『NEVER TOO LATE 夢のつづき』


1枚目のミニ・アルバムに続き、2枚目もミニ・アルバム。

1枚目は、"木根尚登"を表現した、名詞のようなアルバムだったので、
2枚目は、音楽的に外に向かってみよう、というのが、コンセプトだったようです。
個人的には(2枚続けてミニ・アルバムだったせいかもしれませんけど)、
「1枚目と合わせてフル・アルバム」と言っていた記憶の方が強かったりします(苦笑)

この『NEVER TOO LATE』と『Roots of the Tree』が、
2枚セットになるように作られているかどうかは判らないのですが、
収録されている曲順と、曲の雰囲気とを比べてみると、
1枚目と対応しているような気がするんですけど、どうでしょうか。


どうでもいい話ですが、番外篇9の名古屋公演(2009/5/30)で、
「今なら1枚目と2枚目の製作費でアルバムが10枚作れる」と話していたのが忘れられません(ぬるい笑み)



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『Not Too Late』
【作詞:小室みつ子/作曲:木根尚登】

「作ってみたらとてもTMっぽくなったから、メンバーにコーラスやってもらおう」と確信犯的に作ったせいか、
とってもTMちっくな曲(笑)

アルバムタイトルとはタイトル違いますが、このアルバムを端的に表している曲で、
「何かを始めるのに遅すぎることはない」というメッセージが込められています。

宇都宮さんのアルバムの時もそうなんですが、
宇都宮さんの後ろから木根さんの、木根さんの声の後ろから宇都宮さんの声が聴こえてくると、
嬉しくてにやにやしてしまうのはどんな病気ですか?(判っているのに訊くな(笑))

これも久しく生で聴いてないなあと思い、過去のツアーのSet Listを見ていったら、
私が観たのは、2000年の『T&L Vol.6』が最後。
しばらく聴いてないので、久々にライヴで(できれば本篇で)やらないかなあ(苦笑)

もう記憶が薄れてつつありますが、ライヴでは冒頭に来ることが多い曲。


『もう 戻らない』
【作詞:北井いずみ/作曲:木根尚登】
(1993/7/21にシングルとして発売。c/w『Don't Turn Away』)

『子子家庭は危機一髪』のオープニング・テーマ曲。

私の中では、なんだかキラキラしているイメージが強いです。
メロディーがキャッチーだからかもしれませんが、"もろシングル曲"というイメージが強い。

ちなみに高校生の頃(かな?)、はじめてカラオケで歌った時、
大サビで転調していることに気づいて、驚いた憶えがあります。
いやだって、あまりに違和感なく転調していたんですもの!(言い訳)


『夜明けのスロー・ボート』
【作詞:小室みつ子/作曲:木根尚登】

『H2O』系のイメージで、という木根さんの依頼によってできた、(ちょっと)大人な歌。
個人的には・・・って、もういいですか?(笑)

『H2O』同様、Saxのメロディが印象的。

この曲は、初のソロツアーだった『NEVER TOO LATE』ツアーと、
2004年に行われた『番外篇 Vol.4』でしか演奏されていません。
そのため『番外篇 Vol.4』にて初聴きだったワケなんですけども。
このツアーには1回しか参加していないので、生で聴けたのは1回だけ。
その時の記憶がもうないので(苦笑)、そろそろライヴでやりませんか。木根さん(笑)


『時代を抱きしめ』
【作詞・作曲:木根尚登】

アルバムの中では、かなり早い段階でできた曲らしいです。

この曲のイメージをみつ子さんに話したことが、『Not Too Late』の歌詞に繋がったようです。

初期のソロツアーや番外篇で、ライヴの終盤に演奏される機会が多かったという気がしていたんですが、
そう・・・でも、ありませんでした(苦笑)

ちなみに『T&L Vol.3』以降、私は生で聴いていないのに、
かなりの回数、生で聴いているような気がしていたんですけど・・・なぜなんでしょう?(苦笑)


『レイニーブルースが聞こえる』
【作詞:緑川久美子/作曲:木根尚登】

字余りの曲を作りたいと思って、木根さんが作られた曲。
木根さんの歌は、どちらかといえばメロディ先行な気がするのですが、
この曲は、詞の方が先にできていたんだそうです。

それよりも『T&L Vol.4』で久々に(?)唄った時、譜割りを間違えていたという記憶が強い曲(それもどうかと(汗))
こういう揚げ足を取るようなことを憶えているのは、私がこの曲をとても好きだからですね(笑)

フォーキーな匂いがするせいか、ライヴでの演奏回数が多いような気がしていたのですが、
これも、それほどでもありませんでした(苦笑)
沖縄公演だとか、木根さんと英美さんとハーモニカバトル(懐かしい!)だとか、
(観客というか私も(苦笑))一緒にハーモニカ吹いたりしていたので、記憶に残りやすい曲だったのかもしれません。

個人的には。
字余りの詞であることに抵抗はありませんが、すこしずつ歌詞が変化しているのがつらいです(苦笑)


『君がいた夏』
【作詞・作曲:木根尚登】

本来なら、学生の頃の歌詞なのに、大人になってから青春時代を懐古している歌だと感じてしまうのは、
ノスタルジーを感じさせるようなメロディだからでしょうか。
聴くたびに、懐かしいような、どこか切ない心持ちになります。

この曲も『夜明けのスローボート』と同じく、
『NEVER TOO LATE』ツアーと『T&L 10th anniversary』でしか演奏されていなかったのですが、
『番外篇Vol.6』(2006)の前にライヴで演って欲しい曲のアンケートを採ったところ、
この曲を上げた人が多かったようで、『番外篇7』(2007)の名古屋公演(夜)でも演奏されました。

私が生で聴けたのは、ソロになってからのライヴだけなのですが、
イントロでこの曲のフレーズが出てきた瞬間、感激の声を上げそうになります。
だから、できればもうちょっと演って欲しいんですけど、ねえ(苦笑)


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参考:『A TREE OF TIME』(木根尚登/ソニー・マガジンズ)

2007/4/20(2009/10 加筆修正)


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