番外篇 Vol.3
2003/6/29 大阪:心斎橋knave


昼です

「こんにちは。木根尚登です。TMトリビュート、お疲れさまでした。
今日来てくれている人たちも、こんな時間にわざわざ来てくださって、お疲れさまです」

「今回、トリビュートと番外篇が重なって、忙しくなることは判っていたんだけど、
こんなに忙しくなるとは思っていませんでした。
27日にトリビュートが終了して、1日挟んで、気がついたら新幹線に乗ってました」


お酒は、ほどほどに?

木根さんの横に、水の入ったペットボトルなどを置く台があり、
この日はそこにペットボトルの他に、紫色の液体の入ったグラスが置かれていました。

「これ? これはここのお店の人が僕をイメージして、・・・こういうの、なんて言うの?」
(管理人注:たぶん、カクテルだったと思います)

「カクテルを作ってくれたんだよ。ブドウとワインが入っています。
1ヶ月ぐらいおいてくれているみたいなので、機会があったらどうぞ」

「以前、ステージ上でビールを飲んだことがあるんだけど。・・・沖縄でね。
それは11時から5時までっていう、すごいライブだったんだけど。
その時、ステージでビールを一口飲んだら、手は動かないし口も回らなくて。
なんて言うか、酔っぱらってるっていう感じ」
(付け足し:その後、床に置いたビールをこぼしました(笑))


トリビュート

「TMトリビュートが6月27日で終了しました。
ラストということで、東京だけアンコールを3曲やりました。
・・・大阪を返せって感じだよね」
大阪ではアンコール、1曲のみだったそう。
そこへ観客から「福岡も1曲だった」という声があがったため。

「何? 苦情があったら受けつけるよ。トリビュートはリーダーだったから。
みんなに話しておくから、なんでも言って」

「俺は(アンコールを)やる気あるんだよ。
ただほら、ヴォーカルがね、いつも本編だけで、いっぱいいっぱいでやってるみたいだから。
東京の時も、本編終わってはけてきたら、"アンコール、やらなきゃダメかな?"って訊くんだよ。
俺たちに訊くなって。
俺に訊かずに、一度ファンの前で言ってみたらいいんだよ。
"やらなきゃダメかな?"って」


トリビュート話 その2

「トリビュートでは、ウツとふたりでいろいろやった。
このライブは、フォークパピリオンのひとりヴァージョンみたいなものか。・・・そんなことはない」

「大阪では、何歌ったっけ?」
観客より「『異邦人』と『五番街のマリーへ』」
「ああ、いい感じだね。大阪はまだ選び放題の時だったから。
今回はバンド形式でやろうってことだったんだけど、そういうのが載っている本もあんまりなくて。
だんだんネタが減っていって、選曲するのにウツが悩んでた」

観客より「ライブ、DVD化するんですか?」
「その予定でいるけどね。それができなければ、ファンクラブで出すとか。
僕たちはそのつもりだけど、リーダーが・・・僕じゃなくて、TMの方のリーダーね。
彼にまだ許可を取っていないから、彼のね、」
言葉を濁して、その先は言いませんでした。

「TMトリビュートの時は、ハワイまで1泊3日で伺いをたてに行って来たんだよ。
だから今回もDVD出していいか、訊きに行ってこなきゃいけない」
(注:めでたく2005年に、DVD化されました)


本番には強い?

「TMトリビュートが決まった時、"TMはヴォーカルじゃないからいいだろう"とか思っていた。
いや、別にTMの方、手を抜いているってわけじゃないよ。
そうじゃないけど、ほら、TMと並行して番外篇もやっているでしょ?
TMには来れたけど、番外篇に来れなかった人もいるだろうし。
その逆の人もいるだろうし。だから格差ができちゃいけないと思って」

「TMは(キーが)高いんだよ。だから結局、(普通のソロのライブと)同じようになっちゃった。
いちおう、いろいろやっていたんだけどね」

そうして『THE POINT OF LOVERS' NIGHT』のハモリパートを歌う木根さん。
でも声が出ていない(笑)
歌った場所は「電話ボックスに忘れた〜」のところでした。


「リハの時、ぜんぜん出なかったから、本番もやばいかなと思っていたら、
本番になったらすぱーんと気持ちよく声が出た」


じじい同士の会話?

「この間、まっちゃんと山田ワタル君と・・・なんか昔のTMみたいだね・・・と一緒に飲んだんだけど、
みんなそれなりに歳をとったんだよねえ。
あのまっちゃんがね、"最近ライブをやっていると、来てくれている人たちに、
すごく感謝の気持ちが沸いてくるんだよ"って言うんだよ。もう、じじい同士の会話」

「昔、若かった頃は自分のことで精一杯で、そういうことを考えている余裕がなかったけど、
だんだん歳をとるごとに、そういう気持ちになる。
"いまひとりでライブハウスを回っているんだ"って言うと、"そうかぁ。がんばれよぅ"って」


いい経験になりました。

「東京の2本はカメラが入っていたので、いつもより多く回ってみました」

「どうせならできるだけ使ってもらいたいでしょ。
あれ(画面割り)もテンポが必要なんだよ。ウツがこう動いたから、こう動こうとか。
前、毎週のようにテレビに出させていただいていた頃は、
ときどき"俺は何しているんだろう"と思ったこともあるけど、あれはあれで、いい経験になった」

「カメラの赤いランプがつくと、それまで適当に弾いていても、そこだけ気合いをいれて弾く。
スタジオとか広い場所で、そういうのが判らない時は、見ているスタッフとかに、
"あそこは木根さん、抜かれているので気を抜かないでください"って教えてもらっていた。
はじめは素人みたいなもんだから、そうやってだんだん鍛えられていくの」


トリビュート、NHKホール

NHKホールでのライヴ中、ギターを投げたそうです。
(どうやらポール・マッカートニーのライヴDVDを見ていて感化されたらしい(笑))

「人間って不思議だよね。気がついたらギター投げていたんだよ」

「投げる前、袖にいるスタッフと、打ち合わせをしていたわけじゃなかったから、
投げたら、必死の形相で受け取っていた」

「その日の評判が良かったから、翌日も投げたんだけど、ネックが下になっちゃって。
投げたギターが高かったから、そこから投げるのを意識的にやめました。
でも、東京ラストのアンコール、2曲目(『ALL-RIGHT ALL-NIGHT』)かな。そこで投げました」


良好です。

「つい先日、人間ドックに行ってきました。今日は何日だっけ?」

「24日に。こんなに忙しい時期に行かなくても、と思うけど。
あれって予約をしないといけなくて。そうしたら、ちょうどこの忙しい時期になっちゃったんだよ。
こんなに忙しいから、結果は散々かなって思っていたんだけどね。
検査が終わったあと・・・もちろん時間のかかる結果は別として、
お医者さんから、良好だっていうお墨付きをもらいました。
毎朝、歩いているのがいいのかな」

「最近は忙しくて、夜中の12時頃公園を歩いていたら、犬にうさんくさい視線を向けられました」


東北スペシャル

「これから東北スペシャル。仙台、秋田、青森だったかな。
東北を回ります。青森には友達が自転車でやってくることになっています。
COLORSの福島ってヤツなんだけど。相方の石山ってヤツに、
"おまえは下北半島についてどれくらい知っているんだ"って言われて、
自分が下北半島についてまったく知らないってコトに気がついたんだって。
どうしてそこから自転車で回ろうって思うのか、僕には想像できないんだけど」

「昨日だっけ。東京を出発して、僕が青森に行く頃に、
ちょうど青森ぐらいにいるらしいから、なにかおごってあげようかと思って」

「一昨日も、本当はトリビュートのラストだったから、打ち上げがあった。
"仕事があってライブには行けなかったから打ち上げだけは顔を出します"ってウツの携帯にメールが入ったのね。
でも次の日の朝、6時ぐらいに東京を発つらしくて、
あとから"仕事が長引いて、明日朝早いので、やっぱり行けません"っていうメール(電話かも)が来た」

本当に朝6時頃に、自転車(ママチャリという話)で出発したらそうです。
28日に福島さんの見送りに行ってきたという人が会場にいて、
その人は、福島さんから木根さんへの伝言をもらってきたそうで。
観客より「"青森に着いたらおいしいものをおごってくださいって木根さんに伝えて"って言われました」


「すごい。メールとかじゃなくて人を使って伝言だよ。人を使った伝言なんて初めてだ。
じゃあ、青森に着いたら、おいしいものでもおごってあげようかな。
青森では歌ってもらうのはムリだから、前説でもやってもらおうかなって思ってます」



ブラウザを閉じてお戻りください。

トップへ戻る