Talk & Live Vol.9
2005/11/5 吉祥寺:Star Pine's Cafe

※ 「カッコ」の前に名前がないものは、木根さんです。


そんなご無体な

「Talk & Live Vol.9、埼玉からはじまって、今日が2日目です。
今回は、7年ぶりに出した『Life』というアルバムの曲を中心にやっています。
・・・7年ぶりって、アルバムを出すのが7年ぶりじゃないよ? ミニ・アルバムは出していたからね。
さすがにそれだけ活動していなかったら、こんなにお客さん入っていないと思う(苦笑)」

「7年ぶりの、フル(ここにアクセントをつけて)アルバムということで、力、入ってます。
それぞれの曲については、いろんなところで話しているので、詳しくは話しません」
(注:『Talk & Live Vol.9』のパンフレットの中に、木根さんによる新譜の曲解説がありました)


『Life』は、ここにいる3人が中心となって作りました。

「今回のアルバムは、ここにいるしゅうちゃんに、何から何までやってもらって。私生活までダメ出しをされました」
ないない、という風に手をふる(首かも)中村さん(苦笑)
「さすがに、それはないか(苦笑)
でも箸の持ち方が、×だから、いろんなところで食事をするたびに直そうかなって思うんだけどね」
空中で箸を握る仕草をする姿を見た感じでは、ねじり箸っぽかったです。

「もちろん、佐藤真吾君にも手伝ってもらっています。
真吾君のウチで歌を入れたり。・・・仮歌を真吾君の家で歌ったんだけどね。
最近はすごいよね。どこでもレコーディングができる。ホテルとかでもできるんでしょ?
もちろんレコーディングの機材は必要だけど、それだけあれば、どこでもできるハズです」


役得です・・・?

木根「真吾君の家の傍に、すごく美味しい定食屋さんがあって、そこで定食を食べてきました」
佐藤「ごちそうさまでした」
木根「いや、そんな高いものじゃないから。だって定食だよ?」

木根「僕は、安いものをおごるの。ケチだから。・・・そんなことはないか。で、それで感謝されるんだよ。
  安いものをおごって"ありがとうございました"って感謝されるのは僕なんだけど、
  高いものをおごっても感謝されないのが小室(笑)」

木根「『CAROL』ツアーの時に、外国の人が参加していたんだけど。
  ボニータって判る? CAROLの人。・・・CAROLの人って。どうしてそういう説明しかできないんだろう。
  CAROLの役をやっていた人ね。ヨーロッパの北の方の・・・スウェーデンかノルウェーか(笑)
  それじゃ判らないのと一緒だって?」

木根「ほかにも5、6人、外国人のスタッフがいて。彼らと一緒にラーメンを食べに行ったのね。
  食べ終わって、お金を払う時、彼らが財布を探している間に、僕が全員分のお金を払ったら、
  "Thank you〜"って、すごい感謝してるの。
  だって、1杯600円くらいだから、全員合わせても5千円ぐらいだよ?
  そのあとで、通訳の人から、
  "今日のことは一生忘れません、って伝えてくださいって言ってましたよ"って言われた」

木根「別の時に、みんなでディスコに行く時があって。
  そこで、かなり食べたり飲んだりしていて・・・誰がそれを払うのかなと思っていたんだけど、
  みんなもう盛りあがっちゃって、"次行こう、次!"とか言っちゃってるワケ。小室がすごい金額払っているのに。
  だから小室が言っていたよ。"みんな判ってる? 僕が払ったんだよ?"って」


ふたりが動くと、これだけかかります。

「昔、V2っていうバンドがあったの、知ってる?」

「あのふたりがバンドを組むっていうコトを聞いた時から、なんか嫌な予感はしていたんだけど。・・・YOSHIKIと小室だから。
シングル出したでしょ? あれだけで3千万円」


ガクトさんのツアーに行く方は、ツアーが終わってから読んでください(ライヴのネタバレしています)

木根「昨日、ガクトのライヴを見に行ってきました。
  今回のツアーのダンサーの中に、○○の△△がいて(ごめんなさい。聞き取れませんでした)、
  "見に来てくださいよ"と誘いを受けていたので、行ってきました」

木根「彼から話を聞いたんだけど、ガクトのところは、ホントに体育会系みたいね。
  全員・・・スタッフもだよ? ライヴがはじまる前に、全員懸垂150回」

木根「腹筋(背筋かも)200回。・・・しゅうちゃん、茶々丸(chachamaru)さんってギターの先輩だよね?」
中村「先輩ですね」
木根「彼ぐらいになれば、"俺はちょっと"って言って、やらないこともできるんだろうけど、彼もやっているみたいなんだよ」

木根「リハーサルも、毎回1回とおして全部やるんだって。
  それでね、ちょっと動きをミスったりすると、ガクトに叱られるんだって」

木根「・・・小室は飽き性なんだよ。すぐ飽きちゃう。
  練習も、"うまくなり過ぎちゃうと面白くないから"って言って、あんまりやらないし。
  だから同じのを何回もやるってことはあまりない。
  それを聞いたとき小室に、"ガクトを見習った方がいいよ"って言おうと思ったもん」

木根「ライヴも観てきたんだけど。もう、すごいね、彼は。一挙一動がすべて考えられているんだろうね。
  ライヴが終わったあと楽屋に行ったけど、
  ライヴが終わって、すぐ人に会える状態じゃないってことは経験上知っているから、
  きっと時間がかかるだろうなあって思って。その間、ZOOの○○君と話していた」

木根「ダンサーは30人くらいいて、入れ替わり立ち替わり出てくるんだけど、みんな仮面をつけているのね。
  ダンサーって、視野を固定されちゃうとつらいじゃない?
  それをつけて、きっちり踊っているんだからすごい。その仮面がひとつ30万円するだって。
  だから、○○に言ったんだよ。"君のだけ15万円の仮面にしてもらって、15万円もらったら?"って」

木根「そしたら、"木根さん、そんなこと言えないですよ"って言っていたけどね。
  そのあとガクトに会ったんだけど、その時は小室の話をしてきました。
  "小室に会ったら、このライヴを見習うように伝えておきます"って。
  ガクトはマジで笑っていたけどね。・・・初対面で面白い人だって伝えてどうするんだ(笑)」

木根「"今日が何回目のライヴ?"って訊いたら、20回目なんだって。
  ・・・すごいよね。TMだったら絶対に違うアレンジになってる。僕もたぶん違うことをやっていると思う。
  僕も見習わないと。ガクトのところに弟子入りしてこようかな、って思ったもん」


6月6日

木根「今回のアルバムの方向性を中村君と打ち合わせたあと、戻ってジャカジャカやっていたら曲ができちゃったのね。
  ユンカースについて、そろそろ曲を作ろうかなって思っていた時・・・ちょうどその頃。
  飼い主の人から"ユンカースが17才で亡くなりました"っていう電話をもらって。
  ・・・犬としてはすごく長生き。人間にすると100才?」

木根「犬になったことないから、何才かなんて判らないよね。
  人間に直すと100才以上じゃないかな・・・犬としては長生きの方だと思う。
  感謝してることをシンプルに伝える曲にしたいなと思っていて。
  タイトルの6月6日は、ユンカースの亡くなった日です」

木根「いきなりじゃ、"ユンカースって誰?"って思う人がいるかもしれませんが、
  判っていることを前提にして作っています。
  判らない人は、終わったあと、近くの人に訊いてください。
  "ユンカースって誰ですか?" "犬です" ・・・そっけないな。
  "小説の主人公になったり、映画になったりした犬です"ぐらいは話してあげてください」


7年間

「埼玉では『妹』を歌ったんだけど、今日はしょうやん(伊勢正三さん)の歌を、歌いたいと思います」

「そうそう、そのしょうやん。さっき僕が7年ぶりのフル・アルバムという話をしたけど、
本当に7年間、なにもしてなかったのが伊勢正三さん。
ちょうどその、7年ぶりに活動を再開するっていう時に・・・こうせつさんの日比谷野音だったんだけど、
ウツとTOSHIの3人で見に行ったのを、よく覚えている」

「その時、ちょうど楽屋(席?)が隣で、"うわー、しょうやんだー"って・・・感動しているのは俺だけ(笑)」

「挨拶したら、向こうはぜんぜん普通で。
"7年ぶりにギターを弾いて歌うんだよね"って。
"その間、何してたんですか?"って聞いたら、"釣り"だって。すごいでしょ?
僕は7年間、なにもしないってことはできないね」


『Roots of the Tree』

「ファースト・アルバムといえば。これもミニ・アルバムなんだけど、
これを出した時に、(B'zの)松本のラジオに出させてもらったのね。
このアルバムの曲のうち、3曲がシングルになっているから、
"3曲がシングル!? 曲がなくなっちゃうじゃん"って言われたことがある(笑)
普通のアルバムからなら3曲をシングル・カットしても、
まだたくさん残っているんだけど、6曲だからね。本当に曲がなくなっちゃう」


夢を見ました。

「そういえば埼玉で、"ここに、とっこう(表記判らず)が仕込んであるから"という話をしたのね。
"いいところで、パーン(銀テープが飛びだす仕草(笑))っていくから、気をつけてね"って。そしたら、夢に見ちゃった」

「とっこうからパーンって吹き出した瞬間、次の場面では親父の車が燃えているの。
夢だから、ぜんぜんつながりがないんだけど。
親父の車は、僕が子どもの頃の。
"なんで親父の車が燃えているんだろう?"って思っていたら、目が覚めていました」

「今日も、ここにちっちゃいのが仕込んであるから、気をつけてね・・・嘘です」


取材を受けました

木根「そういえば、読売新聞のインタビューを受けました。
  これまでも何回か新聞のインタビューは受けたことがあるんだけど、
  載るのは必ず夕刊だったのね。そしたら朝刊って」

木根「転機になった食べものの話なんだけど。・・・豚汁定食の話をしてきました。
  高速のサービスエリアにある豚汁定食って知らない?」

木根「まだお金のない頃、地方へプロモーションに行った帰りに食べたの。
  サービスエリアの中で、いちばん安かった。慥か200円くらいじゃなかったかな。
  お金がないからとにかく、いちばん安いものを頼むじゃない? だから豚汁定食ばっか」
佐藤「それは豚汁と・・・?」
木根「ご飯とお新香。売れる前、それをよく食べていたという話をしてきたんだけどね」

木根「朝刊に載るっていうから・・・ちょうどいま取っている新聞が読売新聞なのね。だから楽しみに待っているんだけど」
Q(観客より):いつの新聞ですか?
木根「まだ僕も判らない」
(注:11月21日の読売新聞、29面に掲載されました)
Q(観客より):どんな記事ですか?

木根「『お品書き』」
「月曜日の新聞のコーナー」という声を受けて。
木根「月曜日ね。どうやって記事にしてくれているのか判らないから、どうなってるかと思って。
  ゲラとかも見せてくれないの。だからどんな記事になるかも判らない」



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