『Talk & Live Vol.10』
2006/11/26 名古屋:TOKUZO (夜)

※ 「カッコ」の前に名前がないものは、木根さんです。


夜公演です

「こんばんは。木根尚登です。今日は昼(公演)もあったので、2回目です」

「2回やれるっていうのは、ありがたいね」
前回公演までは、"1日に2回公演はつらい"というような発言をしていたため、観客から忍び笑いが漏れました。
「いや、若い頃は、1日2公演はつらいって思っていたけど、
ある程度、歳を重ねると、だんだんそういう風に思うようになるんだって。
やっぱり、求められるっていうのは、すごいことなんだよ。
だから、"やってください"と言ってもらえる限りは、やりたいと思う」


責任転嫁していませんか?

「今回のツアーは、ものすごく疲れる。
なんでこんなに疲れるのかっていうのを、歌いながら考えていたんだけど、楽屋に人が多いせい。
・・・あ、まだ紹介してないから話しちゃダメだよ?」
言葉尻は、なにか言いたげなサポート・メンバーに向けて(笑)

「楽屋でも、(ライヴ中のmcと)同じくらい喋っているから、
こんなに疲れるんだと思って。・・・今回は、べーあんがいるからね」

「こんなに疲れるのは、僕が原因じゃなくて、絶対べーあんたちがいるから。
・・・あ、"一緒にされたくない"って思ってるかもしれないけど」
ここで中村さんがマイクを外して、ぼそっとなにか言うと、速攻で。
「まだ話しちゃダメって言ったでしょ!」


メンバー紹介

木根「ギター、中村修司。ドラム、阿部薫。
  べーあんは忙しいし(給料が)高いから、なかなか"うん"って言ってもらえないんだけど、
  今回、頭を下げに行って、ようやく"うん"って言ってもらいました」
阿部「いつ頭下げたよ!」

夜公演でも、「べーあんが見えない」という声が観客から飛んだため。
木根「べーあん、見えないって言われてるよ?」
昼公演と同じく、観客席からべーあんが見えるように木根さんが身体をずらずと、
べーあんも同様に、木根さんと同じ方向に身体を動かしていました(笑)


木根「昼にも訊いたんだけど、べーあんを見るために、わざわざ今日ここまで来た人?」
阿部「いないって」
やはり夜公演にも手を挙げていらっしゃる方がおりました。
木根「ほらいるじゃない。でも、べーあんが見づらいところに座っているよね」

木根「そして、この方も阿部です。キーボード、阿部雅宏」


ぜんぶ言っちゃいました

木根「もう紹介したから、好きなこと言ってくれていいよ?
  "俺たちって一緒にするな"とか、"楽屋で疲れるのは僕たちだけじゃなくて、お前にも責任がある"とか」
中村「・・・ぜんぶ言っちゃったじゃん」


早めにお願いします

木根「ここにいる中村修司君にプロデュースしてもらって、アルバムを作っています。
  歌だけでなく、いろんなものに意見をもらいながら。
  東京に帰ったら、明日か明後日くらいに歌を録る予定なんだけどね」

木根「これまで詞の方は、"ぜんぶ自分で書こう"と思ってやって来なかったんだけど、
  今回はできるだけ自分で詞を書こうと思って。
  いちおう期限を決めてやっているんだけど、
  これまで、"詞を絶対に書こう"と思ってやって来てないから、なかなか詞がね」

阿部「なんか雰囲気違うよ?」
木根「雰囲気を変えてみようかと思って」
阿部「・・・俺は、どうしたらいいの?」
木根「ライヴの途中で、方向転換することもあるだろ?」
阿部「方向転換するなら、はじまる前に言っておいてもらわないと」
木根「はじまる前なんだ(笑)」


その適当さが良かったり(笑)

木根「さっき、違う雰囲気で話してみようとしたんだけど、"やっぱりこの形もいいなあ"って思って。
  折角みんなで回っているんだから、それを楽しまないとね。
  番外篇の時は、ひとりきりなんだから」
阿部「さっきまで"楽屋が疲れる"とか言っていたのに、もうそういうことを言ってる!」
中村「木根さん、あとで楽屋で話があります」
木根「・・・最近、しゅうちゃん怖いんだよ」


なかなか難しいのです

夜公演も例に漏れず木根さんはカミカミだったのですが、ひとつ噛むことに、べーあんがツッこんでいたため。
木根「ひとつひとつ、べーあんが引っかかるから伸びていくんだよ!」
阿部「俺のせい?」
木根「べーあんは拾いすぎ。番外篇の時は、みんなつっこんでくれるけど、ここまでは拾わないもん。
  番外篇の時はひとりだから、よほどの間違いだったら、みんなも直してくれるけど、
  "これくらいどうでもいいや"っていうのは、"まあいっか"って絶対流してるから」
阿部「流されるの?」
木根「つっこんでも仕方ないって思う時は、絶対流されてると思う。
  べーあんは、そういうのまで拾うから、長くなるんだよ!」


みんなで責任転嫁(笑)

木根「『Ci e la musica』(2003年『T&L Vol.8』ツアー)の時、」
『Ci e la musica』と言おうとして、声が裏返っちゃう木根さん。
ここもべーあんさん、見逃しません(笑)

阿部「『Ci e la musica』って、声が裏返ってるよ」
木根「『Ci e la musica』(ここ裏返っていたかは微妙)の時は、こんなに疲れたっていう記憶がないんだよね」
中村「『Ci e la musica』(ここはわざと声を裏返らせて)は、2部制だったからじゃないですか?」
木根「前半で喋って、後半は喋っちゃダメって言ってやっていたけど。
  ・・・あの時は、僕のほかに4人いた?」
※ 『Ci e la musica』ツアーのサポート・メンバーは、
  阿部薫さん、中村修司さん、宗秀治さん、佐々木真里さんの4人でした。


木根「あの時は人数が多かったから、楽屋も違った気がするんだよね。
  でも今回は楽屋も狭いから。
  さっきも楽屋にいた時、べーあんとしゅうちゃん、僕と阿部君で、
  ふたりずつ離れて座っていた時、会話がなくなった時があったのね。
  その時に、"しりとりやりませんか?"って言って。
  "この歳になって、なんでしりとり?"って思ったんだけど」
阿部「それを言ったのは俺じゃなくて、しゅうちゃん」

木根「しりとりはじめて、ふたりまで答えたところで、
  なんとなく嫌な予感がしたんだけど、案の定、こっちにも回ってきて。
  人格者の阿部さんには、"断った方がいいよ"って言ったんだけど・・・
  こういう時こそ、真剣な顔をして断った方がいいって思ったんだけど、やっぱり人が良いから答えたんだよね」
中村「そういう木根さんだって、答えていたじゃないですか!」
木根「ほら、僕はみんなの輪を乱しちゃいけないと思って」

木根「僕は沈黙に耐えられる方なんだけど」
阿部「僕も耐えられるよ」
中村「僕も耐えられます」
木根「ならどうしてこんなに楽屋が疲れるんだよ! 絶対べーあんが話しているからだよ!」
この時、べーあんさんはドラムの向こう側から、無言で木根さんを指さしていました(笑)


しまった〜

木根「みんなは、"しまった!"って思ったことない? 絶対、ひとつやふたつはあるよね?」
阿部「さっきから話に出ている『Ci e la musica』(こちらもツアー)の時に、
  後半(アルバム)『Ci e la musica』の曲をやるところがあったじゃない?
  その時、途中からドラムが入るところがあって、
  俺、間違えて、ドラムで2小節くらい早く入っちゃった時があったんだけど、憶えてる?」
中村「なんか、そんなことあったね」
阿部「その時に、見に来ているお客さんに、
  こうやって(手を横に振りながら)"まだ早い!"って、口パクで言われたことがあった」
木根「お客さんに!?」
阿部「そう。お客さんに、"まだドラムが入るには早い"って」


そんなライヴがあったら、絶対参加します

コーラスをしてはいなかったのですが、べーあんがマイクを手にしていたため。
・・・間違いなく、mc用かと思われますが(笑)

中村「べーあん、マイク持っていますからね」
木根「コーラスもないのに、どうしてマイクがあるの? しかもハンドマイクで喋ってるからね」
阿部「だって、つけるところもないのに、こうして(マイクを置いた状態で)喋るのも変じゃない?」
どうやら、マイクスタンドはなかったようです。

中村「なんか司会者みたいですよね」
木根「じゃあ、次のツアーは司会者で呼ぼうか。
  1曲終わったら、"どうもありがとうございました〜"って登場するの。
  ・・・なんか、玉置宏みたいだよな」
阿部「うん」
中村「そこ! 昭和40年代の話題で盛りあがらないでください!」
木根「・・・玉置宏、知っている人?」
昼間よりは、手を挙げている人が多かった模様です。
木根「結構、知っているんだね」


勘違いは誰にでもあります

木根「これまでずっと勘違いしていたことがあるんだけど、"頬杖つく"って言葉、あるじゃない?
  その意味が・・・恥ずかしいんだけど、中学ぐらいまで知らなくて。
  その頃聴いた曲の中に"頬杖をついて"という歌詞があったんだけど、
  どういうことか判らなくて、ずっとこれが頬杖だと思っていた」
ちなみに木根さん、両手人差し指を頬に当てるのが"頬杖をつく"ことだと思っていたようです。

木根「そんな動作、誰も教えてくれなかったから。みんなは知ってた?」
たぶん、観客のほとんど全員が頷いていたんじゃないかと思います。

木根「ずっと、これ(両頬に人差し指をあてながら)だと思ってて、
  中学(高校かも)の時に友人に指摘されて、"これが頬杖か〜"って。
  でもこういう間違いは、僕だけじゃないよね? みんなあるよね?」

中村「僕は、"ふくらはぎ"のことを、"ふくろはぎ"だと思っていました」
阿部「俺は、"フロアレディ"のことを、ずっと"アフロレディ"のことだと思ってた」
木根さん、手の動きでアフロを表現(笑)
阿部「そう、それ」

阿部「別の人のツアーで地方に行った時に、ちょうど通りに"フロアレディ募集"っていう看板が出ていて。
  俺はアフロレディのことだと思っているから、たいへんだなって」
木根「すごい限定だよな。アフロでしかも女性なんだろ?」


阿部「でも絶対、この話(勘違い話)すると思うよ?」
木根「僕の頬杖も話しても良いけど、名前は出さないでね。・・・"知り合い"が、でいいから」
阿部「知り合いでいいの?」
木根「"私の知り合いの人が"って言ってね」
阿部「僕の知り合いの木根っていう人が、」
木根「お願い、"僕の知り合い"で止めておいて」


--encore--

夜公演は、素直に

木根「ギター、中村修司」

木根「こうやって呼んだら、どちらが出てきてくれるんでしょうか。阿部さん!」
昼公演では、"阿部雅宏さん"と紹介した時に、べーあんが登場したのですが、
夜公演では、阿部雅宏さんが登場しました。

木根「・・・そっちか」
木根さん、ちょっと残念そうでした(苦笑)
木根「キーボード、阿部雅宏」

木根「ドラム、阿部薫」


お払い箱!?

木根「このあと東京へ戻るんだけど、この名古屋で地方公演は最後になります。
  今回のツアー、スタッフのみんなは東京から車で来てくれてるんだよ」

木根「このあとまた、車で帰るスタッフのみなさん、ありがとうございました。
  会場を提供してくださったTOKUZOのスタッフの皆さんも、ありがとうございました」

木根「そして今回、ツアーを一緒に回ってくれたメンバーにも感謝させてください。本当にどうもありがとう」
阿部「ってことは、僕たちお払い箱?」
木根「違うよ。地方公演がこれでひと区切りつくから、そこまでの感謝をして、
  また東京に帰ってからもお願いしますっていうつもりで言ったの!」



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