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2004/12/24 東京:渋谷Duo music Exchange
※ 「カッコ」の前に名前がないものは、木根さんです。
2日間参加したため、前日と内容の被るものは削っています。ご了承ください。
3時間
「昨日もここでやったんだけど、終わったあとで怒られちゃった。
"木根さん、ゲストだけで1時間ですよ!?"って。・・・佐藤竹善君、以来です」
「12月24日、クリスマスイヴの日に、ここを選んでくださってありがとうございます。
今日は、いろんな人たちがライブを演っているでしょ?
globeも、渋公ではミッチーが・・・もちろんあの人がドラムを叩いてます」
観客より「NHKホールです」
「NHKホールで(苦笑)」
水入らず?
「昨日、島田歌穂さんがゲストで出てくれたんだけど、
まさか来てくれるとは思っていなかったから、すごく気を遣いましたね。
ほら、来てくれたなら、いい気持ちで歌って帰って欲しいでしょ?」
「これは最初から決めていたんだけど。
日本では24日に彼氏や友達と過ごしたりするけど、
欧米ではいちばん大切な人と過ごす・・・そのいちばん大事な人は家族なんだって。
だから24日は家族で過ごして、25日は彼氏や友達と過ごす。
この間、ペ・ヨンジュンが自分のファンのコトを家族って呼んでいたから。24日は水入らずで」
「ゲストはゲストで気を遣うけど、ゲストがいないということで、また気を遣っています」
譜面台
「僕はフォーク世代で育ったから。そこ(ステージ上、マイクの前を指して)には、譜面台があったんだよ。
この間、伊勢正三さんのライヴに参加させてもらったんだけど、譜面台は、たぶん特注なんだろうね。
この辺に(ギター用マイクスタンド、上半分の中央あたりを指しながら)譜面台がついていて、
この辺に(同マイクスタンド、2つの棒が繋がっているところ)ハープとか、
いろいろ置けるようになっているんだよ。・・・そろそろ俺も作ろうかな、特注で」
『RHYTHM RED』鹿児島公演でのハプニング
ライヴ中、高い位置にあるドラムのスペースから飛び降りた木根さんを見たことがある、という話題から。
「もしかしてそれは、俺がドラムのところから飛び降りたことを言ってる?」
「あの頃は長いツアーだったからなのか判らないけど、終わりの方で、俺、なんでか知らないけどベース弾いてて。
みんなは"飛び降りるな"(手のひらを顔の横で横に振りながら)って、やっているんだけど、
俺には"飛び降りろ"って言っているように見えて。
ホントはみんな"止めろ"って言っていたんだけどね。
最後、ジャンって終わるところで飛び降りて骨を折りました」
口は災いの元?
「これ、ホント悪かったなあと思ったんだけど、
走る前に、日記で、"完走したら何かください"って書いちゃったのね。
それ書いたときは、本当に完走できるなんて思ってなかったから。
だから"完走しました"って書いたら、本当にいろいろもらっちゃって」
「いや、いいからね。そんなつもりで書いた訳じゃなかったから。
ホント、申し訳ないことしちゃったな、と」
ホノルルマラソン(前日のものと合わせて読んでいただくと判りやすいかも)
「これまでもジムとかに通っていたんだけど、やっぱり忙しいと行かなくなっちゃうじゃない。
だから"痩せる"でもなんでもいいから、目的を決めないとと思って。
NACK5の人と会ったときに、"ホノルルマラソンに出てきた"という話を聞いて、
じゃあ俺も走ってみようかな、と思った」
「12月3日。・・・その日しか空いている日がなくて。
午後から仕事が入っていたんだけど、午前中に。その日しかないから早起きして、
自分の家から多摩川沿いに、走れるところまで走ってみようと思って走ってみて。
そしたら思っていたより走れて、もうダメだと思って止まった時点で1時間くらい。
・・・距離にしたら10キロくらい走っていたから、そこでちょっと楽観的になっちゃったんだよね。
でも、まだこの時点で、完走できるなんて思っていなかった」
「すごくたくさんの人が参加しているから、スタートしたばかりは、普通に走ることもできない。
普通に走れるようになったのは、7キロぐらいからかな。
2万5千人くらいが参加してて、そのうち1万5千人が日本人。
末吉とはぐれました。・・・末吉も一緒に走ったから」
「10キロぐらいまでは、確かに足は痛かったんだけど、なんとか走れたもんだから、
"このまま20キロまで行こう"と思っちゃったのが敗因だったね。
あの時点で止めておけば良かったんだけど」
「みなさんは道の真ん中で、誰かの名前を大声で呼んだことはありますか?」
「途中で足がつっちゃって、道路に倒れちゃって。
そこにいないことは判っているんだけど、"末吉~!!"って叫んだ。
・・・両方の足のふくらはぎが痙攣している様子を、はじめて見ました」
「俺が倒れていても、走っている人たちは見向きもしないね。
・・・ひとり黒人のお姉さんに、すれ違いざま、"Are you OK?"って訊かれたから、"No~!"って」
「もうそうなっちゃうと、どこでやめようかとか、そういうことしか考えてないのね。
ほとんど歩くこともできないし。・・・そこから5キロくらいに3時間ぐらいかかっちゃった」
「もう少し行くとUターンしてきた人たちと、すれ違いに走るところがあるんだけど。
こう、半分に道が仕切ってあってね。
そこに出てしばらくたったら、ようやく末吉が走ってきて、"木根さん、大丈夫ですか!?"って。
"なんでお前は、そんな先を走っているんだ"って。
もう遅いよ。でもそこにいてもどうしようもないから"先に行け"って言って、先に行かせて」
「8時間15分くらい。リタイヤする人もいるから、俺が2万1千番くらいだったかな」
自転車好きです。
木根「修ちゃんは自転車好きだよね」
中村「時間がある時は乗ってますね」
木根「今日は自転車で来たの?」
中村「今日は車で」
木根「ウチの近くまで自転車で来たことあったよね。ウチ、多摩川沿いの郊外の方なんだけど、そこの近くまで」
中村「そう。多摩川沿いに行けるところまで行こうと走っていたら、
木根さん家の近くまで来ていたんで電話しました。最近は、そんなに乗ってないけど」
木根「あれは夏だっけ。今は寒いから乗らないの?」
中村「・・・関係なく乗ってますね」
メリークリスマス
木根「せっかくだからみんなで乾杯しようか」
この日も木根さんの手には、赤ワインの入ったグラスがありました。
木根「ふたりも貰った? それはシャンパン?」
佐藤「ですね」
木根「それでは、みなさんの健康と・・・違うか。
じゃあみんなでそろって"メリークリスマス"って言おうか。せえの、で」
全員「メリークリスマス!!」
クリスマス・プレゼント
木根「クリスマスプレゼントって、もらったことある? 俺は一度もない」
中村「あるよ」
木根「ええっ1? ある? 俺らの時代ってあった? そんな歳、離れてないよな?」
中村さんは微妙な表情(笑)
木根「昭和30年代に幼少期を過ごした、」
中村「木根さんは僕の兄貴と同い年だから」
木根「貰った?」
中村「親の知り合いがアメリカの人と結婚したから、そのせいかもしれない」
木根「佐藤君は?」
佐藤「僕ももらったことないです」
中村「あっ、俺。そのアメリカの人の関係で、
一度だけ米軍基地内で行われたクリスマス・パーティに行ったことがある。
その時、サンタクロースからプレゼントをもらったことを、すごくよく憶えてる。
そのあと、うちの親が先にサンタさんにものを渡しておいて、
サンタさんはプレゼントを渡すだけだったらしいんだけど」
木根「じゃあ、その家それぞれってことかな。
ウチはね、12月31日とかに親父と一緒に買いものに行って、
そこで好きなものを買ってもらっていたから。
俺が憶えているのは"魚雷鑑ゲーム"。魚雷鑑ゲームって知らない?
パチンコの玉が転がるとろこがあって、向こう側に船があって、
当たると船が沈むっていう、簡単なゲームなんだけどね」
叩く方が多い?
「この間京都で、かぐや姫パート2という名前で伊勢正三さんのライヴにゲスト出演しました。
パート1は、僕と坂崎さんと南こうせつさんでやっているから。
今回は、僕と伊勢正三さんと、押尾コータロー君で」
「かぐや姫の曲もやったんだけど、そのあと自分の曲を2曲ずつやって。すごかったよ、もう」
押尾コータロー君が、ですね。
「もう、何やっているのか判らない」
ギターをちょっと弾いて、後はギターを叩く木根さん(笑)
「『戦場のメリークリスマス』という曲を演ったんだけど、ぜんぜん曲に聞こえない。
楽屋戻ってから伊勢さんも言っていたね。"弾くより叩いている方が多い"って」
マジですか。
「こうせつさんもスペシャルゲストという形で来ていたから、そのまま楽屋で打ち上げ、みたいな形になって。
(楽屋で)お酒飲んでいたから、"じゃあ、誰々の部屋に集合"という形になったのね。
でも僕は翌日仕事が入っていたから、そこで抜けさせてもらって。
でもこうせつさんとかいるのに俺だけ抜けるのも悪いから、末吉に"お前、行ってこい"って言って。
翌朝、"昨日、何時までやっていたの?"って訊いたら、"3時まで"って。・・・元気だよねえ」
「次の日仕事だったから、朝8時頃・・・7時台だったかな。でも新幹線に乗ったのは8時台。
僕がホテルから出てきたとき、ちょうど息をきらしたこうせつさんと会って。
"今から仕事?"って言うから、"こうせつさんは?"って訊いたら、"走ってきた"って。
昨日3時まで飲んでいたんだよ?
そしたら、"3時まで飲んでて、8時に起きて(6時とか7時かも)走ってきた。気持ちよかったよ~"って」
NHK FM
「クリスマスと全然関係ない話だけど、してもいい?」
「NHKラジオを聞いていてね。・・・20代の頃はタクシーに乗って運転手がNHKかけてると、すっごいムカついた。
40代も後半になったので、NHKラジオでも聞いてみようかなと思って聴いてます」
「昔と違うのはAMだけじゃなくFMもあること。僕が聞いているのはFM。
そっちの方が、まだ音楽が多いでしょ?
でも夜中になってくると、AMもFMも似たようになってくるんだよ」
「その夜中の番組なんだけど。アナウンサーがあの、NHK独特の調子で話しはじめるんだよ。
"今夜の特集は80年代、ビジュアル系バンドとして一世を風靡したバンド・・・
安全地帯を特集してお送りします"って。
えええっ、安全地帯ってビジュアル系バンドだったんだ、みたいな」
「その後が、"それでは1曲目、聴いてください、『田園』。・・・ビジュアル系バンドが『田園』!?」
しかも安全地帯じゃない(笑)
「これ、絶対本を書く人がいるんだろうけど、絶対狙ってるよね。アナウンサーを笑わせようとか」
心に潤いを。
中村「いいなあ」
木根「何が?」
中村「いい意味で、いい意味でですよ。去年もその前の年も、この時期ライヴに参加させてもらってるじゃないですか。
年末に、このゆるい笑いを聞けて良かった」
木根「ゆるい笑いなんだ」