『Talk & Live 番外篇Vol.6』
2006/6/24 名古屋:TOKUZO (昼)


英語は苦手です。

「こんにちは。今日は暑い中、こんなところまでありがとうございます」

「『Talk & Live 番外篇 Vol.6』」
最後の"Vol.6"の英語発音がうまく言えなくて、一回止まりました(笑)
「ヒックスじゃないね。シックス・・・番外篇、Vol.6(ろく)にようこそ。もう『番外篇 Vol.6(ろく)』になるんだね」


夕飯つきでした。

「今回の番外篇は、これまで東京、仙台でライヴをやったんだけど。仙台はひとりで、」
ここで、観客より「仙台はふたり」という声が。
「判ってる。最後まで話を聞いて」

「このへんで、演奏してくれる人がいたでしょ?」
木根さんは、キーボードが置いてあるあたり(観客席からステージに向かって左手奥)を示しながら。
東京公演では、そちら側にゲストの席がありました。

「仙台では、ゲストがなかったでしょ?
東京の時は、キーボードで音を出してくれてる人や、
こちら側(今回キーボードが置いてある位置)で、演奏してくれる人がいたんだよ」

「東京(公演)には、毎日ゲストが来てくれて。
小室みつ子さん、浅倉君、千綿君・・・千綿ヒデノリ君っていう人がいるんだけど。僕も初対面でした。
あとは、葛城君に山本英美君っていう、仲の良い人たちばっかりで固めてみました」

「実は、ご飯つきだったの。"ご飯つきで遊びに来てくれない?"って誘ったら、たくさんの人がOKしてくれた」

「東京(公演)は、半分がゲストの時間。だから何が言いたいかというと、僕はすっごく楽だったの。
でも今日は弾いてくれる人もいないし、2回公演なんだよね」


世間ではそれを屁理屈と言います。

『ONE DAY AND NEW DAY』で、歌詞を間違えてしまった木根さん。曲が終わってからのmcで。
「今回、歌詞を変えて歌ってみました」

「いきなり、歌詞を変えたくなるんだよね。
いきなり歌詞を変えて歌ってみて、"あ、こういうのもいいな"って思う(笑)」

「いいんだよ。僕が曲を作ってるし、詞だって僕が書いているんだから、どういう風に変えたって構わないんだよ。
・・・単に歌詞を間違えただけです」


誘い誘われ

「昨日のうちに、名古屋に来ていたんだけど。YUKIに・・・TRFのYUKIに、"ライヴ、見に来てくださいよ"って、」
ここでYUKIの声マネをしようとしたんですが、
どう聞いても小室さんを真似している時の声にしか聞こえなかったため、
観客より、「それは小室さん」というツッコミが入りました(笑)

「これは小室か。大ちゃんも同じ系列だけど、YUKIもそうじゃない?」

改めて。
「YUKIから、"ライヴを見に来てください"って何度か言われていたんだけど、なかなか行くことができなくて。
ちょうど同じ頃に名古屋に行くって聞いたから、それならば見に行こうかと思ったら、一緒の日だった(笑)
一緒の日じゃあ見に行けないじゃんって。一日ずれていれば、見に行くことができるのにね」

「"昼間見に来てよ"って誘ったんだけど、向こうもリハーサルがあるみたいで(苦笑)」


他人事じゃありませんよ!

「昨日は、亘ちゃんと合流して飲みました。
一緒に、YUKIちゃんも合流して、ご飯を食べたんだけどね」

「Vocalの人って、ライヴの前日、本当はすごく気をつけているんだよ。喉咽を大事にしているから。
だから前日、ご飯を食べに行ったりしないんだけど、"せっかく木根さんが来ているなら"って、出てきてくれた。
本当は、(こっちが)気をつけてあげなきゃいけなかったんだけどね。
でも、結構喋って帰っていきました。僕も良く喋るし。
自分で言っちゃうけど、僕、話面白いから」

「YUKIが帰った後も、亘と話していたんだけど。・・・お前が早く帰れって?
"明日ライヴは、お前も一緒じゃん"って。しかも、2回公演」


葛城さんとハウンドドッグ

「葛Gがハウンドドッグに入ったって、ホントなのかな?」

「入ったんじゃなくて、大友さんの後ろで、ギターを弾くようになったらしいんだけど。
ハウンドドッグって、みんな揃ってやらなくなったのかな?」

「本人に確認しようと電話しているんだけど、アイツの携帯、いつも留守電なんだよ。
直接、"ホント!?"って訊きたいんだけど、いつも留守電になってるんだよな」

「大友さんの後ろで弾くってコトは、"愛がすべてさ♪"ってハモってるのかな」
音符があるところは、葛城さんのマネをしながら、歌いました。
結構、似ていたんじゃないかと(苦笑)


ゲスト・コーナーは、リクエスト・コーナーに変身

「本当は、ここでゲストコーナーだったんだけどね。
今日はゲストはいないので、リクエスト・コーナーという形でやっていきたいと思います」

「今回のライヴは、みんなに歌って欲しい曲をリクエストしてもらって、それを元にやっているのね。
新譜は別だけど、今回やっている曲は、リクエストを書いてもらって、
その中でもリクエストが多かったものを、バランスをみながら選んでいます」

「リクエストには3つあって、ひとつはホントに世の中にある曲。
どういう風に言ったらいいのか判らないんだけど、僕が作った曲じゃない、それ以外の曲っていう意味ね。
これは、リクエストが多いのとか、そういうのはなかった。もう、てんでバラバラ。
みんなそれぞれ自分の中で流れている曲だから、重なるっていうことは、なかなかない」

「僕だって、ちょっと考えたら、野口五郎の『私鉄沿線』とか?」
ここで冒頭をすこしだけ歌う木根さん。ホントに数小節だけ(苦笑)

「青春時代の曲って言ったら・・・『あなた』を聴くと、青春時代を思い出す。
・・・僕にも青春時代があったんだよ」

「どんな人が歌っているのかなって思ったら、結構大きな人で。でも、声はすごいいいんだよな。
あの歌を聴くと、学生時代を思い出す。そういう曲が、それぞれにあるんだよね。
だから、これはいろいろ聴いてみて、僕が歌えそうな曲を選んでみました」


銀色夏生さんとTM。

「この曲(『そして僕は途方に暮れる』)の歌詞を書いているのは、
銀色夏生さんていう詩人・・・でいいのかな。文字書き?の人なんだけど」

「ここからは、僕の想像だからね。
この曲の歌詞を書いたのが、詩人として売れてからだったか、売れる前だったかはちょっと判らないんだけど、
"歌詞を書いてみませんか?"って、お願いされたんだろうね」

「この曲は、そんなに長くないし、同じメロディの繰り返しだから引き受けたんだろうけど、
きっと銀色さんにとっては、長いものだったと思うんだよ。
銀色さんの詩って読んだことある? すごく短いんだよ。
だから、これだけ書くのも短編小説ぐらいなんだと思う」

「この頃、エピックというレコード会社が、銀色夏生さんに注目していて。
・・・どっちが先だったかは判らないんだけど、TMも銀色さんに作詞をお願いしたことがあるんだよ」

「お願いしたのは、まだ(TMが)売れる前。鳴かず飛ばずの頃。
ビデオ・クリップばかり撮っていたようなイメージがあるんだけど、その頃。
・・・『金曜日のライオン』っていう曲、知ってる?」

「どんな曲か判る? あの曲を、お願いしたの。
これは後から聞いた話なんだけど、聴いて"無理です"って言ったらしいよ。
あの曲じゃ、銀色さんにとっては長編小説だったと思う」

「『金曜日のライオン』は、"別れることは怖くない♪(歌いながら)"っていう曲。
あってるでしょ? そこ、ハモってたの」


『We are starting over』

木根さんが読んだ葉書の中に、
「勝手に『Confession』という曲の続きだと思っています」というのがあったため。

「それはホント、勝手に思っているコトだね(笑)」
と言いつつも、しばし考えたあと。
「『Confession』の続き? あ、でも深いぞ。すごい深い。
どちらも歌詞を書いてくれているの、小室みつ子さんだし。
・・・この頃、恋愛3部作っていうのがあったんだけど、知ってる?」

「『1/2の助走』、『愛をそのままに』、『Confession』の3曲を、
勝手に恋愛3部作とか呼んでいたんだけど。
『1/2の助走』のカップルは、"ふたりを待つゴールは 別れや悲しみじゃない"って歌っているけど、
結論は述べられていないでしょ?
この同じカップルが、成長していくっていう流れになっていたんだけどね」

「でも、もしかしたら、"恋愛3部作みたいな曲を"ってお願いしたかもしれない。
恋愛3部作と繋がっているかどうかは(聞いてみないと)判らないけど、もしかしたらそうかもしれないね」

「曲ができた時から、"この曲はTMにしよう"と思っていたんだけど、
なかなかTMが動かないから、じゃあ先に自分で歌っちゃおうと思って。
だからこの曲は、僕がTMより先に歌っていた」


『長い影』

「最後は、『長い影』という歌を歌いたいと思います。
これは、大江千里君に歌詞を書いてもらった曲。
千里君に書いてもらった曲は2曲あって、もう1曲は、『永遠のスピード』」

「この『長い影』の歌詞をお願いした時、千里君がとても忙しい時でね。
お願いした日の、2日か3日後には、海外に行かなきゃいけないっていう、
すごく大変な時期に、お願いしちゃったの」

「急いで書いてくれて、"もし問題があったら、すぐ連絡ください"って、すごく丁寧に言ってくれて。
その時は、別に何もなかったんだけど、やっぱりレコーディングに入って歌ってみると、どうしても問題が出てきちゃって、
電話してみたら、ちょうど成田に向かうタクシーの中だったみたいで、
"○○というところを変えて欲しいんだけど"って言ったら、
タクシーの中で"これはどうですか?"とか、すぐその場で考えてくれて。
ホント、忙しい中で書いてもらった曲」

「僕がサッカーが好きだっていうのを知っているからか、サッカー観戦をしているという歌詞がでてきます」


W杯 2006 in ドイツ

「そういえばサッカーの話、してないね。
(日本代表は) 僕が感想をあれこれ言うより、あのままだから。
みんなが見たままだと思うから、言うまでもないでしょ?」

「やっぱり歴史が違うね。この間、野球で世界一になったけど、
あれも実は40年くらい前に、大リーグとやって、こてんぱにやられてるんだよ。
十何対ゼロとか、そんなので。
それから40年くらいたって、ようやく世界一になれたんだから。
サッカーなんて、まだ歴史がぜんぜん浅いでしょ?」

「ヒデ(中田選手)から、"試合を見に来てください。チケット取りますから"っていうメールを、
オーストラリア戦の1週間くらい前に、もらっていたんだけどね。
・・・ヒデが取ってくれるチケットだよ?
本人が取ってくれるチケットなんだから、行けるもんなら行きたかったんだけど、
どうしてもスケジュールが合わなくてね」

「だからせめてと思って、日本代表のユニを着て、テレビの前で応援していました。
(オーストラリア戦の)試合が終わった時は、ちょっとおかしくなってた。
"なにやってるんだ、この野郎!!"って」


--encore--

今後の予定

「また新しいアルバムを作ろうかと思っています。
秋から・・・もしかしたら、年を越しちゃうかもしれないけど、それくらいには出したいと思っています」

「アルバムを出す前に、(ライヴで)新曲をやれたらいいな、と。
ほら、アルバムに入れる前に、練習しておきたいから。
練習じゃないか(苦笑) ・・・ほら、新曲の反応とか見たいじゃん。
反応があんまり良くない曲は、アルバムに入れるのをやめるとかね」

「来年、デビュー15周年になるから、それに合わせて、またあちこち回りたいと思っています。
・・・それこそ、ひとりでも回ろうかと。
そのほかに、みんなで一緒に・・・仲の良い人たちに声をかけて回るライヴもやれたらいいなと思っています」

「まだ今年、半年残っているんだけどね。
また秋ぐらいに、大きい規模じゃないんだけど、
東名阪とほか何箇所でライヴをやろうと思っているので、よかったらまた参加してください」



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