Talk & Live Vol.8
2003/12/27 原宿:クエストホール

※ 「カッコ」の前に名前がないものは、木根さんです。


ストレス

「僕、ストレスが溜まるなんて思ったことなかった。
好きな職業について、歌を歌ってられるわけだし。
自分のつきたい仕事につけた人ばっかりじゃないと思うんだよ。
その人たちに比べれば、自分の好きなことをやれているわけだから、ストレスが溜まるなんて思っていなかったのね」

「僕たちが若い頃は、ストレスなんて言われたことなかったけど、
最近は、なんでもかんでもストレスのせいになるよね。
それがあながち間違っていないというのが、もう原因として判って来ているんだよ。
・・・あるとき、お腹のところに湿疹ができて、皮膚科に行きました」

「先生に見てもらったら、"ストレスですね"って言われて。
内心では"なんでもストレスのせいにすればいいってもんじゃないだろ"って思ったんだけどね。
そのとき、"ああ、俺でもストレス溜まるんだ"って」


メンバー紹介は、ストレスについて

●ベース・宗さん
木根さんの話を受けて。
宗「僕も、お腹がかゆくなったことありますよ」
木根「えっ!? 湿疹ができたの?」
宗「そう」
言いながら脇腹あたりを掻く宗さん。
宗「ストレスだったんだ」
木根「ストレス解消法は? 僕は身体を動かすこと。サッカーをやったり見たりすることね。宗君は?」
宗「参考にさせて頂きます」

●ドラムス・べーあん
木根「べーあん、その身長はストレス?」
阿部「えっ!? ストレスなんだ。ストレスか」
木根「それは失礼だね」
阿部「いいよ、ストレスで」
木根「いいの?」
阿部「うん」
木根「ストレス解消法は?」
阿部「宗にあたる」
木根「べーあんと宗君って、すごく仲いいじゃない。だからこの間、宗君に聞いたんだよ。
  "べーあんと仲良さそうだけど、本当のところはどうなの?"って。そしたら"実は大変なんです"って」
冗談です、たぶん(笑)

●キーボード・佐々木真里さん
木根「真里さんは明るいから、ストレスなんてないんじゃない?」
佐々木「あんまりないですけど、たま〜にご飯が食べられなくなるときがありまして。4年に1回ぐらい」
木根「ストレス解消法は?」
佐々木「散歩」
木根「お金、かからないねえ」

●ギター・中村さん
木根「ストレス解消法は?」
中村「ストレスってやっぱり、人間関係がいちばん辛いじゃないですか。
  僕たちはこうしてライブをやるときは、上手い下手は別にして、好きなメンバーを集められるじゃないですか。
  だからどうしても、そういうメンバーばっかり集まってきちゃうけど」
木根「そうじゃない人が世の中は多いからね。"この上司の下でだけは働きたくない"とか」
中村「だから、その方たちに比べれば、恵まれていると思うんですけどね。
  なんだか、真面目な話になっちゃいましたね」
木根「真面目でいいんだよ。それで、ストレス解消法は?」
中村「やっぱり、ここもそうですけど、笑うことですかね」


それはとてもうらやましい。

「僕、すっごい小心者だから、ぜったい気がちいさい方だと思っていたんだけど。
この前、実はそうじゃないってことに気がついたんだよ。
なにか気になることがあって、寝る前とかに考えていても、すぐに眠れちゃうんだよ」

「気がちいさかったりすると眠れなかったりするみたいだけど、俺はすぐ」
いびきをかくマネ(笑)
「この人(べーあん)は、気になることなんかがあると、もうぜんぜん眠れないんだって」
べーあんは頷いていました。


うーん?

「今回は年齢だけ(ライヴをやる)ということで46本回って来て、今日がその最終日になります。
回っていたという充実感はあるけど、"やった。終わる〜"という感じではないね。だから泣かないよ?」

「今回のことより、もう次のことに頭が行っているから。
これが終わったら休もうとか、そういう気にはならないね。でも、その方がいいでしょ?」


もう遅い?

『チェラムジカ』がはじまる寸前に。
「すっかり言うの忘れていたけど、今回のライブは1部、2部の2部構成でやらせていただきます」


--encore--

それも面白いですが。

「今日はどうもありがとう。最後ということでなのか、いつもより丁寧におじぎをしている自分がいます。
ここまではなんとか無事に、おおきなミスもなく・・・なかったよね?・・・ここまで来ていますが」
※よく木根さんは、あとすこしで終わるというところで、素敵なポカをやります(笑)
「よく、ここらへんでやるんだよ。まだあるから最後まで気を抜いちゃダメだね」


『青空』

「今回はずっと最後に同じ話をずっと繰り返してきました。
ちょうど『青空』という曲をレコーディングしたとき、NYでテロが起きて。
"こんなことしてていいんだろうか"とか思った瞬間もあった。
それから戦争が終わるかと思ったら、今もずっと続いていて」

「だから今の話をみっこちゃんにして、それを詞にしてもらいました。
今回、こうやってやろうと決めて、やり続けてきて、ひとつだけ思ったことがあるのね。
ひとりでこんなことをしても、なんにもならないんじゃないかとか、そういうことも思ったけど。
こうしてひとりの心が変わって、そうしてその心がどんどん広がっていけば、
この世界(戦争)も変わるんじゃないかと思います」


全員紹介。

「ラストということで、今回、このツアーに参加してくれた人たちを紹介したいと思います。
たまにはスタッフから言ってもいいかな」
マネージャーの末吉さんを筆頭に、照明、音響、突貫、舞台監督、PAさんなどの名前をあげていく木根さん。
ひととおり名前を呼んでから、

「みんなステージに出てきてよ」
それでもやっぱり出てこなくて。
「みんなそこでいいって言うんだよ。じゃあ、曲が終わったら最後に出てきてもらおう」
でも結局、スタッフさんはステージに出てきませんでした。たぶん(苦笑)


続いてメンバー紹介

今回のライブの感想を聞きながら、かな。

●宗さん
宗「楽しかったです」
木根「気象予報士に役立ちそう?」
頷く宗さん。ええええ!?

●べーあんさん
宗さんが自分の場所を空けて待っていたんだけども。そこをべーあんさんが指さすと。
木根「自分の場所に戻ってから」
そうして、べーあんは機材で躓く(笑)
でも、べーあんがなにを話したのかは憶えていません。


●真里さん
シンセの横で丁寧にお辞儀をしてから。
木根「どうだった?」
佐々木「もっとやりましょうよぅ」

●中村さん
中村「楽しかったです」
話のしすぎで、初日東京ではリハがおして開場が遅れたそうです(笑)


来年の抱負

●宗さん
宗「今年も歩いたりいろいろやってきたのですが、来年も引き続き健康を、」
木根「天気予報士は?」
名古屋でもありましたが、これは間違い(笑) 正確には気象予報士です。
宗「それもやっていきます」

●べーあんさん
阿部「趣味の方を、もうすこし」
木根「じゃあ、来年は写真屋開業か」
阿部「それは、しない」
木根「はい、並んで並んで〜。もうすこしこっちへ寄って〜。はい、チーズって」
阿部「だから、やらない」
木根「修学旅行とか行ったら、ついて行っていたりな」
阿部「ついていかない。そんな時間はない」

●真里さん
佐々木「演技の勉強を、」
宇都宮さんのライブで演技をした、という話をしていたため、大喝采(笑)
佐々木「嘘です。冗談です」
そんな真里さんは、ドラマなどで、ピアノを弾く手だけ出演したことがあるそうです。

●中村さん
真里さんの話を受けて。
中村「演技の勉強」
ここで笑いすぎて、中村さんがなんて言ったのか憶えていません。


そうして、『REMEMBER ME?』が終わったあと。
スタッフからメンバー全員に花束が渡され、それを木根さんに渡しました。



--w encore--

もう、大人なんだから

「何? 僕は花を取りにきただけだよ?」

「花を置いてっちゃ、せっかくもらったのに失礼でしょ?」
木根さんは受け取った花束を、ステージに置いていってしまったのでした。
「みんないい大人なんだから、もう判ってるでしょ? どこまでが曲を用意してあるのか、とか」


木根さんの抱負

「来年は20周年もやります」
拍手と歓声。
「TMもあるけど、その合間を縫って、ソロもやっていきたいと思います」


これで最後です。

「まさかw encoreしてもらえるとは思っていなかったので。
じゃあ今回、日替わりで歌っている曲で、1曲だけ歌ってない曲があるんだけど判る?
『誰かが君を愛してる』っていう曲。でもあの曲、アコギなんだよね」
『青空』が弾き語りのため、ステージ中央にシンセピアノが置いたままでした。
「ピアノふたりで。・・・ま、いいや。適当にやるから。やっちゃえば、なんとかなるから。
じゃあ、本当に最後です。『誰かが君を愛してる』」



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