『Voice two Voice』
2004/9/24 横浜:関内ホール


◇◇第1部◇◇

緞帳が上がると、スタンバっていた木根さん、森口さん。
続いて、バックメンバーの3人が姿を現しました。

1曲目は『Voice two Voice』
 これは、このライブのために書き下ろされた曲だそうです。
 木根さんが作曲で、森口さんが作詞。
 森口さんが主線を歌い、木根さんが途中からハモリで参加しました。
 なんと木根さん、ハンドマイク!
 以前、「ハンドマイクだと、空いた手をどうすれば良いのか判らないから絶対やらない」
 と仰っていましたが、ハンドマイク姿も恰好良かったです(盲目)


緊張しています。

木根「緞帳が上がると、緊張しますね」
そう話す木根さんとは違い、森口さんはテレビで見るいつもの調子でした。
初めてのお客さんもいるだろう、ということで。
まずはお互いの紹介をしながら、トークは進みます。

森口「今年、TMが20周年ということで。おめでとうございます」
木根「TMは楽だよ。そこでギターを首にかけて立っていればいいんだから。
  歌うヤツもいるし、そこには(下手側を指して)演奏するヤツもいるし」


誕生日

木根さんの誕生日が9月26日ということで、森口さん先導のもと、『HAPPY BIRTHDAY』を合唱。
森口「私は24歳の年女ですが、木根さんは?」
木根「今年で47」
森口「もうすぐ50ですね」
木根「50! それは言わないでよ。気にしないようにしているんだから。
  なんだか50って言うと、すごい大台っていう感じがするでしょ?」


『Voice two Voice』

前述しましたが、この曲はこのライブの書き下ろした曲ということで、その紹介も。
木根「普通、ライブのために曲を書き下ろしたりしないけど、今回は特別に」
森口「この会場に来た人しか聴けません」
CD化もしたいけれど微妙、というのは森口さんの弁。


面白い歌を歌う人

森口さんは今、ドラマの撮影をしている、とのことです。
森口「昼ドラで、いきなり○人(たぶん4人だったと思います)の子持ちになっちゃう、という。
  そのドラマで競演している中学生の子が、"お母さんが、森口さんのファンでした"って」
木根「お母さんの世代になっちゃうんだね」
中学生の子のお母さんが歌っていたのが、『ホイッスル』か何かだったらしく。
森口「そしたら、"あの面白い歌、歌っている人でしょ"って言われました」


椅子登場

ステージに椅子が用意され、木根さんと森口さんも座ります。
木根「僕達はゆったりと。"では客席、立ってください"って言ったらどうする?
  変だろうね。"お前たちだけ楽をするな"って」


お酒は23歳まで

森口さんは小学生(中学生かも)の頃、ジャズを聴いていたそうです。
木根「小学生の頃、ジャズを聴いていたの?」
森口「歌の中に人生がすべて描き込まれてる、っていうのがすごいなあって思って」
木根「すごい小学生だね。お酒と煙草という感じじゃない?」
森口「いや、家でレコードを聞いていただけですよ。ジャズバーに行っていた訳じゃないです」
木根「お酒は飲まなかったの?」
森口「お酒は18歳から23歳まで飲んでいました」
木根「そんな正直に話さなくてもいいから(笑)」


発見

『imagine』(ビートルズ)を歌い終えた後。
木根「この曲はもういろんなアーティストに、何千回、何万回って歌われている曲だと思うけど。
  やっぱり歌ってみると、聴いている時と違って新たな発見があるね」


切実なお願い。

やはりというか、さもありなんということなんですが(苦笑)
監督さんから「頼むから、ふたりとも喋りすぎないでくれ」と言われていたらしいです(笑)

森口「木根さん、今日、一生懸命進行しようと思っているでしょ?」
木根「だって喋りたいでしょ? 喋っちゃいけないって言われているから。
  今日はなんとしてでも、俺が進行しないと進まないだろうと思って。だから喋り過ぎちゃダメだよ」
そうは問屋が卸さなかったわけですが(笑)


オーディション

森口さんは松田聖子さんに出逢い、オーディションをたくさん受け、たくさん落ちたという話から。
木根「俺もひとりでオーディション受けたことあるよ」
森口「ひとりでですか?」
木根「ひとりで、ギター持って。・・・でもそのうち、友達の宇都宮君・・・友達にそういうヤツがいるんだけど。
  そいつと一緒に受けに行くようになるんだけど。
  そうやってやっている頃に、小室君から"一緒にやろうよ"という声がかかって、
  僕とウツは一緒にやることになった」


ペ様じゃなくて、ヨン様

続いて『冬のソナタ』話。
ふたりともペ様と言ってしまい、会場に来ていた奥様方たちに訂正されていました(笑)

木根「僕はNHK(BSだったかも)で放送される前に、DVDで買って見ちゃっていました」

木根「失敗したと思ったのは、僕の知り合いに岸本加世子っていうのがいるんだけど。
  用事があって電話したのね。
  そしたら"どうしてこんな時に電話してくるのよ"って言われて、電話切られちゃったんだよ。
  どうやらその日、冬ソナの最終回だったらしくて。
  そのあとちゃんと電話かかってきたんだけど、怒られたね。
  "どうして電話してくるのよ。もう、いいところだったのに"って」

森口「うちのママもハマってましたね。
  いつも帰ったら好きな時間にご飯を食べるんですが、
  その時だけは"博子ちゃん、早くご飯食べちゃっ"って言われて。
  もうこの歳になってまで、食べる時間を決められたくないじゃないですか。
  そしたら、"冬ソナの最終回だからアナタがいると気になるの。
  ヨン様には、お風呂に入って身綺麗にして会いたいから、早く食べちゃって"って言われて」
木根「身綺麗かあ。それいいねえ」
客席には同意されている方が、多数おられました(笑)


幾つ?

木根「実は邦楽の方が良く聞いていた。だって、洋楽だと何言っているか判らないでしょ?」
森口「それは私だって一緒ですよ」
木根「フォークは、ギターが1本あれば、どこでもできるから」
森口「TMとは、ぜんぜん違うじゃないですか」
木根「TMをやれって言われたら、まず機材を買わないといけないから。お金ばっかりかかる。
  でもフォークはギター1本あれば、どこでもできるでしょ?」
そしてギターを抱え、森口さんのリクエストに合わせて何曲か歌いました。
『バラが咲いた』と『走れコータロー』。どちらもワンフレーズぐらいでしたが。
森口さんがリクエストした曲が、ほとんど日本のフォーク初期の曲ばかりだったので。

木根「古いな。幾つ?」
と何度か言われていました。


白い空中ブランコ

木根「知ってる? ビリーバンバンって。『白い空中ブランコ』っていう曲があるんだけど」
森口「えええ!? それ、違ってませんか?」
そして、『白い空中ブランコ』という歌詞に変えて歌う木根さん。
木根「どうしてこうやって、ひとつ歌詞を変えるとぜんぜん違うイメージになるんだろうね。
  白いブランコならゆっくり揺れている感じがするけど、
  空中ブランコになると、すごく揺れているように感じるよね」


神田川

そして、ほかのフォークソングを歌う時、歌詞の先導をしながら歌う木根さん。
木根「俺たちの時代には、こういうのが流行だったんだよ。こうやって歌うのが」
観客席から拍手が(笑)
森口「南こうせつさんとか、そういうの得意ですよね」
ここで木根さんは、『神田川』を歌い始めました。
もちろん、歌詞の先導をしながら(笑)

木根「この曲はやらないだろう。これはちゃんと聴きたい」
森口「違う曲でやっていた気がします」


進行は・・・?

森口「あっ、私コレ言うの忘れてました」
予定にない(?)フォークソングを歌い続け、時間はどんどん過ぎていきます。
そしてみんな歌える曲を、ということで『あの素晴らしい愛をもう一度』を歌いました。


◇◇第2部◇◇

『ずっと好きだった』
・・・これは、同名の本に入っている短編「Still feel loneliness」の朗読でした。


本当にこれ書いたんですか?

朗読を終えた後。
木根「緊張しますね」
森口「このお話は木根さんが書いたものです。この先はどうなるんですか?」
木根「降りていってみたら、実は人違いだったとか。"あ、間違えた"って」
森口「本当にこれ書いた人ですか」



このあと、第2部はそれぞれソロのコーナーでした。
先に木根さんのコーナー。続いて森口さんのコーナー。
ここは時間がおしていたせいか、ほとんどトークはありませんでした。
そして、最後の1曲『あなたがいてくれたから』もまた、このライブのために書き下ろされた曲、
ということで木根さんが再び登場しました。

再び話そうとする森口さんに。

木根「ほら、電車の時間とかある人もいるだろうから」
そう催促して、最後の曲へ。

本当はこのあとアンコールもあったのですが、電車の関係でここまでで時間切れでした。



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