Talk & Live Vol.9 Special
2005/12/17 渋谷:Duo Music Exchange
※ 「カッコ」の前に名前がないものは、木根さんです。
話しすぎました。
「こんばんは、木根尚登Talk & Live Special、2日目にようこそ。
毎年、この時期には、ここでライヴをやらせていただいています」
「昨日は、1部2部構成でした。2部のために、1部はとてもコンパクトでした。
その2部が、思った以上に長引いたんだけど、昨日参加した人で、トイレに行けなくて困ったという人はいませんか?
そういうのは、我慢しないで言ってくれていいから。
もしなんなら、挙手してくれてもいいよ?
"トイレに行きたいから、もうすこし曲にいくのを伸ばしてください"って言ってくれても。つなぐのは慣れているから」
「今日もあるから、声を潰さないようにって思っていたんだけど、Wアンコールで喋りすぎまして。
歌うことより喋ることの方が、声が嗄れやすいからね。
いちばん効果的なのは、アルコールを飲んで喋ること。すぐ声が嗄れます」
人のことは言えません(苦笑)
「昨日は、いつもより早い時間からはじまったから、(開演時間に)遅れてくる人もいたけど、
時間を間違えて来ちゃった人とかいる?」
「"このライヴに行こう"と思って、チケットを用意してもらっても、ちゃんと見てない。
ほら僕、思いこみが激しい方だから、思いこんだらそうとしか思えないのね」
「だから、"この時間に行けばいいだろう"って思って会場に行ってみると、
たまに早い時間から、はじまっていたりする。
既にライヴが終わっていて、みんなが外に出て来ていたり」
そういうところが好きです。
木根「しゅうちゃんはプロデュースだけでなく、私生活まで・・・良く噛んで食べなさいとか。
ホント、いろいろとお世話になって」
どんな話の流れでそうなったのか忘れましたが、木根さんが横に置いてあるシンセに足を乗せたため。
中村「それを直しなさい」
木根「そうだよね。こういうのこそ直すべきだよね。ピアノの上に足を乗せるなんて、もってのほかだよね」
足を乗せたところを、こっそりと指で払う木根さんでした(笑)
ゲスト登場
木根「普通のゲストコーナーに来てくれる人は好き。昨日の人はね、ホントにね(苦笑)」
木根「では、ご紹介します。ゲスト、矢野真紀さんです!」
矢野「よろしくお願いします」
木根「この間、ライヴも観に行かせていただいたんだけど、
なんか"すごく一生懸命考えてやっているんだろうなあ"って、いい意味でだよ? 思ったね。
なんかすごく女性らしいというか」
矢野「ホントですか?」
木根「僕は、そう思ったけど」
矢野「ライヴとかでも"男らしい"って、よくファンの人たちに言われるんで、そう言ってもらえると、すごく嬉しいです」
隣同士でした。
「このツアーのリハーサルをやったところのちょうど隣で、
ミッチー(及川光博さん)が同じようにリハーサルをやっていたんで、挨拶をしに行ってきたのね。
べーあんがいるから」
きょとんとしている矢野さんに説明するように。
「あそこは、顔なじみがいっぱいいるから。べーあんや、けんちゃんとかね」
「その時にミッチーにも会ったんだけど、
そこで、"今度、矢野真紀さんがゲストに来る"っていう話をしたら、"なんでですか!?"って、すごいびっくりしていた。
僕と矢野真紀さんには、ぜんぜん接点がないように見えるんだろうね」
口笛は吹くものだと思っていました。
木根「"矢野さんに口笛吹いてもらおう"って言ったのは、僕じゃなくて、しゅうちゃん」
中村「(頼む前に)木根さん口笛を吹いてもらったりしていて、
言おうかどうしようかと思っていたんですけど。木根さん、口笛下手なんですもん」
矢野「そうなんですか?」
木根「そう。口笛って、吸うことしかできないから」
ここで、木根さんが実演。
矢野「吸ってるんですか!? そっちの方が難しいと思いますよ?」
木根「真紀ちゃんは、口笛を良く吹いているの?」
矢野「吹きますね」
木根「鼻歌より口笛を吹くタイプ?」
矢野「気がつけば吹いてますね」
中村「(矢野さんに頼んだのは)僕、友だちが少ないんですよ。
ここにいる3人しかいないから、頼める人が限られてる。だから(真紀ちゃんに)頼んだ」
矢野「私、しゅうちゃんの前で、そんなに口笛吹いてないですよ」
中村「吹いてる(断定)」
矢野「吹いてる?(疑い声)」
中村「うん。吹いてる」
保護者?
木根「この間、しゅうちゃんが参加している、中島みゆきさんのライヴを見に行ってきた。
その時、ちょうど隣同士だったんだよね?」
矢野「そう! でも最初、木根さん、気がついていなかったんですよ。
"隣に座っている人、絶対木根さんだよなー"って思ったから、"矢野真紀です"って挨拶しました」
矢野「あの日は眼鏡をかけていたから、それで判りにくかったと思うんですけどね。
ライヴはじまったら、もうね、お父さんみたいなの。
"しゅうちゃん、頑張ってるなあ"とか、ずっと言ってるんですよ」
すぐチクられます。
木根「しゅうちゃんは、中島みゆきさんのツアーに参加してるでしょ?
あそこはホント、すごい人ばっかりだよね。
あの中でやるのは、大変だろうなあって、見ていて思うもん」
中村「でも最初の頃、"おまえ誰だ?"っていう顔をされました」
木根「すごい人ばかりだもんね。僕たちがテレビで見ていた頃から、やっている人たちばっかり。
慥か、バンマスが瀬尾一三(Seo Ichizo)さんだっけ?」
中村「そうです」
木根「瀬尾さんって知ってる?」
首を横に振る人が多かったため。
木根「瀬尾一三さんって言うのは、弦楽器のアレンジをやらせたら、ピカイチの人。
僕たちも、これまですごくお世話になっている人です」
中村「大変ですけど、いろいろ勉強になりますし、楽しんでやらせてもらってますよ?」
木根「そういうの大事。どこで誰が聞いているか、判らないからね」
矢野「そうなんですか?」
木根「喋ると、本人にチクる人がいるんだよ。だから、あんまり人の話をしなくなった」
木根「ここでアルフィーの坂崎さんの話をしたとするでしょ?
そうするとね、次に会った時とかに、"この間、僕の話した?"って訊かれるの。
話すとね、本人にメールとか手紙とか送っちゃう人がいるの。
"この前、木根さんが坂崎さんの話をしてましたよ"って」
マジで怒られました。
木根「以前ね、ラジオでウツのライヴの・・・ツアーがはじまる前だったんだけど、
ラジオでアンコールの曲をしゃべっちゃったことがあって、その時はすごい怒られた」
矢野「それは怒ります」
木根「目がね、もうマジで怒ってるの。なんだろうって思ったら、"木根、ラジオでアンコールの曲、言ったでしょ?"って。
あの時は生放送だったから、削ることができなかったんだよね」
木根「でも、ついうっかりってない? "あ、いけね"って」
矢野さんは笑ったあと、しみじみと。
矢野「木根さんって、本当に面白いですね」
中村「だから面白いって話したでしょ?」
矢野「しゅうちゃんに話は聞いていたんですけど、予想以上です」
『遠い世界に』
木根「僕がギターを弾きはじめたのは中学2年の頃。
その当時、よく歌っていたんだけど、それから今までずっと歌っていなかった曲がある。
ほかの曲は、こうやってライヴの中で歌ったりしてきたんだけど、
この曲だけは、何故かそういう時の選択肢に浮かんでこなかった」
木根「ついこの間、車の中でラジオを聞いていたら、その曲がかかって。
『遠い世界に』っていう曲なんだけど。それを歌っていたのが、矢野真紀さんだった」
矢野「カバーさせていただいてます」
木根「五つの赤い風船が歌っていた曲。シングルになっているんだっけ?」
※木根さんが挙げたグループ名は、五つの赤い風船ではなかったような気もするのですが、
ほかにどんな人が歌っていたのか知らないため、五つの赤い風船にさせて頂きました(礼)
矢野「はい。シングルで出ています」
木根「矢野さんがカバーしているのは、ポップで明るい感じなんだけど、
僕が聴いていたのは、もっとテンポがゆっくりだった。
ラジオで流れるのを聴いていて、・・・曲が出てからは、もう何年も経っているんだけど、
あの頃と今と、そんなに変わりはないんじゃないかなって思った。
今も戦争は続いているし、日本も物騒な出来事がたくさん起きているでしょ?」
来年のテーマ
「来年のテーマはこれにしよう。"よく噛む"。
話の内容をよく噛む・・・ちゃんと理解するっていう意味だよ?」
「これまで毎年テーマを決めてやってきた。
去年が挑戦。今年が勇気だったんだけど、来年は、よく噛む」
「木根さん、トークは?」という観客の声に、はっとした表情をした木根さん。
「うまい! 座布団1枚! 座布団あげて」
「・・・そうか。これを来年のテーマにするのは、ちょっと保留。
考え直さないといけないな。また、発表します」
安心させません。
「来年は、甘えるのをやめようと思って。
こうやって、僕を好きな人たちの前でライヴをやると、やっぱり甘えちゃう。
来年は、今年以上にいろんなことに参加していきたいな、と思ってる。
MIN-ONさん・・・Voice two Voiceとかもやらせてもらっているけど。
ああいうのに参加すると、年齢層がぜんぜん違うからね」
「これまではゲストを呼ぶ方だったけど、今度はゲストに出てみる、とかね。
"こんなのに出大丈夫なの!?"って、みんなが心配するようなものとか」
--encore--
確率
「筑波大のなんとか教授っていう人が話してるのを聞いたんだけど、
・・・人の名前より、話した内容の方が大事だったから、人の名前は憶えてない。
人間に生まれてくる確率は、宝くじに100回連続当たる確率よりも低いんだって。
それを知っていたら、今の若い子たちも、もう少し命を大事にしてくれるんじゃないかなって思う。
まあ僕は、歌でそれを伝えていかなきゃいけないんだろうな、って最近よく思う。
そういうことを考える歳(年齢)になったんだろうね」
--w encore--
16日のネタはここにつながります。
木根「まさか、Wアンコールをしてくれるとは思っていなかったから、何も考えてない。とりあえず、全員出てきて」
ということで、矢野さんも含めて、全員がステージに再登場しました。
木根「どうしよう。なにやろっか」
中村さんが昨日のクリスマス・ソングの歌詞カードを取り出して。
(歌詞カードの写真は→こちら ※16日の感想2ページ目にある写真と同じものです)
中村「これは、どうですか?」
木根「昨日、クリスマス・ソングを、会場のみんなと一緒に歌ったんだけど。それをやろうか。
昨日のこれ、持っている人いたら、出してください」
歌詞カードを配ったのは16日だけでした。
ステージ上でもすぐに取り出せたのは、中村さんだけだったような・・・(苦笑)
木根「矢野さんは、この中で何が歌える?」
矢野「あの私、まったく話が見えていないんですけど」
矢野さんは中村さんから歌詞カードを受け取っていた気がします。
木根「赤鼻のトナカイ、サンタが町にやってくる、ジングルベル、きよしこの夜の4曲の中で、どれが歌える?」
矢野「この中でですか?」
木根「4曲あるんだけど、どれがいい?」
矢野「赤鼻のトナカイがいい。これなら歌えると思います」
木根「じゃあ、それ。みんなも一緒に歌ってください。・・・AかC、どちらでいく?」
木根さん部分の最後の問いかけは中村さんがしたかもしれませんが、16日に参加していた人は大爆笑でした。