(番外篇のライヴ時間は)ずっと2時間だったんだよ。
ステージに出て、アンコールまでやって戻ると、
時計を確認しているじゃないけど、楽屋に戻るとだいたい2時間だった」

「こうやってライヴを回っているけど、どこの会場が盛りあがるとか、
どこの会場が静かだったとか、そういうのは意識してないからね。
○○に行ったら、観客がすごい静かだった」

「(観客が静かだったのは)あんまりライヴに行ったことがないからだと思うんだけど。
ほらTMとかのライヴだったら、どんなに狭くてもZeppクラスでしょ?
それだと、(観客は)ひとりひとりじゃなくて、全員で踊ったりしている感じなんだけど、
僕のライヴは、そのライヴとは違って、それこそみんなの顔や、
どんな服装してるかっていうのも見える、距離の近いライヴだから。
しかも、ライヴの途中で、話しかけたりする訳じゃない。
そしたら固まっちゃってるの。
・・・ステージの上の人から話しかけられるっていう経験があんまりないんだろうね」

「何度も参加してくれてる人は、ライヴハウスって言ったら、どんなところか想像できるでしょ?
だけど、ライヴハウスに行ったことがない人は、
"こんなところにこんな場所があったんだ"って思う人もいるだろうし、
"ご飯を食べながらライヴを観られるんだ"って思う人もいるだろうから。
まずライヴハウスっていう、いつもと違う雰囲気で緊張しちゃうと、もうみんなカチーンって」

「地方に行った時、そこのミニコミとかの取材を受けるじゃない?
そこで、"新潟の観客はどうですか?"って・・・新潟って言ってるけど、例えばだよ?
そうやって訊かれてはじめて、"そういえばあんまり盛りあがらなかったかもしれない"って思う。
でも、だからと言って、"盛りあがらなかった"とは言えないじゃない?
だから、"おとなしめでしたね"とか言うしかないんだけど」

「会場の感じで言うと、横浜は元気な方。
東京と横浜は同じくらい。名古屋はすごく盛りあがる。
これは、僕のイメージだと思うんだけど、名古屋はうるさい。
・・・いい意味でだよ。いい意味で」

「名古屋はうるさいんだけど、でも大阪は結構落ち着いてるの。意外でしょ?
"なんでやねん!"とかつっこむイメージがあるんだけど、僕のライヴに来てくれる人たちは、結構静か」

「・・・こうやって何が言いたいかと言うと。
静かだと、mcをしていてもそんなに盛りあがらなくて、"じゃあ、次の曲"って行くしかなくなるじゃない。
いや、ライヴなんだから、それでいいんだけど。
でもぜんぜん笑ってもらえないのも悔しいから、なんとか笑わしてやろうと話をするんだけど、
笑ってもすぐ"しーん"って。余韻がなく、すぐひいちゃうの。
だからまた"じゃあ、次の曲へ"ってなるんだけど、
みんながノってくれると、どんどんしゃべっちゃうから時間が延びるって、
人のせいにしたかっただけなんだけどね」


高校生なのに、ミュージシャンのような生活を送っていたそうです(苦笑)

歌い終わったあと、高校時代を思い出したという話になりまして。
「バンドとかやっていたんだけど、文化祭に参加するっていうことは、なぜかなかった」

「文化祭はいつも参加する側。だからふらふらって歩いていったら、
・・・運動場があって、その向こう側に校舎があって、」
木根さんが通っていた高校の配置を説明してくれたのですが、正確には憶えてこられませんでした(苦笑)
とりあえず、広場のような空間があって、その空間の先に校舎・・・と話していたような気がします。

「その校舎の前にステージが作ってあって、そこでウツがギターを弾いてるの」

「いやウツもギターを弾けるから弾いているのはおかしくないんだけど、人の伴奏をしているの」
ここで宇都宮さんが弾いていた曲を弾いてくださったんですが・・・
すみません。曲を知りません(汗)


「歌ってるんじゃなくて伴奏だけ。
後にも先にも、ウツが人の伴奏だけをやったっていうのは、あの時だけだろうね」


やるなら徹底的だったんですね・・・

「高校生の頃、オールナイトニッポンごっこを、ウツと一緒にしたことがある」

「まずオールナイトニッポンで使われているレコードを買いに行って。
横にターンテーブルと、・・・その頃もうバンド活動とかやっていたから、
ミキサー(サンプラーとかかもしれません(汗))とか持ってるからね。
だからミキサーとかを置いて、その横には本物のラジオから録音した・・・、
その頃はまだCDとかないから、カセットにCMを録音して、CMを流すためにカセットデッキが置いてあった」

「適当にジングルとか作って、それを流してからCMを入れて。
"ウツと木根君のオールナイトニッポン(ウツと木根君って言っていたのは確か(笑))"とか勝手に名前をつけて。
台本はないから、適当に話してるんだけど、やっぱり詰まって、
"それじゃあウツ、葉書を読んでください"って言ってふると、ウツが適当に葉書を読むの。
・・・もちろん葉書だってないから、ウツが"○○の△△さんからいただきました"って、適当に言うだけなんだけどね」

「話の間に、ちゃんと曲を挟むの。
いまはCDだからボタンを押せば曲が流れるから楽なんだろうけど、
その頃はレコードだったから、話しながら準備をして」

「本当にこれがラジオに聞こえるかっていうのを試すために、
その時、ちょうどウチに遊びに来た友人の前で、そのラジオを流しておいたのね。
でもぜんぜん気がつかないで、漫画とか読んでるわけ。
CMとか曲とか入っていて、作りはふつうのラジオと一緒だったから」

「僕らがやっているわけだから、途中に"ウツ"とか言うわけじゃない。
そしたら、"いまウツって言った!?"って、そいつが気がついて。
10本くらい作ったんだけど、有名になっちゃって、
みんなに"貸して貸して"って言われて貸したら、ものの見事に全部なくなっちゃった。
・・・いまも誰か持ってくれてるのかなあ」


楽曲提供

「人に提供した曲って、知ってるかもしれないけど、すごくいっぱいある。
100曲か、もしかしたらそれ以上っていうくらい。
その中でも、自分が気に入っていたりする曲をやってみようとするんだけど、
人にあげた曲って、すごい難しくなってるの」

「アイドルとかに書いた曲って、作詞家の人が知らないうちに詞をつけて、
アレンジャーの人がアレンジして戻ってくるから、すごく格好良くなっているんだよ」

「僕が渡すのは、ギターを弾きながら歌う、本当にこのままの感じ。
だからいま君たちが聴いているのは、いちばん元の形」


実は、ちょっと鳥肌立ちました

「昨日はSPEEDWAYの、てっちゃんが参加してからの曲を演ったんだけど、
今日は参加する前の曲をやろうと思って。だから、みんながあまり知らない曲」

「SPEEDWAYはTMの前にやっていたバンドで、小室が参加したあと2枚目で終わっちゃうんだけど、
実はTMが25周年の時、SPEEDWAYは30周年なんだよね」

「次にやるのは、ウツのことを歌った曲なんだけどね。
同級生が詞を書いた『SUPER STAR, GOOD MORNING』という曲」


『LOVE GOES ON』と『SEVEN DAYS WAR』

「昨日、知り合いの男性がライヴを見に来てくれていて。
CDのジャケットとかを作っている人なんだけど。
31歳って言っていたかな。30代くらいの人たちって、ちょうどTMの世代みたいで、
みんな"TMを聴いてました"って言ってくれるんだけど、
そしたらその人が、"『SEVEN DAYS WAR』って、SPEEDWAYの曲ですよね?"って言うんだよ」

「"え? SPEEDWAY?"って思うでしょ?
そしたら、"『SEVEN DAYS WAR』って、SPEEDWAYの『LOVE GOES ON』ですよね?"って。
確かに『LOVE GOES ON』に、こういうメロディがあるんだよ」
ギターで『LOVE GOES ON』の(たぶん)イントロ部分を弾きはじめる木根さん。
「SEVEN DAYS WAR 闘うよ」のところのメロディに似ていました。


「憶えてないけど、ラジオか本かなにかで喋ったんだろうね。
それを僕は忘れちゃっていたけど、その人は憶えていたんだと思う。
"・・・実は結構オタクだな?"って」


--encore--

いろいろ大変ですね(苦笑)

「アンコール、ありがとうございます。
・・・"アンコール、出てくるのが早くてトイレに行けません"って言われちゃって」

「僕、アンコール出てくるの、すごい早いんだけど。僕のライヴって、話しているから長いじゃない?
だから我慢していて、アンコールがかかっている間にトイレに行こうとしても、
僕が出てくるの早いからトイレに行っている時間がないって言われちゃって」

「みなさん、大丈夫ですか? トイレ行きたい人いたら、行ってきていいよ? 待ってるから」


『Fallin' Angel』と『REASONLESS』

『Fallin' Angel』をやって欲しいというリクエストが、観客から飛びまして。
「『Fallin' Angel』!? どんな曲だっけ?」
そう訊きつつも、一生懸命音を探す木根さん。
そして、なんとなく〜な感じで、イントロのメロディを奏でる(苦笑)

「確か、こんな感じの曲だったよね?」

「これ、すごい難しいんだよ。だからこれまでぜんぜん演ったことないかもしれない。
まず演るって言ったら、ウツが嫌がるね」
観客より「どうしてですか?」
「難しいから。"難しいから歌いたくない"って、まずウツが言う」
観客より「でも、木根さんが作った曲ですよね?」
「クレジットは僕になっているけど、TMの中に2曲だけ、(自分の曲だと言い切れない)曲がある」

「これ、小室が作ったオケに、僕がメロディをつけた曲なの。
だから・・・例えが良くないかもしれないんだけど、
向井千明さんみたいに、自分のお腹じゃなくて、
他の人のお腹を借りて生んだ曲みたいな感じなんだよ」

「(曲の)オケは完璧にできてるの。メロディがないから、いわゆるインストだよね。
でもアルバムにインストはいらない訳だから、小室に"適当に曲をつけて"って言われてつけた曲。
だから、どこがイントロで、どこがサビとか、ぜんぜん決まってないの。
"間奏はどこ?"って訊いても、ぜんぶ(僕の)自由だから」

「『Fallin' Angel』はまだいいけど、もう1曲、1週間のことについて歌っている曲、あるよね?」
『REASONLESS』のことですね。
「あの曲はもっと厳しいね。あの曲も小室のインストに、"木根、メロディつけといて"って言われて、
"どこがサビだ?"って、必死でテープを聴きながらつけた曲。
そしたらあいつ、"木根、間奏に曲つけちゃったの?"って言うんだよ。
"そんなの聞いてない"って。そこが間奏なら、先に間奏だって言えよ」



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